ページでの共有ブラウズの使用

Oracle Cobrowse Cloud Serviceは、画面の共有や他のユーザーとの共有ブラウズ・セッションの開始を可能にするコラボレーション・ツールです。たとえば、これを注文フォームに含めることにより、顧客が注文する際に担当者が顧客の画面を表示することが可能になります。

この機能を使用するには、先にサイトで有効化しておく必要があります。有効化できるランチャ・スクリプトは2種類あります。1つは、カスタマイズされたボタンを使用するもの(起動ポイント2)で、もう1つは、デフォルトの「共有ブラウズ」ボタンを使用するもの(起動ポイント1)です。サイトでこの機能を有効化する際は、どちらのランチャを使用するかを決定し、必要なスクリプトを追加してください。詳細は、共有ブラウズ統合の有効化を参照してください。

サイトで共有ブラウズを有効化したら、共有ブラウズを使用できるよう任意のページを構成できます。
  1. 編集するページに移動し、「編集」スイッチ「編集」に設定されていることを確認します。
  2. 「設定」アイコンをクリックします。「共有ブラウズ」セクションのチェック・ボックスを選択します。
  3. 「閉じる」をクリックします。

起動ポイント1のスクリプトを有効化した場合、次にページを表示する際、またはホット・キーを構成している場合にはホット・キーを押した後に、デフォルトの「共有ブラウズ」ボタンが表示されます。

起動ポイント2のスクリプトを有効化した場合は、ページにカスタム・ボタンを追加する必要があります。
  1. 「編集」スイッチ「編集」に設定されていることを確認します。
  2. ページにコンポーネントを追加します。コンポーネントの「統合」セクションに、「共有ブラウズ・ランチャ」コンポーネントがリストされます。
  3. コンポーネントとその外観を編集するには、そのコンポーネントのメニュー・アイコン「コンポーネント」メニュー・アイコンをクリックして、「設定」を選択します。ボタンのラベルや外観、サイズ、位置を調整できます。「スタイル」タブを使用して、テキストの書式の追加、および背景色、フォントと枠線のカスタマイズを行います。より細かくスタイルを設定する場合は、現在のサイト・テンプレートのテーマ・デザイン・フォルダにあるdesign.jsonおよびdesign.cssファイルのスタイル・クラスを編集するか追加してください。スタイル・クラスの接頭辞はscs-cobrowseです。

サイトを公開したら、サイトのビジターが「共有ブラウズ」ボタンを使用して、お客様の組織の担当者とセッションを開始できます。ビジターが「共有ブラウズ」ボタンをクリックすると、セキュアなセッションIDが表示されます。ビジターはそのIDを、共有ブラウズ・エージェント・コンソールへのアクセス権を持っているお客様の組織の担当者に電話で伝えます。エージェントがコンソールを使用してセッションを開始すると、ビジターかエージェントがそのセッションを停止するまで存続します。起動ポイント2の設定を使用する場合、ランチャ・コンポーネントには、cec-start-cobrowseの固定IDがあります。共有ブラウズ・コンソールでは、そのIDを使用します。

使用上のノート

共有ブラウズのインスタント・モード(ICB)を使用する場合は、同じ共有ブラウズ・サイトIDでiFramesコンテンツが有効化されていないと、ビデオや組込みのiFrameをページで表示できません。その結果、Oracle Content Managementの一部のコンポーネントが、ICBモードの共有ブラウズ・エージェント・コンソールにレンダリングされなくなります。次のコンポーネントをレンダリングするには、共有ブラウズ拡張モード(ACB)を使用してください。
  • ビデオ
  • Youtube
  • ドキュメント・マネージャ
  • Facebookのいいね
  • Twitterのフォロー
  • Twitterの共有
  • Facebookのおすすめ
  • 会話

コンテンツの取得にiFrameを使用するカスタム・コンポーネントも、インスタント・モードではレンダリングされません。

Oracle Cobrowse Cloud Serviceの詳細は、共有ブラウズ・デプロイメントおよび使用ガイド共有ブラウズの概要を参照してください。セキュア・サイトまたは開発中のサイトで共有ブラウズを使用する際の詳細は、共有ブラウズ統合の有効化を参照してください。