ビューポイント・ロードの操作

ビューポイント・ロードを使用すると、未バインド、バインド済または一部バインド済のビューポイントにデータをロードできます。バインド済と未バインドの両方のプロパティをロードできます。カンマ区切り(CSV)またはExcelファイル、およびCSVまたはExcelファイルが含まれたZIPファイルを使用して、ビューポイントにデータをロードします。

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ビューポイント・ロードを使用してデータをビューポイントにロードする方法についてさらに学習します。

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ビューポイント・ロードには主なモードが2つあります:

  • マージ: 要求システムを使用して変更をマージする場合に使用します
  • 置換: ビューポイントのデータをロード・ファイルのデータと置換する場合に使用します。

Caution:

「マージ」または「置換」モードでビューポイント・ロードを実行するとき、ロード・ファイルに次のものが含まれていることを確認してください:

  • ロードされているビューポイントのデータの完全なセット。
  • 次の例外を除く、ロードされているビューポイントと同じ最上位ノード:
    • 空の階層セットへの初期ロードの場合、ロード・ファイルからの最上位ノードがビューポイントに追加されます。
    • 階層セットが単独のノード・セットによって参照されるビューポイントへのロードの場合、ビューポイントの最上位ノードは、ロード・ファイルの最上位ノードに基づいて追加および除去されます。

ビューポイント・ロードを使用して、代替ビューポイントを作成してそれをロードすることによって、データのサブセットをインポートすることもできます。ロードは代替ビューポイント内の関係を調整し、代替ビューポイントに含まれない階層セット内の関係をそのままにします。代替ビューポイントおよび主なビューポイントの両方にある共通の関係は、影響を受ける可能性があります。

ビューポイント・ロードを使用するユースケースとして、次のようなものが考えられます:

  • 階層セット内の複数の最上位ノードの1つのみでメンテナンス・ビューポイントを作成し、それにロードすることにより、その最上位ノードのみを更新。たとえば、Analytics、MarketingおよびFinanceを最上位ノードとして持つEmployees by Department階層で、Financeのみを最上位ノードとして持つメンテナンス・ビューポイントを作成し、その部門に関する変更のみをロードできます。
  • ある分岐から下の階層のサブセットの更新。たとえば、Geographic階層で、Georgiaを最上位ノードとして持つメンテナンス・ビューポイントを作成し、Georgiaから下の変更をロードできます。
  • 未バインド・プロパティ(ディメンション・バインディングに含まれているもの以外のプロパティ)を持つノードの追加および更新。バインディングおよびバインドされたデータ・オブジェクトの理解を参照してください。
  • 要求アイテム制限を超えるノードのバルク更新。

    Note:

    ロードされているビューポイントのすべての最上位ノードのすべての関係が、ロード・ファイルに含まれていることを確認してください。

ビューポイント・ロードの例

階層セットHS1は次のビューポイントで使用されています:

ビューポイント名 最上位ノード ビュー名
CC_VP
  • Legal
  • Managerial
  • Geographic
Cost Center (デフォルトのアプリケーション・ビュー)
CC_MGR_VP Managerial Managerial (メンテナンス・ビュー)
CC_TX_VP Texas (Geographicの下のノード) Texas (メンテナンス・ビュー)

このシナリオの場合:

  • Cost CenterおよびTexasビューポイントの他の最上位ノードの関係情報を失わずに、Managerialビューポイントにロードできます。ロード・ファイルにManagerial最上位ノードのすべての関係情報が含まれていることを確認してください。
  • ManagerialおよびCost Centerビューポイントの最上位ノードの関係情報、またはCost Centerビューポイントの他のGeographic分岐の関係情報を失わずに、Texasビューポイントにロードできます。ロード・ファイルにTexas最上位ノードのすべての関係情報含まれていることを確認してください。

ビューポイント・ロードとインポートの比較

ビューポイント・ロードとインポートは、どちらもディメンションにデータをロードするという点で似ています。ただし、いくつかの主要な相違があります:

ビューポイント・ロード インポート
バインディング・ステータスに関係なく、任意のビューポイントまたはプロパティに対して実行できます バインドされたビューポイントおよびプロパティに制限されます
バインド済ディメンション、参照ディメンションおよび未バインド・ディメンションで使用できます。 バインド済ディメンションでのみ使用できます。
すべてのバインド済プロパティが必須であるわけではありません。 すべてのバインド済プロパティが必須です。
「置換」および「マージ」モードをサポートしています。 「置換」、「リセット」および「マージ」モードをサポートしています。
ファイルからのみロードできます。 ファイルからインポートすることも、接続を使用して外部アプリケーションからインポートすることもできます。
プロパティの許容値を拡張できません。 プロパティの許容値を(オプションで)拡張できます。
マージ・モードのロードについては、次のオプションが事前定義されており、変更することはできません:
  • 削除の処理: False
  • 並替えの処理: True
  • 自動送信: True
  • 承認およびコミットの省略: False
マージ・インポート・オプションは、ユーザーによる構成が可能です。インポート・オプションの管理を参照してください

ロード・モード

データをロードするときに、選択できるモードが2つあります。次の表で、ロード・モードについて説明します。

ロード・モード 階層ビューポイント更新 リスト・ビューポイント更新
マージ
  • ロード・ソースにあるが、ターゲット・ビューポイントにないノードを追加します

  • ロード・ソースとターゲット・ビューポイントで値が異なるノード・プロパティ値を更新します。

  • ロード・ソースにターゲット・ビューポイントとは異なる親があるノードの場合:

    • 共有ノードが有効な場合はノードが挿入されます。
    • 共有ノードが有効でない場合はノードが移動されます。
  • ターゲット・ビューポイントにあるが、ロード・ソースにないノードを除去します。

  • ビューポイントでカスタム順序がサポートされている場合、並替えアクションを処理します。
  • 関係プロパティ値の場合:

    • 関係プロパティ値がロード・ソースに存在するが、ターゲット・ビューポイントに存在しない場合、関係プロパティ値が更新されます。

    • 関係プロパティ値がロード・ソースとターゲット・ビューポイントで同じ場合、更新は行われません。

    • ロード・ソースに関係プロパティ値が含まれていない場合、更新は行われません。

  • ロード・ソースにあるが、ターゲット・ビューポイントにないノードを追加します

  • ロード・ソースとターゲット・ビューポイントで値が異なるノード・プロパティ値を更新します。

  • ノードは、作成または更新された日付の降順で表示されます。

置換
  • ターゲット・ビューポイントの既存の最上位ノードの下の階層関係をロード・ファイルの関係と置換します
  • ターゲット・ビューポイントの最上位ノードにないロード・ファイル内の階層関係は無視されます
  • ロード・ファイルにないターゲット・ビューポイントの関係プロパティを保持します。
  • ターゲット・ビューポイントにない、同じ階層セット内の階層関係を保持します
  • ロード・ソースにあるが、ターゲット・ビューポイントにないノードを追加します

  • ロード・ソースとターゲット・ビューポイントで値が異なるノード・プロパティ値を更新します。

  • ノードは、作成または更新された日付の降順で表示されます。