ネットワーク・レイテンシによる問合せパフォーマンスへの影響の最小化

Oracle Analytics Cloudが異なるデータ・センターのデータベースに接続する場合、ネットワーク・レイテンシは増加します。このトピックでは、Oracle Analytics Cloudとデータ・ソース間のネットワーク・ラウンドトリップの回数を減らすことで、この高いネットワーク・レイテンシによるパフォーマンスへの悪影響を最小化する方法を説明します。ネットワーク・ラウンドトリップの回数を減らすと、データベース問合せのレスポンス時間が短縮されます。

これを実現するため、デフォルトのバルク・フェッチ行数とフェッチ・バッファ・サイズを増やすことをお薦めします。Oracle Analytics Cloudのデータ・モデル・ファイル(RPD)でこれらの両方の設定を変更できます。

  • DEFAULT_BULK_FETCH_ROW_COUNT: バルク・フェッチ行数の値を5,000に増やします。バルク・フェッチの行数はバルク・フェッチ・バッファのサイズによって制限されるため、フェッチ・バッファ・サイズも増やす必要があります。
  • MAX_BULK_FETCH_BUFFER_SIZE: バッファ・サイズを1,000,0000などの大きな値に増やします。

バッファ・サイズが十分に大きくないと、各バルク・フェッチにはDEFAULT_BULK_FETCH_ROW_COUNTで予期されるより少ない行数が含まれます。ネットワーク・レイテンシが高い場合、これによりパフォーマンスが低下する可能性があります。

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