抽出インスペクタの「オプション」タブでは、ファイルやデータのフォーマットなど、抽出ファイルを作成するためのオプションを指定できます。
抽出オプションを指定するには:
注:
世代抽出の場合、ノード・フィルタは祖先に適用されません。オプション: 「X」をクリックしてノードまたは祖先式フィルタを除去します。
注:
世代抽出の場合、「親の再接続」は常に有効になっており、変更できません。
ヒント:
祖先、継承値または位置指定ロジックを使用するデフォルトの派生値などの位置情報を抽出している場合は、暗黙共有ノードの除外の回避が必要になることがあります。
表30-3 ファイル・フォーマット・オプション
フィールド | 説明 | 例 |
---|---|---|
区切り文字(テキスト・ファイル・タイプの抽出のみ) | テキスト文字列を区切る文字。値を選択するか、または「指定済」を選択し、「区切り文字」フィールドに区切り文字を入力します。複数の文字を区切り文字として最大10個まで入力でき、スペースなどの空白文字を使用できます。
注: 先頭と末尾の空白文字がサポートされます。たとえば、カンマ区切り文字の後にスペースを追加すると、抽出では、"A,B,C"ではなく"A, B, C"と表示されます。 |
カンマ |
改行スタイル(テキスト・ファイル・タイプの抽出のみ) | 次の行に進む文字 |
|
引用符列 | 引用符文字が必要な列:
注: 引用オプションは、カスタム・ヘッダーおよびフッターに適用されません。 |
なし |
引用符文字 | 引用符列を示すのに使用される文字 | 一重引用符 |
Nullキーワード | ファイル内のnull値を置き換えるキーワード | 空白 |
定義済の空文字列キーワード | ファイル内の定義済の空の値を置き換えるキーワード | データなし |
最上位ノード・キーワード | 階層における最上位ノードの親列のプロパティ値に使用されるキーワード。
これを指定しない場合、最上位ノードの親列に空白の値が出力されます。 |
ルート |
ピボット区切り文字 | 文字列データ型のプロパティの場合のみ、ピボットする文字列を区切る文字。値を選択するか、または「指定済」を選択して区切り文字を入力します。複数の文字を区切り文字として最大10個まで入力でき、タブなどの空白文字を使用できます。 | カンマ |
列ヘッダー・レコードを含める | ファイルの始まりにヘッダー・レコードを含めるインジケータ | 選択済 |
カスタム・ヘッダーを含める | 選択してカスタム・ヘッダー・レコードを含めます
選択した場合は、含めるカスタム・ヘッダーを入力します。カスタム・ヘッダーには代替パラメータを挿入できます。後続のカスタム・ヘッダーおよびフッターでの代替パラメータの使用を参照してください。 生成された列ヘッダー・レコードも使用している場合は、生成された列ヘッダーの前または後にカスタム・ヘッダーを配置するかどうかを指定します。 |
BOF (ファイルの始まりインジケータ) |
カスタム・フッターを含める | 選択してカスタム・フッター・レコードを含めます
選択した場合は、含めるカスタム・フッターを入力します。カスタム・フッターには代替パラメータを挿入できます。次のカスタム・ヘッダーおよびフッターでの代替パラメータの使用を参照してください。 |
EOF (ファイルの終わりインジケータ) |
表30-4 データ・フォーマット・オプション
フィールド | 説明 | 例 |
---|---|---|
負数の符号 | 負の値を示す文字 | カッコ |
3桁ごとの区切り文字 | 数値を3桁ごとに区切る文字 | カンマ |
小数点 | 数値の小数を区切る文字
注: 両方の区切り文字に同じ文字は使用できません。一方の区切り文字に選択した文字は、もう一方の区切り文字のドロップダウン・メニューから除去されます。 |
ドット |
ブール値 |
抽出するのがブール・プロパティの実際の値か、表示される値か、または指定した値かを指定します。 注:
|
|
許容値プロパティ |
抽出するのが許容値プロパティの実際の値か、または表示される値かを指定します。 |
表示 |
タイム・ゾーン |
抽出のタイムゾーン |
UTC |
日付フォーマット |
ドロップダウン・メニューから日付フォーマットを選択するか、または 注: 日付のフォーマット用記号を参照してください。 |
MM/dd/yyyy |
時間フォーマット |
ドロップダウン・メニューから時間フォーマットを選択するか、または 注: 「日付/時間の例」フィールドには、選択または指定する日付と時間のフォーマットが表示されます。 |
HH:mm:ss |
注:
「タイム・ゾーン」、「日付フォーマット」および「時間フォーマット」は、抽出レベルで保存されます。これは、実行するユーザーのロケールに関係なく、抽出の時間ゾーンおよびフォーマットが常に同じであることを意味します。
カスタム・ヘッダーおよびフッターでの代替パラメータの使用
カスタム・ヘッダーおよびフッターには代替パラメータを入力できます。抽出を実行すると、パラメータの値が抽出に挿入されます。たとえば、カスタム・フッターに<%Date%>
を入力し、抽出を実行すると、抽出が実行された日付がフッターに挿入されます。
ヒント:
代替パラメータでは大文字と小文字が区別されません。
次の代替パラメータを使用できます:
<%Date%>
: タイム・ゾーンとフォーマットの抽出設定に基づいて、抽出が実行された日付を返します。タイム・ゾーンが設定されていない場合は、UTCが使用されます。<%Time%>
: タイム・ゾーンとフォーマットの抽出設定に基づいて、抽出が実行された時刻を返します。タイム・ゾーンが設定されていない場合は、UTCが使用されます。<%Timestamp%>
: タイム・ゾーンとフォーマットの抽出設定に基づいて、抽出が実行された日付と時刻の組合せを返します。<%Username%>
: 抽出を実行するユーザー名を返します。<%UserFirstName%>
: 抽出を実行するユーザーの名を返します。<%UserLastName%>
: 抽出を実行するユーザーの姓を返します。<%UserEmail%>
: 抽出を実行するユーザーの電子メール・アドレスを返します。<%ExtractName%>
: 抽出の名前を返します。<%FileName%>
: 抽出ファイルの名前を返します。<%RecordCount%>
: 抽出されたレコード数を返します。このカウントでは、ヘッダー行とフッター行はレコード数から除外されますが、最後に使用されたレコード数と一致するようにピボットされた行は含まれます。
注:
このパラメータはカスタム・フッター行でのみ使用できます。カスタム・ヘッダーにレコード数を挿入することはできません。<%AppVersion%>
: Oracle Fusion Cloud Enterprise Data Managementのリリース番号を返します(例: "Oracle EDM Cloudリリース22.09")。