Oracle Object Storageバケットから現在の環境にファイルまたはバックアップ・スナップショットをコピーします。
バックアップ・スナップショットをコピーする場合、このコマンドはObject Storageバケットからバックアップ・スナップショットをコピーし、Oracle Enterprise Performance Management Cloudでその内容を抽出します。
適用対象
Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、 Oracle Enterprise Data Management Cloud、Narrative Reporting、Strategic Workforce PlanningおよびSales Planning。
必要な役割
サービス管理者
使用方法
epmautomate copyFromObjectStorage USERNAME PASSWORD URL TARGET_FILE_NAME
。ここで:
USERNAME
は、Oracle Object Storage Cloudの必要なアクセス権を持つユーザーのIDです。
フェデレーション・アイデンティティ・プロバイダで作成されたユーザーの場合は、ユーザーの完全修飾名を指定します(たとえば、exampleIdP/jdoe
やexampleIdP/john.doe@example.com
。ここで、exampleIdP
はフェデレーション・アイデンティティ・プロバイダの名前)。その他のユーザーの場合は、ユーザーIDを指定します。
PASSWORD
は、ユーザーに関連付けられているSwiftパスワードまたは認証トークンです。このパスワードは、オブジェクト・ストレージ・コンソールへのサインインに使用するパスワードとは異なります。認証トークンは、Oracleで生成されるトークンであり、たとえば、Swiftクライアントでの認証など、サード・パーティのAPIでの認証に使用します。このトークンを作成する手順は、Oracle Cloud Infrastructureドキュメント の認証トークンを作成するにはを参照してください。URL
は、バケット名とコピーするオブジェクトの名前を含む、Oracle Object Storage CloudバケットのURLです。
URLの形式:
https://swiftobjectstorage.region_identifier.oraclecloud.com/v1/namespace/bucket_name/object_name
region_identifier
は、Oracle Cloud Infrastructureホスティング・リージョンです。namespace
は、すべてのバケットとオブジェクトの最上位のコンテナです。各Oracle Cloud Infrastructureテナントには、アカウントの作成時に、システムによって生成された一意のObject Storage名前空間名が割り当てられます。テナンシの名前空間名(axaxnpcrorw5
など)は、すべてのリージョンで有効です。bucket_name
は、データとファイルを保存する論理コンテナの名前です。バケットはコンパートメントの下に整理され、維持されます。システムで生成されたバケット名(たとえば、bucket-20210301-1359
)は、現在の年、月、日、および時刻を反映します。object_name
は、Oracle Object Storage Cloudからコピーするスナップショットまたはファイルの名前です。この値は、Object Storage Cloudのオブジェクトのフル・ネームと正確に一致する必要があります。オブジェクト名に含まれていないかぎり、.zip
などの拡張子は使用しないでください。詳細は、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントのこれらのトピックを参照してください。
TARGET_FILE_NAME
は、EPM Cloud環境内のファイルまたはスナップショットの一意の名前です。スナップショットをコピーするときは、このファイル名をimportSnapshotコマンドで使用できるように、ZIP拡張子を指定しないでください。
100 MBを超えるファイルは、そのセグメントを識別するマニフェスト・ファイルとともにOracle Object Storageの論理ディレクトリ内に格納されます。論理ディレクトリの名前をTARGET_FILE_NAME
として指定します。
例
これらの例では、URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET
を、次の形式の作業URLに置換します: https://swiftobjectstorage.region_identifier.oraclecloud.com/v1/namespace/bucket_name/
。
backup_Snapshot_12_05_20.zip
という名前のスナップショットをOracle Object StorageバケットからEPM Cloudにコピーし、名前を変更します:
epmautomate copyFromObjectStorage oracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET/backup_Snapshot_12_05_20.zip snapshot_from_osc
backup_Snapshot_12_05_20
という名前のスナップショットをOracle Object StorageバケットからEPM Cloudにコピーし、名前を変更します:
epmautomate copyFromObjectStorage oracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET/backup_Snapshot_12_05_20 snapshot_from_osc
backup_Snapshot_12_05_20
という名前のスナップショットをOracle Object StorageバケットからEPM Cloudにコピーします:
epmautomate copyFromObjectStorage oracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET/backup_snapshot_12_05_20 backup_snapshot_12_05_20
epmautomate copyFromObjectStorage oracleidentitycloudservice/jDoe example_pwd URL_OF_THE_ORACLE_OBJECT_STORAGE_BUCKET/example_file.txt copied_from_osc.txt