プロパティに関するよくある質問

リスト・ビューポイントと階層ビューポイント間で同じノードのプロパティ値が異なるのはなぜですか。

リスト・ビューポイントと階層ビューポイントとでは、データ・チェーンが異なります:

  • リスト・ビューポイントはリスト・ノード・セットを参照し、これが1つ以上のノード・タイプを参照します。
  • 階層ビューポイントは階層ノード・セット(ビューポイントの最上位ノードが含まれます)を参照し、これが階層セットを参照し、さらにこれが1つ以上のノード・タイプを参照します(ビューポイントの理解を参照)。

階層ビューポイントでは、階層セットには親と子の関係と関係レベルのプロパティが含まれます。リスト・ビューポイントは階層セットを参照しないため、ノードに関する位置情報や関係レベルのプロパティ情報は提供されません。

したがって、次のような場合、リスト・ビューポイントと階層ビューポイントは、同じノードについて異なるプロパティ値を表示します:

  • ノード・レベル・プロパティが継承されている。
  • ノード・レベル・プロパティが、親、祖先、兄弟といった位置情報に基づいて派生されている。

次のような場合、リスト・ビューポイントと階層ビューポイントは、同じノードについて同じプロパティ値を表示します:

  • ノード・レベル・プロパティが定義されている。
  • ノード・レベル・プロパティが継承されていない。
  • ノード・レベル・プロパティが、親、祖先、兄弟といった位置情報に基づいて派生されていない。

Tip:

「派生および保管」デフォルト値を持つプロパティを使用すると、式を使用して位置指定ロジックを含む値を計算し、それらの値を保管して、リスト・ビューポイントで定義された値として参照できるようにすることができます。「派生および保管」プロパティを参照してください。

Oracle Financials Cloud一般会計およびOracle E-Business Suite一般会計のエクスポートの考慮事項

Oracle Financials Cloud一般会計およびE-Business Suite一般会計アプリケーションでは、リスト・ビューポイントからセグメント値をエクスポートし、階層ビューポイントからセグメント・ツリー値をエクスポートするため、位置指定ロジックを含む「派生」デフォルト・タイプのプロパティを使用しないことが重要です。かわりに「派生および保管」デフォルト・タイプ・プロパティを使用してください。

Note:

「派生」から「派生および保管」にプロパティを切り替えた場合は、要求またはロードを使用して値を移入し、それらが定義済になるようにする必要があります。