照合ルールによって照合がどのように行われるかが決まります。
ルールは、日付および金額の許容範囲について構成でき、差異がある場合は調整できます。
照合ルール・タイプ
次の照合ルール・タイプがサポートされています:
照合ルールの照合ステータス
各照合ルールが照合ステータスを持つことができます。「調整」以外の照合ルールで考えられる照合ステータスは、次のとおりです
候補
確認済
候補(不明なし)
不明な結果(ルール条件を満たす複数のトランザクション)を許可しない、照合候補が指定されたルールを追加します。
確認済(不明なし)
不明な結果(ルール条件を満たす複数のトランザクション)を許可しない、確認済照合が指定されたルールを追加します。
候補(不明)*
確認済(不明)*
「調整」タイプのルールの場合、サポートされている照合ステータスは「候補」または「確認済」のみです。
*1対1の自動照合ルールの場合、不明の照合が多数あるときは、照合ステータス「候補(不明)」および「確認済(不明)」を使用できます。これらのオプションによって、自動照合の実行時に、潜在的なすべての照合が検出されます。ただし、照合パフォーマンスに影響する場合があります。
Note:
ベスト・プラクティスとして、ソース・データに照合目的の参照属性が十分にあることを確認し、データのあいまいさを回避することによって、プロセスの効率を改善できます。照合ルール条件
照合ルール条件は、どの属性を照合相手とするか、およびそれらが正確に一致する必要があるかどうか、または許容差を許可するかどうかを決定します。
照合ルール条件を使用すると、ソース・システムとサブシステムの属性間のデフォルトの関係を定義することで、複数ソースの照合プロセスの照合ルールを定義しやすくなります。
許容差の限度
許容差の限度には、トランザクション照合で2つの値を照合するときに許容される差異を指定します。数値またはパーセンテージで表現できます。
たとえば、照合ルールで金額に-10から+10の許容差限度を指定したとします。次に、ソース・システムとサブシステムとの金額の差が10以下の場合、それらの金額は完全に一致していると見なされます。ソース・システムの金額が26000で、サブシステムの金額が25990であるとします。これらの値の差は10で、指定された許容差の10以下のため、これらの値は完全一致と見なされます。
詳細は、トランザクション照合エンジンについての「許容差の評価」を参照してください。