7 パブリックIPアドレスにデプロイされたデータベースへの接続

Oracle Analytics Cloudを使用して、データベースにパブリックIPアドレスで接続し、エンド・ユーザーがビジュアライゼーション、分析およびピクセルパーフェクト・レポートでそのデータを分析できるようにすることが可能です。

Oracle Cloud InfrastructureにデプロイされたデータベースへのパブリックIPアドレスでの接続

Oracle Cloud InfrastructureにデプロイされたデータベースにパブリックIPアドレスで接続するようにOracle Analytics Cloudを構成し、エンド・ユーザーがビジュアライゼーション、分析およびピクセルパーフェクト・レポートでそのデータを分析できるようにします。

Oracle Cloud Infrastructureにデプロイされたデータベースに接続するための一般的なワークフロー

Oracle Cloud Infrastructure上のデータベース・デプロイメントに初めて接続する場合、ガイドとなる次のタスクに従います。

タスク 説明 詳細情報

前提条件の確認

環境がこの構成に必要な前提条件を満たしていることを確認します。

前提条件

データベース情報の記録

データベースの接続情報を記録します。

データベース情報の記録

データベース・アクセスの有効化

Oracle Analytics Cloudにデータベースへのアクセス権を付与するイングレス・ルールを追加します。

ポート1521経由のデータベース・アクセスの有効化

データベースへの接続

接続を作成してテストします。

Oracle Analytics Cloudからのデータベースへの接続

前提条件

始める前に、必要な環境があることを確認します。

ステップ 説明 注意すべき重要な情報

Oracle Analytics Cloudの設定

Oracle Analytics Cloudをデプロイします。

リージョン

可用性ドメイン

Oracle Cloud Infrastructure上の仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の設定

Oracle Cloud Infrastructure上のデータベース・デプロイメント用にVCNを設定します。

ノート: VCNは、Oracle Analytics Cloudと同じリージョンおよび可用性ドメインに存在する必要があります。

仮想クラウド・ネットワーク

サブネット

同上:

  • リージョン

  • 可用性ドメイン

データベースのデプロイ:

  • Oracle Cloud Infrastructure内のVCNへのデータベースのデプロイ

  • データベースへのデータの移入

  • データベース表の読取り権限を持つデータベース・ユーザーの設定

Oracle Cloud Infrastructure内のVCNにデータベースをデプロイします。

ノート: データベースは、VCNと同じリージョンおよび可用性ドメインに存在する必要があります。

パブリックIP

一意のデータベース名

ホスト・ドメイン名

データベース・ユーザー/パスワード

同上:

  • リージョン

  • 可用性ドメイン

  • 仮想クラウド・ネットワーク

  • クライアント・サブネット

データベース情報の記録

データベースへの接続に必要なすべての情報は、Oracle Cloud Infrastructureコンソールで参照できます。ここで情報を記録して、Oracle Analytics Cloudで接続を設定するときに必要な詳細を入手します。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、左上隅にあるナビゲーション・メニュー・アイコンをクリックします。
  2. 「データベース」をクリックします。「MySQL」で、「DBシステム」をクリックします。
  3. 接続先データベースを見つけて、パブリックIPアドレスを記録します。
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  4. 接続先データベースの名前をクリックし、「一意のデータベース名」「ホスト・ドメイン名」「仮想クラウド・ネットワーク」「クライアント・サブネット」および「ポート」の各フィールドの値をメモします。
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  5. このデータベースからの読取り権限を持つデータベース・ユーザーのユーザー名およびパスワードを見つけて、後で必要になるときに備えてメモしておきます。たとえば、ユーザーSYSTEMです。

ポート1521経由のデータベース・アクセスの有効化

Oracle Analytics Cloudがポート1521経由でデータベースにアクセスできるようにするイングレス・ルールを追加します。

  1. アクセスを許可するOracle Analytics Cloud IPアドレスをメモします。
  2. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、左上隅にあるナビゲーション・メニューをクリックし、「データベース」をクリックします。「MySQL」で、「DBシステム」をクリックします。
  3. 接続先のデータベースをクリックします。
  4. 「仮想クラウド・ネットワーク」リンクをクリックします。
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  5. 適切なサブネットに移動し、「セキュリティ・リスト」「<VCN>のデフォルト・セキュリティ・リスト」をクリックします。
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  6. 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。
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  7. アクセス権を付与するIPアドレスごとに、次の設定で、パブリック・インターネットからの受信トラフィックがこのデータベース・ノードのポート1521に到達できるようにするイングレス・ルールを追加します:
    • ソースCIDR: ステップ1でメモしたIPアドレスを入力します。

    • IPプロトコル: TCP

    • ソース・ポート範囲: すべて

    • 宛先ポート範囲: 1521

    • 許可: 次のポートに対するTCPトラフィック: 1521

Oracle Analytics Cloudからのデータベースへの接続

データベースへのアクセスを有効にした後、前にメモしたデータベース接続情報を使用してOracle Analytics Cloudをデータベースに接続します。データベースへの接続方法は、データをどのように処理するかによって異なります。

  • データをビジュアル化します。

  • セマンティック・モデラーを使用してデータをモデリングし、分析とダッシュボードを生成します。

  • Oracle Analytics Cloudモデル管理ツールでデータをモデリングし、分析とダッシュボードを生成します。

  • ピクセルパーフェクト・レポートでデータを公開します。

データ・ビジュアライゼーションまたはセマンティック・モデラー用のデータベースへの接続

Oracle Analytics Cloudで、データ・ビジュアライゼーション用のOracle Database接続を通常の方法で作成します。データベース接続の作成を参照してください。
前に記録したデータベース詳細を使用して、「接続の作成」ダイアログに入力します。
次の値を指定します:
  • 新規接続名: 接続先データベースの名前。

  • ホスト: データベース・インスタンスのパブリックIPアドレス。たとえば、123.213.85.123です。

  • ポート: データベースへのアクセスを可能にするポート番号。たとえば、1521です。

  • ユーザー名: データベースへの読取りアクセス権を持つユーザーの名前。

  • パスワード: 指定したデータベース・ユーザーのパスワード。

  • サービス名: ピリオドで区切った一意のデータベース名ホスト・ドメイン名で構成される連結名。たとえば、CustDB_iad1vm.sub05031027070.customervcnwith.oraclevcn.comです。

モデル管理ツールでのデータベースへの接続

Oracle Analytics Cloudのモデル管理ツールで、「ファイル」「開く」「クラウド」の順にクリックし、セマンティック・モデルを開きます。クラウドでのセマンティック・モデルの編集を参照してください。
サインインしたら、Oracle Analytics Cloudの接続情報を使用して「クラウドで開く」ダイアログに入力します。
データベースの接続プールを作成します。「物理」ペインで、「DBaaS」ノードを展開してデータベース・アイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックして「接続プール」ダイアログを表示します。前に記録したデータベース詳細を使用して、コール・インタフェースデータ・ソース名ユーザー名およびパスワードを指定します。


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次の値を指定します:
  • コール・インタフェース: 「デフォルト(Oracle Call Interface (OCI))」を選択します。

  • データ・ソース名: 接続詳細を指定します。例:

    (DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=129.213.85.177)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=CustDB_iad1vm.sub05031027070.customervcnwith.oraclevcn.com))

    SERVICE_NAMEには、一意のデータベース名ホスト・ドメイン名をピリオドで区切って連結したものを指定します。たとえば、db1_phx1tv.mycompany.comです。これらの名前を両方ともOracle Cloud Infrastructureコンソールで確認するには、「データベース」をクリックし、「MySQL」「DBシステム」をクリックして、データベースの名前をクリックします。

Oracle Autonomous Data WarehouseへのパブリックIPアドレスでの接続

Autonomous Data WarehouseにパブリックIPアドレスで接続するようにOracle Analytics Cloudを構成し、エンド・ユーザーがビジュアライゼーション、分析、ダッシュボードおよびピクセルパーフェクト・レポートでそのデータを分析できるようにします。

Oracle Autonomous Data WarehouseにパブリックIPアドレスで接続するための一般的なワークフロー

パブリックIPアドレスでOracle Analytics CloudをAutonomous Data Warehouseに初めて接続する場合、ガイドとなる次のタスクに従います。

タスク 説明 詳細情報

前提条件の確認

環境がこの構成に必要な前提条件を満たしていることを確認します。

前提条件

Autonomous Data Warehouseへのアクセスの有効化

Autonomous Data Warehouseクライアント資格証明ファイル(ウォレット・ファイル)をOracle Analytics Cloudにアップロードします。

Oracle Autonomous Data Warehouseへのアクセスの有効化

Autonomous Data Warehouseへの接続

接続を作成してテストします。

Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続

前提条件

始める前に、必要な環境があることを確認します。

ステップ 説明 注意すべき重要な情報

Oracle Analytics Cloudの設定

Oracle Analytics Cloudをデプロイします。

リージョン

可用性ドメイン

Oracle Autonomous Data Warehouseの設定

Autonomous Data Warehouseをデプロイします。

  • Autonomous Data WarehouseをOracle Cloud Infrastructureにデプロイします。

  • Autonomous Data Warehouseにデータを移入します。

  • Autonomous Data Warehouse上のデータベース表の読取り権限を持つデータベース・ユーザーを設定します

ホスト名

ポート番号

サービス名

(これらの詳細は、Autonomous Data Warehouseクライアント資格証明ファイルにあるtnsnames.oraから取得します。)

Oracle Autonomous Data Warehouseへのアクセスの有効化

Oracle Analytics CloudとAutonomous Data Warehouseの間のセキュアな通信を有効にするには、信頼できるSSL証明書をOracle Analytics Cloudにアップロードします。

  1. Autonomous Data Warehouseコンソールで、クライアント資格証明ファイルを取得します。
    クライアント資格証明ファイルとは、ファイルcwallet.ssoおよびtnsnames.oraを含むZIPファイルです。『Oracle Autonomous Data Warehouseの使用』のクライアント資格証明(ウォレット)のダウンロードを参照してください。
  2. クライアント資格証明ファイルからcwallet.ssoファイルを抽出します。
  3. cwallet.ssoファイルをOracle Analytics Cloudにアップロードします。
    1. Oracle Analytics Cloudにサインインし、コンソールを開いて「データベース接続」をクリックします。
    2. 初めてウォレットをアップロードする場合は「ウォレットのアップロード」をクリックし、既存のウォレットを更新する場合は「ウォレットの置換」をクリックします。
    3. 「参照」をクリックし、Autonomous Data Warehouseからダウンロードしたウォレット・ファイル(cwallet.sso)を見つけます。
    4. ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
    5. 「更新」「OK」の順にクリックし、既存のウォレット・ファイルを更新します。

Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続

Oracle Autonomous Data Warehouseへのアクセスを有効にした後、前にメモした接続詳細を使用してOracle Analytics CloudをAutonomous Data Warehouseに接続します。接続方法は、データをどのように処理するかによって異なります。

  • データのビジュアル化

  • セマンティック・モデラーを使用してデータをモデリングし、分析とダッシュボードを生成します。

  • Oracle Analyticsモデル管理ツールでデータをモデリングし、分析とダッシュボードを生成します。

  • ピクセルパーフェクト・レポートでデータを公開します。

データ・ビジュアライゼーションまたはセマンティック・モデラー用のAutonomous Data Warehouseへの接続

Oracle Analytics Cloudで、データ・ビジュアライゼーション用のAutonomous Data Warehouse接続を作成します。Oracle Autonomous Data Warehouseへの接続の作成を参照してください。
次に、新しいワークブックおよびデータセットを作成して、Autonomous Data Warehouseのデータをビジュアル化します。

モデル管理ツールでのAutonomous Data Warehouseへの接続

Oracle Analytics Cloudのモデル管理ツールを使用して、Autonomous Data Warehouseに接続されているセマンティック・モデルを編集できます。
  1. Oracle Analytics Cloud Client Toolsをインストールしたマシンで、cwallet.ssosqlnet.oraおよびtnsnames.oraを、Autonomous Data Warehouseからダウンロードしたzipファイルから次のフォルダにコピーします:
    <Developer Client Tool installation folder>\domains\bi\config\fmwconfig\bienv\core
  2. sqlnet.oraを編集し、ウォレットの場所が次を指すようにします:
    <Developer Client Tool installation folder>\domains\bi\config\fmwconfig\bienv\core
    例:
    WALLET_LOCATION = (SOURCE = (METHOD = file) (METHOD_DATA = (DIRECTORY="C:\ade\admintoolOAC18.2.1\domains\bi\config\fmwconfig\bienv\core"))) SSL_SERVER_DN_MATCH=yes
  3. モデル管理ツールで、「ファイル」「開く」「クラウド」の順にクリックし、セマンティック・モデルを開きます。クラウドでのセマンティック・モデルの編集を参照してください。
    ログインしたら、Oracle Analytics Cloudインスタンスの接続情報を使用して「クラウドで開く」ダイアログに入力します。
    • 「ポート」に、443と指定します。

    • 「ホスト名」に、Oracle Analytics Cloudインスタンスのホスト・ドメイン名を指定します。

    • 「SSL」を選択します。「トラスト・ストア」および「パスワード」に、既知のCAによって署名された証明書を信頼するローカルのJDK/JRE cacertsキーストアを指定します。

  4. Autonomous Data Warehouseに接続します。
    1. 「ファイル」「メタデータのインポート」の順にクリックして「メタデータのインポート」ウィザードを開始し、画面の指示に従います。GUID-480B63BB-F2D4-4D2E-B4DD-F8D2B230DD4B-default.gifの説明が続きます
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    2. 「データ・ソースの選択」ページで、「データ・ソース名」の値として、ダウンロードしたtnsnames.oraファイルにある長いTNS接続文字列を指定します。記述全体をカッコで囲みます。

      例:

      (description=(address=(protocol=tcps)(port=1522)(host=adwc.example.oraclecloud.com))(connect_data=(service_name=adwc1_high.adwc.oraclecloud.com))(security=(ssl_server_cert_dn="CN=adwc.example.oraclecloud.com,OU=Oracle BMCS US,O=Oracle Corporation,L=Redwood City,ST=California,C=US")) )

    3. 「ユーザー名」および「パスワード」に、ADMINユーザーまたは別の適切なAutonomous Data Warehouseユーザーの資格証明を入力します。
これで、モデル管理ツールでデータをモデリングして、Oracle Analytics Cloudにセマンティック・モデルを公開し、Autonomous Data Warehouseのデータを使用して分析およびデータ・ビジュアライゼーションを作成する準備ができました。

Oracle Cloud Infrastructure ClassicにデプロイされたデータベースへのパブリックIPアドレスでの接続

Oracle Cloud Infrastructure ClassicにデプロイされたOracle Database Classic Cloud Serviceに接続するようにOracle Analytics Cloudを構成し、エンド・ユーザーがビジュアライゼーション、分析およびピクセルパーフェクト・レポートでそのデータを分析できるようにします。

Oracle Cloud Infrastructure Classicにデプロイされたデータベースに接続するための一般的なワークフロー

Oracle Analytics CloudをOracle Cloud Infrastructure Classicにデプロイされたデータベースに初めて接続する場合、ガイドとなる次のタスクに従います。

タスク 説明 詳細情報

前提条件の確認

環境がこの構成に必要な前提条件を満たしていることを確認します。

前提条件

データベース情報の記録

Oracle Database Classic Cloud Serviceの接続情報を記録します。

データベース情報の記録

データベース・アクセスの有効化

Oracle Analytics Cloudがデータベースにアクセスできるようにするアクセス・ルールを追加します。

ポート1521経由のデータベース・アクセスの有効化

データベースへの接続

接続を作成してテストします。

Oracle Analytics Cloudからのデータベースへの接続

前提条件

始める前に、必要な環境があることを確認します。

ステップ 説明 注意すべき重要な情報

Oracle Analytics Cloudの設定

Oracle Analytics Cloudをデプロイします。

リージョン

可用性ドメイン

Oracle Database Classic Cloud Serviceのデプロイ

  • Oracle Cloud Infrastructure Classic内の仮想クラウド・ネットワークにOracle Database Classic Cloud Serviceをデプロイします。

  • Oracle Database Classic Cloud Serviceにデータを移入します。
  • データベース表の読取り権限を持つデータベース・ユーザーを設定します。

Oracle Cloud Infrastructure Classic内の仮想クラウド・ネットワークにOracle Database Classic Cloud Serviceをデプロイします。

パブリックIP

サービス名

ホスト・ドメイン名

データベース・ユーザー/パスワード

同上:

  • リージョン

データベース情報の記録

Oracle Database Classic Cloud Serviceへの接続に必要なすべての情報は、Oracle Cloud Infrastructureコンソールで参照できます。ここで情報を記録して、Oracle Analytics Cloudで接続を設定するときに必要な詳細を入手します。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、左上隅にあるナビゲーション・メニュー・アイコンをクリックします。
  2. 「OCI Classicサービス」をクリックします。「クラシック・データ管理サービス」で、「Database Classic」をクリックします。
  3. 接続先データベースの名前をクリックし、「インスタンスの概要」セクションで接続文字列内のサービス名を記録します。たとえば、ucmdb906:1521/PDB1.504988564.oraclecloud.internalです。
  4. 接続文字列の値からデータベースのサービス名を抽出して記録します。たとえば、 PDB1.504988564.oraclecloud.internalです。
  5. 「リソース」セクションに表示されたデータベースのIPアドレスを記録します。
  6. このデータベースからの読取り権限を持つデータベース・ユーザーのユーザー名およびパスワードを見つけてメモします。たとえば、ユーザーSYSTEMです。

ポート1521経由のデータベース・アクセスの有効化

Oracle Analytics Cloudがポート1521経由でデータベースにアクセスできるようにするアクセス・ルールを追加します。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、左上隅にあるナビゲーション・メニュー・アイコンをクリックします。
  2. 「OCI Classicサービス」をクリックします。「クラシック・データ管理サービス」で、「Database Classic」をクリックします。
  3. 接続先のデータベースを選択します。
  4. 「サービスの管理」アイコンをクリックし、「アクセス・ルール」を選択します。
  5. ポート1521で、「アクション」をクリックして「有効化」を選択し、デフォルトのOracleリスナーのポートを有効にします。

Oracle Analytics Cloudからのデータベースへの接続

データベースへのアクセスを有効にした後、前に記録したデータベース接続情報を使用して、Oracle Cloud Infrastructure ClassicにデプロイされたデータベースにOracle Analytics Cloudを接続します。データベースへの接続方法は、データをどのように処理するかによって異なります。

  • データをビジュアル化します。

  • セマンティック・モデラーまたはデータ・モデラーを使用してデータをモデリングし、分析とダッシュボードを生成します。

  • Oracle Analyticsモデル管理ツールでデータをモデリングし、分析とダッシュボードを生成します。

データ・ビジュアライゼーションまたはセマンティック・モデラー用のデータベースへの接続

Oracle Analytics Cloudで、データ・ビジュアライゼーション用のOracle Database接続を通常の方法で作成します。データベース接続の作成を参照してください。
前に記録したデータベース詳細を使用して、「接続の作成」ダイアログに入力します。
次の値を指定します:
  • 接続名: 接続先のOracle Database Classic Cloud Serviceの名前。

  • ホスト: Oracle Database Classic Cloud ServiceのパブリックIPアドレス。たとえば、123.213.85.123です。

  • ポート: Oracle Database Classic Cloud Serviceへのアクセスを可能にするポート番号。たとえば、1521です。

  • ユーザー名: Oracle Database Classic Cloud Serviceへの読取りアクセス権を持つユーザーの名前。

  • パスワード: 指定したデータベース・ユーザーのパスワード。

  • サービス名: Database Classicページのサービス名。たとえば、PDB1.123456789.oraclecloud.internalです。

データ・モデラー用のデータベースへの接続

Oracle Analytics Cloudコンソールで、接続を通常の方法で作成します。Oracle Cloudデータベースのデータへの接続を参照してください。
前に記録したデータベース詳細を使用して、「接続の作成」ダイアログに入力します。
次の値を指定します:
  • 名前および説明: 接続先のOracle Database Classic Cloud Serviceの名前。

  • 接続情報: ホスト、ポートおよびサービス名を選択します。

  • ホスト: Oracle Database Classic Cloud ServiceのパブリックIPアドレス。たとえば、123.213.85.123です。

  • ポート: Oracle Database Classic Cloud Serviceへのアクセスを可能にするポート番号。たとえば、1521です。

  • サービス名: Database Classicページのサービス名。たとえば、PDB1.123456789.oraclecloud.internalです。

  • 次として接続: Oracle Database Classic Cloud Serviceへの読取りアクセス権を持つユーザーの名前。

  • パスワード: 指定したデータベース・ユーザーのパスワード。

Oracle Analyticsモデル管理ツールでのデータベースへの接続

Oracle Analytics Cloudのモデル管理ツールで、「ファイル」「開く」「クラウド」の順にクリックし、セマンティック・モデルを通常の方法で開きます。クラウドでのセマンティック・モデルの編集を参照してください。
サインインしたら、Oracle Analytics Cloudの接続情報を使用して「クラウドで開く」ダイアログに入力します。
データベースの接続プールを作成します。「物理」ペインで、データベース・ノードを展開してデータベース・アイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックして「接続プール」ダイアログを表示します。前に記録したデータベース詳細を使用して、コール・インタフェースデータ・ソース名ユーザー名およびパスワードを指定します。


GUID-74E9DBD6-064F-4086-A16E-31AE4E7E2A84-default.gifの説明が続きます
.gifの説明

次の値を指定します:
  • コール・インタフェース: 「デフォルト(Oracle Call Interface (OCI))」を選択します。

  • データ・ソース名: 接続詳細を指定します。例:

    (DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=123.213.85.123)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=PDB1.587075508.oraclecloud.internal))

    SERVICE_NAMEについては、Database Classicページを使用してサービス名を見つけます。たとえば、PDB1.587075508.oraclecloud.internalです。

これで、モデル管理ツールでデータをモデリングして、Oracle Analytics Cloudにセマンティック・モデルを公開し、Oracle Database Classic Cloud Serviceのデータを使用して分析およびデータ・ビジュアライゼーションを作成する準備ができました。