コンテンツ・リスト

エンタープライズ・ユーザーは、コンテンツ・リスト・コンポーネントを使用して、特定のタイプのコンテンツ・アイテムを動的に表示できます。

たとえば、指定した詳細ページにコンテンツ・アイテム・リストを使用でき、これにより、ユーザーが特定のコンテンツ・アイテムに関する詳細情報を取得するためにリンクをクリックしたときに、関連付けられるコンテンツ・アイテムの詳細ビューが自動的にロードされます。たとえば、複数の記事を含むページがあり、それぞれの記事にヘッドラインとイメージが表示されている場合、ユーザーが特定の記事をクリックすると、どの記事を選択しても、詳細ページにはその記事全体が表示されます。

ページにコンテンツ・リスト・コンポーネントを追加するには:

  1. 編集するページに移動し、「編集」スイッチ「編集」に設定されていることを確認します。
  2. ページにコンポーネントを追加します。
  3. コンポーネントとその外観を編集するには、メニュー・アイコン「コンポーネント」メニュー・アイコンをクリックして、「設定」を選択します。
  4. 「一般」タブを使用して、間隔、位置合せおよびその他の表示オプションの変更を行います。
  5. 次から選択して、表示されるコンテンツの追加のデフォルトを設定します。
    • コンテンツ・タイプ: 使用可能ないずれかのコンテンツ・タイプを選択します。コンテンツ・タイプは、サイト・コレクション内のコンテンツ・アイテムのもので、カスタム・デジタル・アセット・タイプが含まれています。

    • 最大アイテム数アイテムで開始: 表示する最大アイテム数と表示の開始位置を指定します。これを超える数のアイテムは表示されません。

    • ページ区切り: リストにページ区切りオプションを使用するかどうかを指定します。これを選択した場合、ボタンやページ番号、各種ラベル(必要な場合)を使用して、ページ区切りの表示方法を調整できます。

    • 日付: 提供されたオプションを使用し、アイテム作成日に基づいて、選択した日付や日付範囲の前後、間、範囲内で表示するコンテンツ・アイテムを選択します。

    • カテゴリ: カテゴリを選択してコンテンツ・アイテムのリストをフィルタ処理し、特定の1つまたは複数のカテゴリ内のアイテムのみを表示します。「カテゴリの選択」をクリックして、サイト・リポジトリからカテゴリを選択するために使用できるスライドアウト・パネルを開きます。同じタクソノミ内の複数のカテゴリを選択する場合、表示されるアイテムは、それらに割り当てられている選択したカテゴリの1つを持つ必要のみあります。異なるタクソノミから複数のカテゴリを選択する場合、表示されるアイテムは、それらに割り当てられている選択したすべてのカテゴリを持つ必要があります。たとえば、目的地タクソノミから市区町村公園のカテゴリを選択した場合、市区町村または公園であるアイテムが表示されます。目的地タクソノミから市区町村カテゴリを選択し、リージョン・タクソノミからヨーロッパ・カテゴリを選択した場合、ヨーロッパの市区町村であるアイテムが表示されます。

      デフォルトでは、選択したカテゴリのすべての子が使用可能になります。リストを特定のカテゴリ・ノードのアイテムに限定する場合は、ノードを選択し、「子カテゴリを含める」を選択解除します。

    • 言語: リポジトリに関連付けられた言語から選択します。

    • 追加問合せ文字列(オプション): 追加の問合せパラメータを指定し、field.dept eq "Finance"のような構文を使用して、表示するアイテムのリストをさらに絞り込みます。使用可能な演算子のリストは、下の表を参照してください。

    • 並替え基準: 名前または日付で、昇順または降順にアイテムをソートします。コンテンツ・タイプに他の日付、数値または小数フィールドが含まれる場合、それらのフィールドでもソートできます。

      「カスタム」を選択してからカスタム式を入力することもできます。たとえば、昇順の部門番号でソートするには、fields.deptno:ascと入力します。ソート用のURLパラメータを定義することもできます。たとえば、{{URLParams.sortBy}}と入力し、サイトURLの末尾に?sortBy=fields.deptno:ascというパラメータを追加できます。

    • アイテムの表示: コンテンツ・アイテムの表示に使用するレイアウトを選択します。指定されている「デフォルト」レイアウトでは、コンテンツ・アイテム内のすべてのフィールドが表示されます。コンテンツ・アイテムに、そのアイテム用に設計されたカスタム・レイアウトが他にも存在する場合は、使用可能な任意のレイアウトを選択できます。サイトで使用される場合にカスタム設定のサポートを追加するが有効になっているカスタム・レイアウトを選択した場合、「次」アイコンをクリックしてカスタム・データ・フィールドにデータを入力することでレイアウトにカスタム・データを追加してから、「戻る」をクリックして「一般」タブに戻ることができます。

    • 個々のアイテムを表示するページ: 1つ以上のページを詳細ページとして設計した場合は、ここにリストされます。ユーザーが詳細情報を表示するためにコンテンツ・アイテムのリンクをクリックしたときに詳細情報を表示するページを選択します。

      注:

      詳細ページを作成しない場合、デフォルト・レイアウトでは、コンテンツ・アイテムに詳細を表示するリンクは表示されません。
    • リスト表示: セクション・レイアウトを選択して、アイテムを配置します。このリストにはカスタム・レイアウトを含めることができます。次のレイアウトが提供されています。

      • 水平方向: アイテムを水平線上に配置します。

      • 垂直方向: アイテムを垂直線上に配置します。これは、レイアウトが選択されていない場合のデフォルトです。

      • 2列: アイテムを複数の行に2つずつ配置します。

      • 3列: アイテムを複数の行に3つずつ配置します。

      選択したレイアウトの横の右矢印をクリックして、レイアウトの設定を変更します。

    • 空のリストの表示: 空のリストの表示方法を選択します。

    • オプション: コンテンツ検索コンポーネントで指定した検索問合せの自動リフレッシュを行うかどうかを選択します。

    • 間隔: アイテムの表示方法を選択します。

  6. 「スタイル」タブを使用して、事前定義済スタイルまたは独自のカスタム選択でコンポーネントを含むフレームをフォーマットします。

表10-1 問合せ演算子

演算子 サポートされているデータ型 説明
eq ?q=name eq "John"

?q=type eq "DigitalAsset"

?q=type eq "Employee" and fields.DOB eq "1994/09/26T16:23:45.208"

?q=type eq "Employee" and fields.DOB eq "1994/09/26T16:23:45.208"

テキスト、参照、数値、10進数、ブール、日時 「等しい」演算子(eq)は、問合せで指定した正確な値に一致します。この演算子は、複数値のデータ型には適用されません。この演算子とともに指定した値は、標準フィールドの場合を除き、大/小文字が区別されません。この演算子は、値の特殊文字も考慮します。
co ?q=(type eq "Employee" AND name co "john alex")

?q=(type eq "Car" AND fields.features co "manual")

テキスト、参照、数値、10進数、日時、大きいテキスト 「次を含む」演算子(co)は、基準に指定したすべての語に一致します。語は、値を特殊文字で分割した形式になります。指定した語のうち1つ以上(この例では、johnまたはalex、あるいはその両方)を含む結果を返します。この演算子は、検索中に値の特殊文字を考慮しません。この演算子は、ストップ・ワードに対して検索を実行しません。ストップ・ワードの詳細は、Apache Luceneのドキュメントを参照してください。

この演算子は、単一値属性の場合はテキスト、大きいテキストに適用され、複数値属性の場合はテキスト、参照、数値、10進数、日時、大きいテキストに適用されます。指定可能な日時書式を理解するには、下のサポートされている日時書式(24時間)の表を参照してください。この演算子とともに指定した値は、大/小文字が区別されません。

sw ?q=type eq "Employee" AND name sw "Joh"

?q=type eq "Employee" AND fields.city sw "Los"

テキスト 「次で始まる」演算子(sw)は、フィールド条件に指定した先頭文字の値にのみ一致します。この演算子は、複数値のデータ型には適用されません。この演算子とともに指定した値は、大/小文字が区別されません。
ge ?q=(type eq "Employee" AND fields.age ge "40")

?q=type eq "DigitalAsset" AND updatedDate ge "20171026"

数値、10進数、日時 「次以上」演算子(ge)は、数値および日時の値にのみ一致します。指定可能な日時書式を理解するには、下のサポートされている日時書式(24時間)の表を参照してください。この演算子は、複数値のデータ型には適用されません。
le ?q=(type eq "Employee" AND fields.weight le "60.6") 数値、10進数、日時 「次以下」演算子(le)は、数値および日時の値にのみ一致します。指定可能な日時書式を理解するには、下のサポートされている日時書式(24時間)の表を参照してください。この演算子は、複数値のデータ型には適用されません。
gt ?q=(type eq "Employee" AND fields.age gt "20") 数値、10進数、日時 「次より大きい」演算子(gt)は、数値および日時の値にのみ一致します。指定可能な日時書式を理解するには、下のサポートされている日時書式(24時間)の表を参照してください。指定可能な日時書式を理解するには、下のサポートされている日時書式(24時間)の表を参照してください。この演算子は、複数値のデータ型には適用されません。
lt ?q=(type eq "Employee" AND fields.age lt "20")

?q=type eq "Employee" AND createdDate lt "1994/09/26T16:23:45.208"

数値、10進数、日時 「次より小さい」演算子(lt)は、数値および日時の値にのみ一致します。指定可能な日時書式を理解するには、「サポートされている日時書式(24時間)」の項を参照してください。この演算子は、複数値のデータ型には適用されません。
mt ?q=(type eq "Car" AND fields.review mt "petrol 20KMPL")

?q=(type eq "Employee" AND name mt "Jo?n")

?q=(type eq "Employee" AND name mt "Jo*")

?q=(type eq "Employee" AND fields.role mt "senior*")

テキスト、大きいテキスト 句問合せまたは近接検索(一致)演算子(mt)を使用すると、相互の間隔が特定の距離内にある語を検索できます。結果は一致率の高い順にソートされます。これは、基準"petrol 20kmpl"に指定した値によって、"petrol fuel mileage runs 20KMPL in the speed way"を含む実際のコンテンツを検出する必要がある場合に、コンテンツ・アイテムを検索するのに便利です。

一致演算子では、指定した値の中でワイルドカードを使用することもでき、単一の値における単一文字と複数文字両方のワイルドカード検索がサポートされています。単一文字のワイルドカードとしては?を使用し、複数文字としては*を使用します。"John"と"Joan"のどちらも、単一文字の場合は"Jo?n"、複数文字の場合は"Jo*"で検索できます。

この演算子は、単一値と複数値両方のデータ型に適用されます。この演算子は、ストップ・ワードに対して検索を実行しません。ストップ・ワードの詳細は、Apache Luceneのドキュメントを参照してください。この演算子とともに指定した値は、大/小文字が区別されません。

sm ?q=(type eq "Employee" And fields.city sm "Rome") テキスト、大きいテキスト 類似度問合せ演算子。この演算子を使用すると、指定した基準に似た値を検索できます(これはファジー検索とも呼ばれます)。デフォルトでは、最大2回の編集を使用して結果を一致させます。"Rome"は"Dome"に似ています。この演算子は、単一値と複数値両方のデータ型に適用されます。この演算子とともに指定した値は、大/小文字が区別されません。
AND ?q=(type eq "Employee" AND name eq "John" AND fields.age ge "40") N/A AND演算子を使用すると、複数の問合せ条件の間にAND条件を挿入できます。これはORより優先されます。
OR type eq "Employee" AND name eq "John" OR fields.age ge "40" N/A OR演算子を使用すると、複数の問合せ条件の間にOR条件を挿入できます。
( ) ?q=type eq "Employee" AND (name eq "John" AND fields.age ge "40")

?q=type eq "Employee" AND ( (name eq "John" AND fields.age ge "40") OR fields.weight ge 60)

N/A 基準内の条件をグループ化するカッコ(包含)演算子。これが最も優先度が高く、次がAND、その次がORになります。