この詳細な例は、式ビルダーを使用してカスタム・ビジネス・ロジックを作成する方法を詳細に示しています。
式ビルダーの詳細は、次のトピックを参照してください。
この例では、Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの勘定科目ディメンションからCorporate Planningアプリケーションの勘定科目ディメンションに、ノードをドラッグできるようにします。そのために、各アプリケーションのノード・タイプ間で、ノード・タイプ・コンバータを設定しました。(ノード・タイプの変換に関する詳細は、ノード・タイプ・コンバータの操作を参照してください)。次の式を作成して、Planningアプリケーションの勘定科目タイプ・プロパティを変換します。
Oracle Financials Cloud一般会計アプリケーションの勘定科目タイプが「Asset」(資産)、「Liability」(負債)または「Owner's Equity」(自己資本)の場合は、Corporate Planningアプリケーションの勘定科目タイプ・プロパティを「Expense」(費用)に設定します。他の種類の勘定科目タイプの場合は、Corporate Planning勘定科目タイプ・プロパティを「Non-Expense」(費用外)にする必要があります。
最初に、設定したノード・タイプ・コンバータでプロパティを確認してみます。
式ビルダーが表示されます。
次に、勘定科目タイプを変換する式を作成します。
式の作成
変換式を作成するには:
各IF文と文のブロックの周りに赤いアウトラインが表示されていることに注意してください。これは、それらが有効でないことを意味します。各IF文には、ブール型であることが期待される条件があり、各文のブロックにはreturn文が含まれていることが期待されます。式ビルダーでは、作成した式がリアルタイムで評価されるため、これらの検証エラーは、式へのフィールドの追加を続行すると解決されます。
注:
式のフィールドの横にあるドットをクリックすると、ドロップダウン・メニューには、そのフィールドに適用可能なオブジェクト、メソッドおよび属性のみが表示されます。注:
プロパティ変換のプロパティが表示される場合は、ソース・ノードのノード・タイプがわかっているため、そのノード・タイプのプロパティのみが表示されます。ただし、派生プロパティのプロパティを表示する場合は、ノード・タイプが不明なため、アプリケーションに有効なすべてのプロパティが表示されます。最初のIF条件に検証の赤い枠線が表示されなくなったことに注意してください。これは、equals文を追加したことで、条件に必要なブール値が含まれるようになったためです。
すべてのIF条件にブール値が含まれるようになり、検証の問題を示す赤い枠線が表示されなくなりました。ただし、文のブロックには依然としてreturn文がありません。したがって、検証エラーを示す赤い枠線が引き続き表示されています。
return文を追加すると、文のブロックに検証の赤い枠線が表示されなくなることに注意してください。
注:
最初のIF文の後に手動でElse If文を入力する必要はありません。IF文がTrueに評価されない場合は、次の文に自動的に進みます。式ビルダーが閉じて、ノード・タイプ・インスペクタが表示されます。