移行の使用

アーティファクトをエクスポートして、環境間でのサービスの復元またはアプリケーションの移行(テスト環境から本番環境など)、または新しいサービス・インスタンスの設定の支援に使用できるバックアップを作成します。サービス内のすべてのアーティファクトまたはアーティファクトの組合せをエクスポートまたはインポートできます。

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移行について学習します。

ビデオ・グラフィック アーティファクトの移行

アーティファクトは、2つのOracle Enterprise Data Management Cloudカテゴリに整理されます。

  • 「グループとメンバーシップ」カテゴリには、ユーザー、グループおよび事前定義済ロールに関する情報を含む「ネイティブ・ディレクトリ」アーティファクトが含まれます。
  • エンタープライズ・データ管理カテゴリには、次のアーティファクトが含まれます。
    • アプリケーション、データ・チェーン、エンタープライズ・データ、要求、トランザクション履歴など、システム内のすべてのデータを含むリポジトリ・データ。
    • ユーザーおよびグループを、それらがアクセスできるデータに関連付ける権限を含むデータ権限。

これらは、異なる環境でアーティファクトをインポートする際の考慮事項です。

  • アーティファクトを同じユーザーおよびグループを含む新しい環境にインポートする場合は、ネイティブ・ディレクトリ、リポジトリ・データ、データ権限の順にアーティファクトをインポートします。たとえば、テスト環境から本番環境にアーティファクトをインポートする場合、最初にネイティブ・ディレクトリをインポートし、次に、リポジトリ・データ、データ権限をインポートします。
  • 同じユーザーおよびグループを含む既存の環境にインポートする場合は、リポジトリ・データ、データ、データ権限の順にアーティファクトをインポートします。

    注:

    ネイティブ・ディレクトリは不要です。
  • 異なるユーザーおよびグループを含む既存の環境にインポートする場合は、最初にネイティブ・ディレクトリ、次にリポジトリ・データをインポートします。

    注:

    データ権限はインポートしないでください。インポート後、データ・オブジェクトにアクセスするためのユーザーおよびグループ権限を定義できます。

アーティファクトを移行するには、EPM Cloud Servicesでの移行の使用を参照してください。

注:

一度に1つのアーティファクトをインポートする場合、ネイティブ・ディレクトリ、リポジトリ・データ、データ権限の順にインポートします。

注:

データ整合性を保証するため、移行タスクを行う際、移行の実行中に他のユーザーはサービス内ですべての操作を実行できなくなります。サービス管理タスクが進行中であるというメッセージが表示され、ユーザーはホーム画面に戻ります。