世代オプションの指定

抽出インスペクタの「世代」タブでは、最大深さや祖先の列順序およびバランス入力オプションなど、抽出の世代オプションを指定できます。このタブは、抽出の種類が「世代」の場合にのみ表示されます。

世代オプションを指定するには:

  1. 抽出インスペクタの「世代」タブで、「編集」をクリックします。
  2. 「最大深さ」に、整数(0または2から99)を入力して、抽出に祖先情報のために生成する列数を定義します。
    • 2から99の値により、バランスがとれた抽出になり、すべてのレコードが同じ数の繰り返される祖先列を持ちます(祖先に作成される列数は、最大深さから1を引いて指定されます)。
    • 0の値により、各レコードが異なる列数を持つ可能性があるため、抽出の列およびヘッダーのバランスがくずれます。
    • 1の値は、抽出に祖先情報を含まないため、入力できません。

    Note:

    祖先ノードの実際の深さが、指定した最大深さより大きい場合、その祖先ノードは抽出でスキップされます。これを防ぐには、最大深さを拡張するか、抽出の「オプション」タブで祖先フィルタを使用して祖先のリストをフィルタします。抽出オプションの指定を参照してください。
  3. 「バランス入力オプション」で、指定した最大深さレベルより少ない祖先を持つレコードを祖先列に配置するための値を選択します。
    • なし: 存在しないレベルの祖先列には、抽出オプションの「Nullキーワード」値が充てんされます。抽出オプションの指定を参照してください。
    • 親の繰返し: 存在しないレベルの祖先列には、抽出されている現在のノードの親ノードからの値が充てんされます。
    • ノードの繰返し: 存在しないレベルの祖先列には、抽出されているノードからの値が充てんされます。
    • 最上位ノードの繰返し: 最上位レベルの祖先列には、最上位ノードからの値が移入され、残りのレベルは、最後の祖先レベルが最下位レベルになるように押し下げられます。

    たとえば、最上位ノードがA、Aの子がB、Bの子がC、最下位レベル・ノードが111の階層があり、最大深さが5であるとします。次の表は、各「バランス入力オプション」設定がどのように表示されるかを表しています:

    バランス入力オプション 1列目 2列目 3列目 4列目 5列目
    なし A B C   111
    親の繰返し A B C C 111
    ノードの繰返し A B C 111 111
    最上位ノードの繰返し A A B C 111
  4. 「祖先列の順序」で、抽出の祖先列の順序を指定します(「増加」または「減少」)。たとえば、階層がレベル1からレベル10まである場合、「増加」はレベル1 (階層の最上位)から開始して下に移動し、「減少」はレベル10 (最下位レベル)から開始して上に移動します。