Oracle Cobrowse Cloud Serviceは、画面の共有や他のユーザーとの共有ブラウズ・セッションの開始を可能にするコラボレーション・ツールです。たとえば、これを注文フォームに含めることにより、顧客が注文する際に担当者が顧客の画面を表示することが可能になります。
この機能を使用するには、先にサイトで有効化しておく必要があります。有効化できるランチャ・スクリプトは2種類あります。1つは、カスタマイズされたボタンを使用するもの(起動ポイント2)で、もう1つは、デフォルトの「共有ブラウズ」ボタンを使用するもの(起動ポイント1)です。サイトでこの機能を有効化する際は、どちらのランチャを使用するかを決定し、必要なスクリプトを追加してください。詳細は、共有ブラウズ統合の有効化を参照してください。
起動ポイント1のスクリプトを有効化した場合、次にページを表示する際、またはホット・キーを構成している場合にはホット・キーを押した後に、デフォルトの「共有ブラウズ」ボタンが表示されます。
design.json
およびdesign.css
ファイルのスタイル・クラスを編集するか追加してください。スタイル・クラスの接頭辞はscs-cobrowse
です。サイトを公開したら、サイトのビジターが「共有ブラウズ」ボタンを使用して、お客様の組織の担当者とセッションを開始できます。ビジターが「共有ブラウズ」ボタンをクリックすると、セキュアなセッションIDが表示されます。ビジターはそのIDを、共有ブラウズ・エージェント・コンソールへのアクセス権を持っているお客様の組織の担当者に電話で伝えます。エージェントがコンソールを使用してセッションを開始すると、ビジターかエージェントがそのセッションを停止するまで存続します。起動ポイント2の設定を使用する場合、ランチャ・コンポーネントには、cec-start-cobrowseの固定IDがあります。共有ブラウズ・コンソールでは、そのIDを使用します。
使用上のノート
コンテンツの取得にiFrameを使用するカスタム・コンポーネントも、インスタント・モードではレンダリングされません。
Oracle Cobrowse Cloud Serviceの詳細は、共有ブラウズ・デプロイメントおよび使用ガイドの共有ブラウズの概要を参照してください。セキュア・サイトまたは開発中のサイトで共有ブラウズを使用する際の詳細は、共有ブラウズ統合の有効化を参照してください。