テンプレートにより、アプリケーションまたはディメンションの構成を他のOracle Fusion Cloud Enterprise Data Management環境で使用するためにオフライン・ファイルに格納できます。テンプレートを使用して、アプリケーションまたはディメンションおよびそのメタデータ・オブジェクトを環境間で(たとえば、テスト環境から本番環境に)転送したり、または新規の実装でクイック・スタートを可能にします。
テンプレートを使用するには、最初に、ソース環境のアプリケーションまたはディメンションとその関連メタデータ・オブジェクトのすべてを.json
ファイルにエクスポートし、そのテンプレートをターゲット環境にインポートします。
テンプレートにはメタデータのみが含まれ、データ、要求またはトランザクション履歴は含まれません。
ベスト・プラクティス
既存の本番環境に転送する予定のアプリケーションをテスト環境で作成している場合、最初に本番環境の現在のスナップショットでテスト環境をリフレッシュしてから、転送するアプリケーションを作成することがベスト・プラクティスです。これにより、プロパティやビューなどのグローバル・オブジェクトが、両方の環境で確実に同じIDを持ちます。
Caution:
テンプレートは、1つの環境から別の環境に変更を移行するように設計されています。そのため、すべての変更を加えるソース・システムと変更の移行先のターゲット・システムを定めることが重要です。両方の環境で変更を加えないでください。移行スナップショットを使用して、必要に応じて環境を再同期できます。移行シナリオの例の「ベスト・プラクティス」を参照してください。考慮事項
Note:
アーカイブ済オブジェクトに依存するオブジェクトがターゲット環境に存在しない場合、それらもテンプレート・インポートから除外されます。依存オブジェクトが部分的に除外される場合、オブジェクトはテンプレート・プレビューまたはテンプレート・インポートに表示されますが、インポートできないことを示す警告メッセージが表示されます。たとえば、インポート時にアーカイブ済ディメンションを除外し、このディメンションがターゲット環境にまだ存在しない場合、ディメンション・バインド、ノード・タイプ、ポリシー、抽出などのオブジェクトがターゲット環境にまだ存在しない場合は、これらもテンプレート・インポートから除外されます。
ソース環境のユーザーまたはグループがターゲットに存在しない場合、関連付けられたユーザーまたはグループの参照は転送されません。ターゲット環境に欠落しているユーザーおよびグループと、インポートされなかった関連するオブジェクトを示すメッセージが表示されます。
.json
ビューアでテンプレート・ファイルのコンテンツを確認できます。
Caution:
テンプレート・ファイルの手動編集はサポートされていません。アプリケーションまたはディメンションをテンプレートにエクスポートするには:
Note:
「ツール」タイルは、サービス管理者または「移行 - 管理」アプリケーション・ロールを持つユーザーにのみ表示されます。Note:
属性ディメンションをエクスポートするには、属性ディメンションの基本ディメンションを選択します。.json
拡張子を付けてファイル名を入力し、「エクスポート」をクリックします。
テンプレートが作成され、ローカル・ファイル・システムにダウンロードされます。エクスポートのステータスが表示されます。
アプリケーションまたはディメンションをテンプレートからインポートするには:
Note:
「ツール」タイルおよび「テンプレート」タイルは、サービス管理者または「移行 - 管理」アプリケーション・ロールを持つユーザーにのみ表示されます。.json
拡張子のファイルを選択し、「開く」をクリックします。Tip:
これにより、ソースでノード・タイプ・オーバーライドがソースで除去されている場合に、ターゲット環境でこれらを除去できます。Note:
ターゲット環境にすでに存在するソース・テンプレート内のアーカイブ済オブジェクトは、テンプレート・プレビューまたはテンプレート・インポートから除外できません。テンプレートのオブジェクトおよび設定を参照してください。
テンプレートがインポートされ、テンプレート内の各オブジェクトのステータスが表示されます。テンプレート・インポートのプレビューとインポート結果の確認を参照してください。