アプリケーションまたはディメンションにブロックアウト期間を設定することで、所有者またはメタデータ・マネージャは、ブロックアウト期間が終了するまで要求、インポートおよびビューポイント・ロードが保持され、アクティブなビューに適用されない日付範囲を設定できます。
たとえば、財務クローズ、システム照合またはデータ移行中はデータの変更を防止する場合があります。
ブロックアウト期間中でも要求の作成および送信は可能で、要求は引き続き承認およびコミットのポリシー・ワークフローに従います。ただし、すべての承認ポリシーおよびコミット・ポリシーが履行された後、要求は、ブロックアウト期間が終了するまでブロックされた状態になります。ブロックアウト期間が終了すると(ブロックアウト期間が終了日に達したため、または所有者がブロックアウト期間を手動で無効にしたため)、ブロックされたすべての要求が検証され、問題がない場合は完了してクローズし、検証の問題がある場合はワークフローに戻ります。
考慮事項
- アプリケーションおよびディメンションのブロックアウト期間を構成できます。デフォルトでは、ディメンション・ブロックアウト設定はアプリケーション・ブロックアウト設定と同じですが、アプリケーション設定をディメンション・ブロックアウト設定でオーバーライドできます。アプリケーションおよびディメンションのブロックアウト設定を参照してください。
- アプリケーション・インスペクタまたはディメンション・インスペクタからブロックアウト期間を構成します。指定した期間のみまたは繰返し期間のブロックアウトを設定できます。繰返し期間の場合は、グレゴリオ暦期間または会計期間の期間に基づくことができます。ブロックアウト期間の構成を参照してください。
- デフォルトの場合、ブロックアウトは、完全または部分的にバインドされたデータ・チェーン・オブジェクトの要求アイテムに適用されます。バインドされていないデータ・チェーン・オブジェクトにも適用するように、ブロックアウト期間を構成できます。
- アプリケーションまたはディメンションに対して所有者またはデータ・マネージャ権限のあるユーザーによって送信された要求には、ブロックアウト期間を適用せずに正常に完了するように指定できます。
- 異なるアプリケーションまたはディメンションからの要求アイテムが含まれている要求では、要求のいずれかのアプリケーションまたはディメンションが現在ブロックアウト期間にある場合、要求全体がブロックされます。すべての要求アイテムのすべての変更は、関連するすべてのアプリケーションまたはディメンションのブロックアウト期間が終了した後に適用されます。
ブロックアウト期間がアクティブな間:
- ワークフロー・アクション(撤回、承認の取下げ、プッシュ・バックなど)はブロックされている要求には実行できません。ただし、要求にはコメントや添付を引き続き追加できます。
- ブロックされたディメンションに対してインポートまたはビューポイント・ロードを実行できません(影響するブロックアウト(アプリケーションまたはディメンション)の「例外の許可」設定で許可されている場合は除く)。
- ブロックされたアプリケーションのディメンションには別のビューポイントをバインドできません。
ブロックアウト期間が終了した場合:
- 要求が検証されます。エラーがない場合、要求は完了します。同じアプリケーションのブロックされている複数の要求は、ワークフローが終了して「ブロック済」ステータスになった順序で完了します。
- 検証エラーがある場合、要求ステータスは「ブロック済」からブロックアウト前のステージ(「ドラフト」または「処理中」)に変更され、送信者に通知されます。
Note:
ブロックアウト期間が終了すると(ブロックアウト期間が終了日に達したため、または所有者がブロックアウト期間を手動で無効にしたため)、ブロックアウト・ステータスが更新され、ブロックされたすべての要求が処理されるのに最大で5分かかる場合があります。