時間ラベル付きビューポイントの操作

時間ラベル付きビューポイントを使用すると、過去の時点からノード・セット内のデータにアクセスできます。

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時間ラベル付きビューポイントを使用して、データの比較、レポートおよび分析を支援するために、過去の時点からノード・セット内のデータにアクセスする方法を学習します。

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それぞれの時間ラベル付きビューポイントでは単一の時間ラベルが使用されるため、様々なビジネス・ニーズに基づいて様々なタイプの時間ラベル付きビューポイントを作成できます。たとえば、エンティティ・データを四半期ベースで履歴と比較するローリング時間ラベル付きビューポイントを作成したり、再編成前の参照として使用するコスト・センター階層について固定時間ラベルを作成できます。

時間ラベル付きビューポイントを作成する前に、時間ラベル自体を作成する必要があります。時間ラベルの作成、編集および削除を参照してください。

時間ラベル付きビューポイントを作成するときには、表示する履歴データが含まれているノード・セットを使用する必要があります。次の図は、標準ビューポイントと時間ラベル付きビューポイントの両方に同じノード・セットを使用できることを示しています。標準ビューポイント内のデータは表示および編集できますが、時間ラベル付きビューポイントは読取り専用です。


時間ラベル付きビューポイントを示す図

考慮事項

  • ビューの時間ラベル付きビューポイントを作成するには、ビューに対する所有者権限およびそのビュー内のデータ・オブジェクトに対するデータ・マネージャまたはメタデータ・マネージャ権限が必要です。
  • 時間ラベル付きビューポイントは読取り専用です。時間ラベル付きビューポイント内のデータを変更することはできません。つまり、次の操作は使用できません:
    • 要求
    • インポートおよびビューポイント・ロード
    • サブスクリプション

    時間ラベル付きビューポイントからの検索、比較、抽出(全体抽出のみ)、ダウンロードといった読取り専用は実行できます。

  • 時間ラベル付きビューポイントは外部アプリケーションにバインドできないため、インポートまたはエクスポートで使用することはできません。
  • 時間ラベル付きビューポイントをビューポイント問合せで使用したり、時間ラベル付きビューポイントを検証することはできません。
  • ユーザーの現在のビューポイント権限によって、時間ラベル付きビューポイントにおけるデータ・アクセスが決まります。つまり、ユーザーが現在、ビューポイント・データに対するアクセス権を持っている場合は、時間ラベルに関連付けられている期間にそのビューポイント・データに対するアクセス権を持っていなかったとしても、そのデータを表示できます。
  • 時間ラベル付きビューポイントは、そのビューポイントのノード・セットの作成日より後の期間のデータにのみアクセスできます。
  • 時間ラベル付きビューポイントに表示されるプロパティは、ノード・セットにおける各ノード・タイプの現在のプロパティに基づきます:
    • 時間ラベルに関連付けられている期間に存在していなかったノード・タイプのプロパティが現在存在する場合、そのプロパティは、ビューポイントに値なしで表示されます。
    • ノード・タイプのプロパティが現在は存在しないが、時間ラベルに関連付けられている期間に存在していた場合、そのプロパティはビューポイントに表示されません。
  • 時間ラベル付きビューポイントでは、プロパティ値を決定するために、時間レベルに関連付けられている期間に存在していた履歴プロパティ・パラメータが使用されます。これには次のものが含まれます:
    • 許容値または無効な値
    • 継承された値
    • 式に基づいて導出された値

    ただし、時間ラベル付きビューポイントでプロパティを検査する場合、インスペクタでは、現在のプロパティ・パラメータを使用してプロパティ値が決定されます。

    たとえば、別名プロパティが履歴時間ラベルの時点ではノード名から導出されていたが、後で変更されて、ノード名と説明から導出されるようになった場合、その時間ラベルを使用する時間ラベル付きビューポイントにはノード名が別名として表示されます。ただし、別名プロパティを検査する場合は、ノード名と説明がインスペクタに表示されます。

  • 時間ラベル付きビューポイントのノード履歴は、時間ラベルで構成した指定の日時まで表示されます。