増分オプションの指定

抽出インスペクタの「増分」タブでは、抽出する必要があるアクションや、名前変更、移動および更新を組み合せるかどうかなど、抽出の増分オプションを指定できます。このタブは、抽出の種類が「増分」の場合にのみ表示されます。

増分オプションを指定するには:

  1. 抽出インスペクタの「増分」タブで、「編集」をクリックします。
  2. 各アクション・タイプで、アクションを処理するチェック・ボックスを選択し、オプションで、抽出でそのアクションに対して出力するアクション・コードを指定します。デフォルトでは、すべてのアクションは増分抽出で処理されます。次の表に、各アクションのデフォルトのアクション・コードを示します。
    アクション デフォルトのアクション・コード
    追加の処理

    ノート: 「移動の処理」を有効にしていない場合、デフォルトでは、移動操作の結果の構造的な変更は「追加」および「削除」として出力されます(それらのオプションが有効になっている場合)。移動の結果発生した追加および削除操作を出力ファイル内に入れない場合、「追加と削除から移動を除外」オプションを有効にします。次のステップ4を参照してください。

    Add
    削除の処理

    ノート: 「移動の処理」を有効にしていない場合、デフォルトでは、移動操作の結果の構造的な変更は「追加」および「削除」として出力されます(それらのオプションが有効になっている場合)。移動の結果発生した追加および削除操作を出力ファイル内に入れない場合、「追加と削除から移動を除外」オプションを有効にします。次のステップ4を参照してください。

    Delete
    移動の処理 Move
    名前変更の処理

    Note:

    増分抽出期間中にリセット・インポートが実行された場合、プロパティの「自」および「至」バージョンは決定できません。
    Rename
    プロパティ更新の処理

    Note:

    「欠落プロパティのスキップ」を有効にして、更新時にビューポイントの「自」および「至」バージョンの両方にプロパティが存在しない場合に、抽出に含めないことを指定します。
    Prop_Update
  3. 「名前変更、移動および更新の結合」を有効にして、プロパティに複数のアクションが実行された場合に、抽出では最も優先度の高いアクション・コードを使用して単一出力レコードに結合されるように指定します。アクション・コードの優先度の順序は、名前変更移動更新の順です。

    たとえば、プロパティが新しい親の下に移動されてその説明も更新された場合、この設定が有効な場合は、抽出ファイルに2つのレコード(1つは移動、もう1つは更新)が含まれるのではなく、「移動」のアクション・コードを使用して1レコードのみが抽出に含まれます。

  4. 「追加と削除から移動を除外」を有効にして、追加および削除が処理されるときに移動を処理せずに移動アクションを除外します。デフォルトでは、「追加」または「削除」の処理を選択して「移動」を選択していない場合、移動操作の結果の構造的な変更は「追加」および「削除」として抽出ファイルに出力されます(それらのオプションが有効になっている場合)。このオプションを選択した場合、移動の結果の構造的な変更は抽出ファイルに出力されません。

    このオプションについて、次の点に注意してください:

    • 追加または削除(あるいはその両方)の処理を選択したが、移動は選択しなかった場合、デフォルトではこのオプションは選択されず、移動の結果の構造的な変更は、追加および削除として抽出ファイルに表示されます。オプションを選択して、移動が追加および削除処理として抽出ファイルに出力されないようにすることができます。
    • 追加または削除(あるいはその両方)の処理を選択し、移動も選択した場合、このオプションは自動的に選択され、変更できません。
    • 追加および削除の両方の処理を選択しなかった場合、このオプションは表示されません。