Account Reconciliationユーザーおよびそのタスクについて

照合プロセスに関与するユーザーには、サービス管理者、パワー・ユーザー、ユーザー(策定者、レビュー担当者、コメント作成者といったワークフロー・ユーザーを含む)および参照者といった様々なユーザーがいます。

  • サービス管理者

    サービス管理者は、ポリシーに準拠しない場合にトランザクションが保存されたり、照合が送信されたりしないように構成されるルールを使用して照合内で行えることを制御します。これによって、照合が承認のために提示される前に策定者の作業が正しく行われていることが保証されます。サービス管理者は、セキュリティ・フィルタの作成およびそれらのユーザーへの割当ても行います。

  • パワー・ユーザー

    パワー・ユーザーは、プロファイルを追加および保持します。プロファイルがセキュリティ・フィルタ内にある場合、パワー・ユーザーはそれらのプロファイルから照合を作成できます。この機能は、プロファイルおよび照合のローカル構成に熟練した従業員の参加を必要とする分散照合プロセスを持つ企業向けに設計されています。通常、この役割は、地域の照合管理を担当するユーザーに割り当てられます。

    プロファイルおよび照合の許可は、勘定科目セグメントのセキュリティ・フィルタを通じて行われます。たとえば、パワー・ユーザーAに、セグメント1が100でセグメント2が12で始まるプロファイルまたは照合のみを対象として許可を付与できます。セキュリティ・フィルタを作成して、各パワー・ユーザーに割り当てます。

  • ユーザー

    ユーザーには、次のワークフロー・ユーザーが含まれます。

    • 策定者は、残高の正当な理由を示します。理由は、残高と残高の比較、または勘定科目分析の形をとる場合があります。この場合、策定者は残高を構成する項目の理由または差異分析タイプを指定します。照合のスタイルは、管理者によって割り当てられたフォーマットに基づきます。管理者は標準フォーマットのライブラリから選択したり、カスタマイズしたフォーマットを一から作成できます。照合を処理する際、策定者は必要に応じて残高の正当性をサポートする照合アイテム、残高の説明、添付、コメントを入力します。
    • レビュー担当者は、承認プロセスを担当します。照合には最大10人のレビュー担当者を割り当てることができ、毎月、四半期ごとまたは勘定科目内にリスク条件が検出された場合に動的に承認が実行されます。リスク条件は、(現在の期間または前の期間の)照合の残高または内容に基づいて定義され、一定範囲の前期間の統計上の動きに基づいて定義されることもあります。
    • コメント作成者は、照合に追加コメントできるユーザーです。
  • 参照者

    参照者は、照合に対して表示アクセスのみ行えます。