ソース・ノードのターゲット・ノードへのマッピング

ソース・アプリケーションの1つ以上のディメンション内のノードを、ターゲット・アプリケーションのディメンション内のノードにマッピングできます。最初に、ソース・ディメンションごとに少なくとも1つのソース・ノード・タイプを作成します。次に、ソースとターゲットのノード・タイプを含むマップ・バインド、およびソース・ノード・タイプごとに場所を定義するマッピング・キーを作成します。ソース、ターゲットおよびマッピング・ビューポイントを備えたメンテナンス・ビューを作成すると、ソースおよびターゲット・ビューポイントからマッピング・ビューポイントにノードをドラッグ・アンド・ドロップすることで、ソースをターゲットにマップできます。ノードのマッピングが終了した後は、マッピングをエクスポートできます。

ソース・ノードをターゲット・ノードにマップするには:

  1. マップ・バインドのソース・ノードタイプを作成します。ソース・ディメンションごとに少なくとも1つのノード・タイプを作成する必要があります。必要に応じて、ソース・ディメンションに複数のノード・タイプを作成できます。

    1. ターゲット・ディメンションを使用して、ソース・ノードを保持するためのノード・タイプをマッピング・ビューポイントに作成します。ノード・タイプの作成を参照してください。

      注:

      ソース・アプリケーションのソース・ノード・タイプは使用できないため、新しいソース・ノード・タイプを作成する必要があります。ノード・タイプはディメンションとアプリケーションに対して固有です。

    2. ノード・タイプ・コンバータを作成し、各ソース・アプリケーションのノード・タイプを前述のステップ1aで作成したノード・タイプに変換します。ノード・タイプ・コンバータの操作を参照してください。
    3. アプリケーション間で数値データを転送するときに符号の変更が必要となるノードをマッピングする場合(たとえば、資産を負債にマッピングする場合)は、必要に応じて、ソース・ノード・タイプにCore.Change.Signプロパティを追加します。
  2. マップ・バインドを作成します。マップ・バインドの作成を参照してください。

    マップ・バインドを使用して、様々なソース・システムおよびターゲット・システムのノード・タイプを相互にマップできます。

    注:

    ノード・タイプをマップ・バインドに追加する場合は、マップ先のすべてのターゲット・ノード・タイプと、マッピング・ビューポイント用に作成したソース・ノード・タイプを追加します。

    マップ・バインドを作成すると、次のデータ・チェーン・オブジェクトも作成されます:

    • 新しい階層セットが作成され、マップ・バインドの作成時に特定したターゲット・ノード・タイプが階層セットに追加されます。
    • 新しいノード・セットが作成され、新しい階層セットがポイントされます。
    • ターゲット・アプリケーションのデフォルト・ビューに新しいマッピング・ビューポイントが作成され、新しいノード・セットを使用するように設定されます。
  3. (オプション)マッピング階層セットを構成します。階層セットの作成を参照してください。

    マップ・バインドの作成時に作成される階層セットには、マップ・バインドの作成時に指定したすべてのソース・ノード・タイプとターゲット・ノード・タイプが含まれます。この階層セットは、必要に応じて編集できます:

    • マップ・バインドの作成後に別のソース・ノード・タイプを追加した場合は、それらを階層セットに追加して、マッピング・キーを定義する際に使用できるようにします。
    • 階層セットのノードに対して、関連するロールアップ・ルールを追加します。たとえば、ターゲット・ノード・タイプは、ソース・ノードとそれ自体を子として指定できますが、ソース・ノード・タイプには子を指定できません。
  4. マッピング・キーを定義します。マッピング・キーの定義を参照してください。

    マッピング・キーを使用すると、マッピング・データをエクスポートするために、選択したソース・ノード・タイプとターゲット・ノード・タイプの組合せである場所を設定できます。

    注:

    マッピング・キーを定義する際は、マップ・バインドの作成時に作成されたマッピング・ビューポイントを選択します。

  5. ソース・ビューポイント、ターゲット・ビューポイントおよびマッピング・ビューポイントが含まれるメンテナンス・ビューの作成

    マップ・バインドの作成時に作成されたソース・ビューポイント、ターゲット・ビューポイントおよびマッピング・ビューポイントが含まれるメンテナンス・ビューを設定します。これにより、ソース・ビューポイントとターゲット・ビューポイントからマッピング・ビューポイントにノードをドラッグ・アンド・ドロップできるようになります。

    1. ビューを作成します。ビューの作成を参照してください。
    2. ソース・ディメンションが含まれるビューポイントを作成します。ビューポイントの作成を参照してください。
    3. ターゲット・ディメンションが含まれるビューポイントを作成します。
    4. マップ・バインドで作成されたノード・セットを使用して、マッピング・ビューポイントを作成します。
  6. ソース・ノードのターゲット・ノードへのマッピング

    1. メンテナンス・ビューを開き、左右並びボタン左右並びボタン (またはテーマに応じてビューの左右並びアイコン)をクリックし、ビューポイントを操作します。
    2. マッピング・ビューポイントを右側に表示し、左側ではターゲット・ビューポイントとソース・ビューポイントを切り替えて表示します。
    3. マッピング・ビューポイント内での操作:
      1. ターゲット・ノード・タイプを使用して、最上位ノードを作成します。たとえば、勘定科目ノードをマッピングしている場合、勘定科目のマッピングという名前を付けます。対話型での変更を参照してください。

        注:

        この最上位ノードを使用して、マッピングされたターゲット・ノードとソース・ノードをグループ化します。これにより、マッピングを編成し、最上位ノードの数を最小限に抑えることができます。
      2. ターゲット・アプリケーションからノードをドラッグ・アンド・ドロップします。これはマッピング・ビューポイントでは親ノードになります。
      3. ソース・アプリケーションからノードをドラッグ・アンド・ドロップします。これはマッピング・ビューポイントでは子ノードになります。

        注:

        最下位レベルのソース・ノードは最下位レベルのターゲット・ノードにのみマッピングできます。
    4. オプション: アプリケーション間で数値データを転送するときに符号の変更が必要となるノードをマッピングする場合は、ソース・ノード・タイプでCore.Change.SignプロパティをTrueに設定すると、ターゲット・ノードで符号が反転します。それ以外の場合、プロパティはFalseに設定されたままにします。
    5. これらのステップを繰り返し、ノードを必要な数だけマッピングします。
    6. マッピング・キーを作成してマッピング・データをエクスポートするには、マッピング・ビューポイントとターゲット・ディメンションにバインドされたビューポイントの両方を含むビューが必要です。これを設定するには、次のいずれかのビューを使用します。
      • アプリケーションの登録時に作成され、ターゲット・ディメンションにバインドされたビューポイントがあるアプリケーションのデフォルト・ビューを使用します。デフォルト・ビューに設定されたマッピング階層ノードを使用して、マッピング・ビューポイントを追加します。デフォルトのビューを使用して、マッピング・データとディメンション・データの両方をエクスポートできるようになりました。
      • メンテナンス・ビューを使用して、ターゲット・ビューポイントをターゲット・ディメンションにバインドします。

        注:

        メンテナンス・ビューでは、ターゲット・ビューポイントはアプリケーション登録の外部で作成され、デフォルトではターゲット・ディメンションにバインドされていません。ターゲット・ビューポイントをバインドするには、ターゲット・ディメンションの既存のバインドを編集し、ターゲット・ビューポイントを指すように変更します。ディメンションにバインドされたオブジェクトの特定を参照してください。

  7. マッピング・データをエクスポートしますマッピング・データのエクスポートを参照してください。

(オプション)データ管理を使用して、マッピング・データをPlanningまたはFinancial Consolidation and Closeにインポートできます。

ヒント:

マップ・バインドの作成後にソース・ノード・タイプを追加した場合は、次の手順に従って、それらをマッピング・ビューポイントに追加します:

  1. マップ・バインドの作成時に作成された階層セットに新しいソース・ノード・タイプを追加します。
  2. 階層セットのソース・ノード・タイプのロールアップ・ルールを追加します。
  3. マッピング・キーに新しいソース・ノード・タイプを追加します。