トランザクション照合の設定

管理者は、パフォーマンスを向上させ、トランザクション照合を使いやすくする設定を構成できます。

構成可能な設定には、検索モード、未照合のトランザクションのインライン編集の有効化/無効化、およびトランザクションのパージのバッチ・サイズが含まれます。

トランザクション照合の設定を構成するには:

  1. ホームから「アプリケーション」「構成」の順にクリックします。
  2. 「システム設定」タブで、「トランザクション照合」を選択します。
  3. トランザクション検索のパフォーマンスを調整するために、「検索モード」を設定します。次のいずれかのオプションを選択してください:
    • 標準: デフォルトのデータベース問合せ最適化を使用します。
    • 並列モード: 並列モードのデータベース問合せ最適化を使用します。通常の検索が1つの照合タイプ内のすべての勘定科目を対象としている場合、このモードを選択します。これがデフォルトの設定です。
    • 完全スキャン・モード: 完全スキャンのデータベース問合せ最適化を使用します。通常の検索で単一勘定科目の選択が必要である場合、このモードを選択します。
  4. 「未照合のトランザクション」ダイアログで編集可能な属性の値のインライン編集を可能にするには、「インライン編集を可能にする」を選択します。

    これは、すべての編集可能な属性およびすべての未照合トランザクションに対するマスター・オン/オフ・スイッチとして機能します。新規アプリケーションの場合、「インライン編集を可能にする」のデフォルト設定はONです。既存のアプリケーションの場合、この設定が構成されていないときは、デフォルトはOFFのままです。

  5. 「トランザクションのパージ」セクションの「バッチ・サイズ」で、トランザクションのパージ時に使用する必要があるバッチ・サイズを指定します。

    デフォルトは200000です。最小値は1000で、最大値は200000です。

  6. 「トランザクションのアーカイブ」セクションの「バッチ・サイズ」で、アーカイブ内の1つの.csvファイルに格納する必要がある照合済トランザクションの数を入力します。

    デフォルトは、500000です。最小値は10000で、最大値は1000000です。

  7. 「トランザクションのインポート」で、「無効な勘定科目の無視」を選択して、無効な、マップされていないまたはアクセスできない勘定科目を持つトランザクションがデータ・ロード中に無視されるようにします。データ・ロードは成功し、インポート・ログ・ファイルにはロードされなかったトランザクションに関する警告が含まれます。

    この設定を選択しない場合、無効な勘定科目IDまたはマップされていない勘定科目を持つトランザクションがロード・ファイルに含まれていると、インポートは失敗します。

  8. 「自動照合」セクションで:

    • スレッド・プール・サイズ: すべての自動照合プロセスにわたってシステムが並行して実行できる勘定科目の数を指定します。最小値は1で、最大値は32です。デフォルト値は、非OCI環境では10、OCI環境では24です。デフォルト設定は、ほとんどのシナリオに適しています。Oracleサポートから薦められた場合にのみ、デフォルト値を変更してください。この値が更新された場合、変更はサービスの再起動時に有効になります。
    • 最適化: 次のいずれかのオプションを選択します:
      • 標準: デフォルトのデータベース問合せ最適化を使用します。
      • 完全スキャン・モード: 完全スキャンのデータベース問合せ最適化を使用します。

      Oracleサポートから薦められた場合にのみ、デフォルト設定を変更してください。

  9. 「残高のサマリー」セクションで:

    • スレッド・プール・サイズ(OCI環境のみ): 残高のサマリー再計算に対して並列で実行可能なタスク数を指定します。最小値は16で、最大値は32です。デフォルト値の16は、ほとんどのシナリオに適しています。Oracleサポートから薦められた場合にのみ、デフォルト設定を変更してください。この値が更新された場合、変更はサービスの再起動時に有効になります。
    • キュー最適化: 残高のサマリー再計算タスクの送信を最適化します。このオプションはデフォルトで有効化されています。この値が更新された場合、変更はサービスの再起動時に有効になります。