トランザクション照合における削除処理中の動作

  • 「照合タイプ」は処理中はロックされるため、トランザクションのインポート、自動照合および対話型照合などの他のタスクを削除プロセス中に実行することはできません。

  • システムで検証チェックが実行され、「残高の比較(トランザクション照合あり)」または「勘定科目分析(トランザクション照合あり)」にリンクしているプロファイルに、会計日付がロック期限よりも後であるパージ対象の照合済トランザクションがないことを確認します。削除対象のいずれかのトランザクション(または調整)に、会計日付がロック期限よりも後であるトランザクション(または調整)が少なくとも1つある場合は、ログ・ファイル・メッセージが生成され、そのプロファイルのパージは無視されます。

  • 照合コンプライアンスと統合されたトランザクション照合プロファイルの場合、パージに指定した日数よりも経過期間が長い未照合のトランザクションがプロファイルに1つ以上含まれている場合、どのトランザクションもプロファイルからパージされません。

    未照合のトランザクションの経過期間を決定するには、「未照合のトランザクション」タブまたは「トランザクション照合」カードの「トランザクション」タブを使用し、経過期間(降順)または日付(昇順)をソートします。パージ操作の完了を妨げている未照合のトランザクションを確認できます。

  • 削除後に残高サマリーは更新されません。

パージされた日付およびトランザクションのパージ

  • 「勘定科目分析(トランザクション照合あり)」または「残高の比較(トランザクション照合あり)」方法を使用するプロファイルの場合:
    • トランザクションがパージされると、「パージされた日付」が記録され、この日付は「照合」ダイアログにプロファイルのプロパティの一部として表示されます。

      パージ終了日は、トランザクションがパージされる前の最新の期間終了日です。たとえば、一連の照合済トランザクションが2022年12月11日にパージされると仮定します。この日付は2022年12月の期間に属し、この期間の終了日は2022年12月31日です(月次期間が使用されているとします)。したがって、この一連のトランザクションのパージ終了日は2022年12月31日に設定されます。

    • 照合セット内の1つ以上のトランザクションの会計日付がパージ終了日より前である場合は、トランザクションをパージできません。

  • 「トランザクション照合のみ」方法を使用するプロファイルの場合、「パージされた日付」は記録されません。
  • 未達の照合を照合解除または削除することはできません。これにより、以前に照合されたトランザクションがパージされた期間の照合残高が再計算される可能性があります。これは、照合に関連するトランザクションの最も早い会計日付とパージ終了日を比較することによって行われます

Note:

運用照合を実行するには、プロファイルで「トランザクション照合のみ」方法を使用することをお薦めします。