データのレプリケート

データ・レプリケーションでは、レプリケーション・フローを使用して、Oracle Analytics Cloudで分析を行うためのデータを、データ・ソースからデータ・ターゲットにコピーします。たとえば、Oracle Fusion Cloud Applicationsデータ・ソースからOracle Autonomous Data Warehouseにデータをコピーできます。
  1. データ・ソースに接続を設定します:
    1. ホーム・ページで、「作成」「レプリケーション接続」の順にクリックしてから、コピー元データ・ソースのタイプを選択します。
      たとえば、Oracle Fusion Cloud Applicationsデータ・ソースからデータをレプリケートするには、「Oracle Fusion Application Storage」をクリックします。
    2. 「接続の作成」ダイアログで、接続詳細を指定します。
      たとえば、Oracle Fusion Cloud Applicationsからデータをレプリケートするには、Oracle Cloud Infrastructure Object StorageまたはObject Storage Classicインスタンスの接続詳細を指定します。Oracle Fusion Cloud Applications用のレプリケーション接続の作成を参照してください。
  2. データ・ターゲットに接続を設定します:
    1. ホーム・ページで、「作成」「レプリケーション接続」の順にクリックしてから、データのコピー先データ・ソースのタイプを選択します。
    2. 「接続の作成」ダイアログで、データ・ターゲットの接続詳細を指定します。
      たとえば、Oracle Autonomous Data Warehouseにレプリケートするには、Oracle Autonomous Data Warehouse Cloudをクリックします。
  3. ホーム・ページで、「作成」「データ・レプリケーション」の順にクリックします。
  4. 「データ・レプリケーションの作成 - ソース接続の選択」ダイアログで、ステップ1で作成したソース接続を選択します。
  5. 「データ・レプリケーションの作成 - ターゲット接続の選択」ダイアログで、ステップ2で作成したターゲット接続を選択します。
  6. レプリケーション・ターゲットに複数のスキーマがある場合は、「スキーマ」リストを使用して、使用するスキーマを選択します。
  7. 「レプリケート・オブジェクト」領域で、レプリケートするオブジェクトを選択します。
    • レプリケートする各オブジェクトの横にあるチェック・ボックスをクリックします。

      Fusion Applicationsデータ・ソースの場合、レプリケートするビューがリストに表示されないときは、リストの下にある「カスタム・ビュー・オブジェクトの追加」オプションをクリックします。ビューのフル・パスと名前(例: FscmTopModelAM.TaskDffBIAM.FLEX_BI_TaskDFF)を入力し、「追加」をクリックします。

    • 表を選択すると、すべての属性がデフォルトで含まれます。右側のペインにあるチェック・ボックスを使用して、属性を選択または選択解除します。

    • 主キーを変更するには、キー・アイコンをクリックして、「主キーの割当」または「主キーの順序変更」を選択します。主キーをアップサート操作に使用して、レコードを挿入するか、更新するかを決定します。

      索引付けを改善する場合、ベスト・プラクティスは、最も選択する列を最初にして最も選択しない列を最後にするように列を並べ替えることです。これを行うには、主キー列のいずれかのコンテキスト・メニューから「主キーの順序変更」オプションをクリックします。

    • 複数の列を主キーとして使用するには、キーに含める各列の横にあるキー・アイコンを選択します。

    • フィルタに基づいてデータのサブセットをレプリケートするには、「フィルタの編集」をクリックしてフィルタ・エディタを表示し、フィルタ式(終了セミコロンなし)を指定します。使用する式の書式は、データ・ソースでサポートされているフィルタ言語に応じて異なります。一般的なフィルタ言語には、SQLやXMLなどがあります。詳細は、該当するデータ・ソースのドキュメントを参照してください。

      データ・ソース・タイプ フィルタ式の例
      Oracle Fusion Cloud Applications "__DATASTORE__.LookupType not in ('GROUPING_SEPARATOR','HZ_FORMAT_DELIMITERS','ICX_NUMERIC_CHARACTERS')"
      Oracle Fusion Cloud B2C Service (RightNow)

      lookupname like 'Admin%'

      id > 2

      Oracle Eloqua '{{Account.Field(M_Annual_Revenue1)}}' > '2000’

      「検証」オプションを使用して式を検証し、「OK」をクリックしてフィルタを保存します。

    • タイムスタンプに基づいてデータのサブセットをレプリケートするには、「レプリケート元」カレンダ・アイコンをクリックし、開始日を指定します。

      「レプリケート元」オプションは、少なくとも1つの増分識別子列が定義されている表にのみ適用されます。

    • 「ロード・タイプ」を使用して、増分ロードを実行するか、またはフル・ロードを実行するかを指定します。

      「増分」を選択した場合、最初の実行ですべてのデータをレプリケートし、後続の実行では新しいデータのみをレプリケートします。増分更新では、主キーおよび1つ以上の増分識別子列が含まれる表が必要です。

      「完全」を選択した場合は、ターゲット表が初期化され、すべてのデータをレプリケートします。

  8. レプリケーション・ワークブックを保存します。
  9. データ・ロードを開始するには、「レプリケーション・フローの実行」をクリックします。