計算のターゲット範囲およびターゲット範囲内のすべてのセルに対して実行する式を定義します。
「ターゲット」タブに最初にアクセスすると、必須のエンティティ・ディメンションと勘定科目ディメンション、オプションの通貨ディメンション(複数通貨アプリケーションを使用している場合)、およびアプリケーションのカスタム・ディメンションが、「ターゲット・ディメンション」の下に表示されます。(ルール・セット・コンテキストまたはモデル・コンテキストを定義して有効にした場合、ルール・セット・コンテキストまたはモデル・コンテキストで定義されたディメンションは表示されません。モデル・コンテキストおよびルール・セット・コンテキストの理解を参照してください。)
カスタム計算ルール・ターゲットを定義するには:
「ターゲット」タブのドロップダウンをクリックし、「結果ディメンション」を選択します。
カスタム計算ルールのMDX式を入力します。
式が大きい場合は、「展開」をクリックして、式のテキスト・ボックスをより大きいポップアップ・ウィンドウに展開します。式を入力したら、「検証」クリックして式が有効であることを確認します。
式を作成する方法の詳細は、カスタム計算ルールの式の構文および空のタプルをスキップしてカスタム計算を最適化を参照してください。
ターゲット・ディメンションごとに1つ以上のメンバーを選択します。
すべてのディメンションに対してメンバーを選択する必要があります。ルールでデータにディメンションを適用しない場合は、<dimname>なしメンバーを選択します。ルールの作成時のディメンションおよびメンバーの要件を参照してください。
Note:
結果ディメンションのメンバーは式の左側(結果側)に表示される必要があるため、「結果ディメンション」に選択したディメンションはターゲット・ディメンションとして含まれません。
メンバーを選択するには、ターゲット・ディメンションを展開し、「ターゲットの追加」をクリックしてから、をクリックして「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスを起動します。メンバー・セレクタの使用を参照してください。
ターゲット・ディメンションに追加するメンバーが多数あり、メンバー名がわかっている場合は、「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスから各メンバーを1つずつ追加するかわりに、「ターゲット・ディメンション」見出しの右側にあるをクリックして「ディメンション・メンバー・エディタ」にメンバーを入力できます。
たとえば、Excelスプレッドシートにメンバーのリストがある場合、Excelからこれらのメンバーをコピーして、「ディメンション・メンバー・エディタ」に貼り付けることができます。メンバーは、ディメンションの作成時に割り当てられたターゲットのディメンションに追加されます。ディメンションへのメンバーの追加を参照してください。
Note:
「ディメンション・メンバー・エディタ」に入力したメンバーは、ターゲットの該当するディメンションに割り当てることができます。特定のディメンションに複数のメンバーを追加するには、ディメンションの横にあるをクリックします。
ディメンションの横にあるをクリックして、次のいずれかのオプションを選択することもできます:
複数のターゲット・メンバーを追加: 各メンバーを個別に選択せずに、一度に複数のメンバーをディメンションに割り当てることができるダイアログ・ボックスにアクセスします。
計算セグメンテーション: 選択した場合、ルールは個別に実行するためにより小さいルールにセグメント化されます。これにより、Oracle Essbaseで処理するには大きすぎるような、非常に幅広いデータ範囲のルールを計算で処理できるようになります。「計算セグメンテーション」は、ルールごとに最大2つのディメンションについて使用可能です。
Note:
「計算セグメンテーション」を使用するのは、ソース範囲が非常に大きく、点在している場合のみにしてください。ベスト・プラクティスとして、このオプションを続行する前にサポートに連絡してください。
<Dimname>の選択のクリア: ターゲット・ディメンションに選択したすべてのメンバーをクリアします。
個々のメンバーを削除するには、メンバーをクリックし、<MemberName>の削除を選択します。<MemberName>は、削除するメンバーの名前です。
Note:
ルールで使用されるターゲット・メンバーをフィルタする方法の詳細は、ターゲット・メンバーのフィルタの管理を参照してください。