宛先をソースと同じに設定

宛先のディメンションのメンバーを、ソースのディメンションに対して選択したメンバーと同じになるように定義できます。この場合、ルールの実行時、ソースのメンバー選択に一致させることで、配賦する宛先のメンバーが選択されます。レベル0ではないソース選択のメンバーはレベル0メンバーに解決され、次に、宛先内のレベル0メンバーと一致されます。これは、ソース・メンバーに関連付けられた値は、ディメンションの他のメンバーには配賦されないが、ソースと同じメンバーには関連付けられたままになることを意味します。

宛先メンバーをソース・メンバーと同じになるように設定するには:

  1. 「宛先」列のディメンションの横にある「ディメンション宛先アクション」アイコンをクリックします。

  2. 「宛先をソースと同じに設定」を選択します。

「宛先をソースと同じに設定」を選択すると、ソースで使用されているものと同じディメンションを選択することも(ソースと同じ、同じディメンション)、異なるディメンションを選択することもできます(ソースと同じ、異なるディメンション)。

ソースと同じ、同じディメンション

宛先ディメンションで、ソース・ディメンションで使用したものと同じメンバーに配賦する場合は、ソースで使用したものと同じディメンションを選択します。これはデフォルトです。

この例では、ソースの勘定科目ディメンションと同じ、勘定科目ディメンションが選択されています。

ソースと同じ、同じディメンション

宛先範囲を定義する場合は、必要な数のディメンションに対してソースと同じ、同じディメンションオプションを使用できます。

ソースと同じ、異なるディメンション

まれなケースとして、異なるディメンションのディメンション・メンバーがほぼ同一である場合は、ソースと同じ、異なるディメンション・オプションを使用できます。この場合、宛先メンバーが、異なるディメンションに対して選択したソース・メンバーと一致することを要求することになります。

ソース・ディメンションとは異なるディメンションを選択すると、複数のディメンションに存在するメンバー名を使用するディメンションを含むソース参照および宛先参照を作成できます。たとえば、配賦結果で送信エンティティと受信エンティティを追跡するために、元エンティティ・ディメンションとターゲット・エンティティ・ディメンションの両方を使用できます。

この例では、ソースの勘定科目ディメンションと異なる、エンティティ・ディメンションが選択されています。

ソースと同じ、異なるディメンション

宛先範囲を定義する場合は、1つのディメンションに対してのみソースと同じ、異なるディメンション・オプションを使用できます。

Note:

ソースと同じ、異なるディメンションオプションを使用する場合は、異なるディメンションのメンバーである場合でも、重複するメンバー名を使用できないことに注意してください。たとえば、SalesというエンティティとSalesという勘定科目を持つ場合は、接頭辞を使用してメンバーを区別します。たとえば、ENT_SalesACC_Salesのようにします。

メンバー名を照合する式を定義する方法の詳細は、メンバー照合式の定義を参照してください。