式ビルダーは、次の2つの領域で構成されます。

式ビルダーのアクセス
式ビルダーには、次の2つのモードでアクセスできます:
どちらのモードでも、式ビルダーにアクセスするには、ビジネス・ロジックが適用されたコンテキスト(派生プロパティなど)で「式の定義」
ボタンをクリックします。式ビルダーがどのモードで開くかは、式ビルダーにアクセスしたインスペクタのモードによって異なります。インスペクタで編集モードだった場合、式ビルダーは編集モードで開きます。インスペクタで編集モードでなかった場合、式ビルダーは読取り専用モードで開きます。
式ビルダーのツールバー
式ビルダーのツールバーを使用すると、式の項のコピーおよび貼付け、ファイルからの式のロード、式のテストといった機能を実行できます。次の機能を使用できます:
JSONファイルから式をロードします。ファイルからの式のロードを参照してください。JSONファイルに保存します。ファイルへの式の保存を参照してください用語
式ビルダーを使用する場合は、次の概念が理解に役立ちます。
式の項は、値に評価されるオブジェクトと演算子で構成されます。この例では、式は、ノード名、ハイフンおよびノードの説明を連結して、別名プロパティの値を導出しています。

この式には3つの式の項(および4番目を追加するためのオプションのプレースホルダ)があり、それぞれが
アイコンで示されています。
Node.name.concat(- (ハイフン文字)Node.properties.Core.Description式ビルダーでは、式の項が黄色の背景で示され、各式の項を文の中で移動または除去できます。式内の式の項をコピーして貼り付けることもできます。式でのコピーおよび貼付けを参照してください。
sourceNodeオブジェクトを選択すると、式ビルダーには、dimension、nameなど、ノード・データ型に適用可能なフィールドのみが表示されます。式の項のデータ型を参照してください。
式でオブジェクトを選択した後、そのオブジェクトの属性およびメソッドを選択することで、式をさらに絞込みできます。
dimensionオブジェクトにはnameという属性があります。concatメソッドは文字列を連結し、lengthメソッドは文字列の長さを返します。一部のメソッドには引数があり、これはメソッドの入力パラメータです。ラベルは必要な入力(たとえば、「文字列値」)を記述します。ANDとORの演算子をサポートしています。If Account.Type = E, return Expenseの文で、「E」と「Expense」は両方ともリテラルです。用語の理解を深めるために、式の例を確認してみます。

これは、Corporate Planning勘定科目ディメンションとFinancials Cloud GL勘定科目ディメンション間でマップするノード・タイプ・コンバータの式です。記述されたこの式は、次のようになります。
PLN.Variance Reportingプロパティの場合、ソース・ノード・プロパティFCGL.Account Typeが「E」と等しい場合は「Expense」を返します。そうでない場合は「Non-Expense」を返します。
スクリーンショットのこの式には、次の要素が含まれています。
注:
式を作成するときは、Else If文を追加する必要はありません。式が実行される際、IF文が真でない場合はロジックが次の文に移動します。式の作成を参照してください。