抽出列の選択

抽出インスペクタの「列」タブでは、ディメンションについて抽出するプロパティと定数値を選択できます。

抽出列を選択するには:

  1. 「列」タブで「編集」をクリックします。
  2. プロパティを抽出に追加するには、次のアクションを実行します:
    1. 「プロパティの管理」をクリックします。

      ビューポイントのプロパティが表示されます。

    2. 抽出に追加するプロパティをクリックするか、または「すべて選択」をクリックして使用可能なすべてのプロパティを追加します。

      選択したプロパティはチェック・マークで示されます。プロパティを削除するには、「X」をクリックします。

      増分および世代抽出のみ: 選択したプロパティで、「+」をクリックしてプロパティを抽出に再度追加します。各プロパティのインスタンスの数が示されます。

      プロパティを複数回追加し、「ソース・タイプ」フィールドを使用すると(次のステップ5を参照)、たとえば、増分抽出で同じプロパティの「自」と「至」の値に異なる列を設定したり、ノードとその祖先の同じプロパティの値に異なる列を設定できます。

      選択した列からプロパティのインスタンスを除去するには、「X」をクリックします。


      増分抽出のプロパティ・コントロールを示すスクリーンショット

      ヒント:

      選択したプロパティは、クリックした順に抽出に追加されます。後でアクションを並べ替える手間を省くため、ファイル内に並べる順序でプロパティを選択します。

    3. 「OK」をクリックします。

      選択したプロパティが「列」ページに追加されます。

  3. オプション: 「ヘッダー」で、プロパティの列ヘッダー名を編集します。

    注:

    列ヘッダー名は、抽出内のプロパティごとに一意である必要があります。

  4. 特殊列を抽出に追加するには、「列の追加」をクリックし、追加する特殊列のタイプを選択し、列ヘッダー名を入力します:

    表26-2 特殊列の抽出

    列タイプ 説明
    アクション・コード(増分抽出のみ) プロパティに対して実行されたアクション。「増分」タブで、アクション・コードのラベルを指定できます。増分オプションの指定を参照してください。
    定数 ユーザー定義の定数値

    注:

    定数の値を「ソース値」に入力します。
    抽出実行ID 実行されている抽出の一意のGUID(すべてのレコードに対して複製)
    抽出タイムスタンプ 抽出のタイムスタンプ(すべてのレコードに対して複製)
    反転レベル(全体抽出のみ)

    注:

    階層ビューポイントに対して実行される抽出にのみ使用可能です。
    階層セット内のノードのボトムアップ・レベル

    最下位レベルのノードはレベル0であり、直接の親はレベル1のようになります。たとえば、最上位ノードに1つの子ノードがあり、その子ノードに1つの子ノードがある階層では、最下位ノード・レベルは0、最上位ノード・レベルは2です。

    レコード番号 最初のレコードに対して1で開始する増分番号
    ユーザー名 抽出を実行しているユーザーの名前(すべてのレコードに対して複製)
  5. オプション(増分および世代抽出のみ): 「ソース・タイプ」で、プロパティの値の基準を指定します:

    増分:

    • : 値はビューポイントの「自」バージョンに基づきます
    • : 値はビューポイントの「至」バージョンに基づきます
    • 結合: 値はビューポイントの「至」バージョンに基づきます(使用可能の場合)。そうでない場合、値はビューポイントの「自」バージョンに基づきます。

      注:

      Core.Nameプロパティに対する名前変更アクションの場合のみ、「結合」値はビューポイントの「自」バージョンに基づきます。

    世代:

    • ノード: 列の値は抽出されているノードに基づきます
    • 祖先: 列の値は抽出されているノードの祖先に基づきます

    注:

    祖先列は、グループ化する必要があります。
  6. オプション(全体抽出のみ): 「ピボット」チェック・ボックスを選択して、抽出ファイルでピボットするプロパティを指定します。これにより、ピボットされるプロパティのすべての値(nullまたは空の値を含む)に対して、抽出ファイルに個別に行が作成されます。抽出では1つのプロパティのみピボットできます。

    注:

    リストまたは文字列データ型のプロパティをピボット列として指定できます。文字列データ型の場合は、「オプション」タブでピボット区切り文字を指定します。抽出オプションの指定を参照してください。
  7. オプション(全体抽出のみ): 「キー」チェック・ボックスを選択して、列を主キー列として指定します。主キー列としてマークされた列では、キー値の一意のインスタンスごとに1行のデータが出力されます。主キー列の重複したインスタンスは、抽出出力から抑制されます。

    複数の列を主キー列として指定できます。重複は、キー列の値の組合せに基づいて判断されます。

    注:

    「ピボット」と「キー」オプションの両方を使用する場合:

    • 最初にピボット操作が実行され、次に主キー値の重複行が抽出からフィルタで除外されます。
    • ピボットする列は主キー列でもある必要があります。そうしないと、ピボットするプロパティの最初のレコードのみ抽出されます。
  8. オプション(増分抽出のみ): 次のように、「比較」列および「出力」列を使用して、このノードのレコードを含める必要があるかどうかを決定するためにプロパティ列で比較ロジックを使用するかどうか、およびその列を出力する必要があるかどうかを決定します:
    • 「比較」を使用して、プロパティの「自」と「至」の値の間に差異がある場合にレコードが生成されるかどうかを決定します。
    • 「出力」を使用して、このノードのレコードが生成された場合にその列を出力に含めるかどうかを決定します。
    比較設定 出力設定 抽出動作
    有効 有効 (デフォルトの動作)プロパティが比較され、プロパティ値の「自」バージョンと「至」バージョンの間でプロパティに差異がある場合は、ノードのレコードが生成され、その列が抽出に含められます。
    使用不可 有効 プロパティは比較されません。プロパティ値の「自」バージョンと「至」バージョンの間でプロパティに差異があると、レコードは生成されません。ただし、比較される他のプロパティに差異があるためにこのノードのレコードが生成された場合は、この列も抽出に含められます。
    有効 使用不可 プロパティが比較され、プロパティ値の「自」バージョンと「至」バージョンの間でプロパティに差異がある場合は、このノードのレコードが生成されます。ただし、その列は抽出に含められません。
    使用不可 使用不可 プロパティは比較されず、抽出に含められません。

    注:

    これらの設定は、増分オプションで「プロパティの更新の処理」を有効にした場合にのみ適用されます。増分オプションの指定を参照してください。
  9. 列を除去するには、次のアクションを実行します:
    • 「すべて除去」をクリックして、抽出からすべての列を除去します。
    • 個々の列を除去するには、除去するプロパティまたは定数の「アクション」列で アクション をクリックし、次に「除去」を選択します
    • 「プロパティの管理」から、選択したプロパティで「X」をクリックし、抽出から除去します。
  10. 列を並べ替えるには、次のアクションを実行します:
    • 移動するプロパティまたは定数列の行をドラッグ・アンド・ドロップします
    • 移動するプロパティまたは定数の「アクション」列で、アクションをクリックし、いずれかの移動アクションを選択します。
  11. 「保存」をクリックします。