サービス環境にスナップショットの内容をインポートします。インポートするスナップショットは、デフォルトのアップロード場所にあることが必要です。
サービス管理者は、uploadFileコマンドを使用してスナップショットをアップロードするか、copySnapshotFromInstanceコマンドを使用してスナップショットを別のインスタンスからコピーします。
カスタム期間メンバーに置き換えられ、名前が変更されたシード済期間メンバーがPlanningビジネス・プロセスに含まれると、スナップショットのインポートが失敗する可能性があります。たとえば、シード済のYearTotal期間メンバーの名前をunused_YearTotalに変更し、元のシード済メンバー名(この例ではYearTotal)を使用して別タイプの期間メンバーを追加したとします。この場合、スナップショットのインポートは失敗する可能性があります。
このコマンドを使用して実行できるアクティビティは役割によって異なります。
インポート中のスナップショットで、アイデンティティ・ドメインに存在しないユーザーが参照されている場合、このコマンドによってアイデンティティ・ドメインにユーザーが作成され、コマンドで指定したデフォルト・パスワードが割り当てられます。または、コマンドでパスワードを指定しない場合は、各ユーザーに対する一時的な一意のパスワードが割り当てられます。デフォルトでは、最初のサインインの際にユーザーがパスワードをリセットする必要があります。
注:
適用対象
Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、Oracle Enterprise Data Management Cloud、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planning。必要な役割
使用方法
epmautomate importSnapshot SNAPSHOT_NAME [importUsers=true|false] [userPassword=DEFAULT_PASSWORD] [resetPassword=true|false]。ここで:
SNAPSHOT_NAMEは、デフォルトのアップロード場所のスナップショット名です。importUsersは、オプションであり、スナップショットからユーザーとその事前定義済役割の割当てをインポートするかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。ソース・スナップショットに新しいユーザーに関するデータが含まれている場合、または現在のユーザーに新しい役割が割り当てられている場合は、importUsers=trueを使用して、ユーザーと事前定義済役割の割当てをアイデンティティ・ドメインにインポートします。
ユーザー・ログイン値では大文字と小文字が区別されません。たとえば、ユーザー・ログイン値jane.doe@example.comは、Jane.Doe@Example.comなど、大文字と小文字のすべてのバリエーションと同じであるものとして処理されます。いずれかのバリエーションがアイデンティティ・ドメインに存在するユーザー・ログインに一致する場合、ユーザーはスナップショットからインポートされません。
注:
jdoeがターゲット環境ではパワー・ユーザーという事前定義済役割に割り当てられているが、ソース・スナップショットではユーザー役割のみを持っているとします。この状況では、このコマンドによって、ターゲット環境でjdoeがユーザー役割に割り当てられますが、パワー・ユーザーの役割の割当ては削除されません。jdoeにはターゲット環境にアカウントがありますが、ソース・スナップショットにはこのアカウントが存在しないとします。この状況では、ターゲット環境のjdoeのアカウントは削除されません。jdoeの姓のスペルがターゲット環境で異なる場合、ターゲット環境では変更は加えられません。userPasswordは、オプションであり、アイデンティティ・ドメインで作成された新しいユーザーに割り当てるデフォルトのパスワードを示します。指定するパスワードは、パスワードの最小要件を満たしている必要があります。このパラメータの値を指定しない場合、一意の一時パスワードが各ユーザーに割り当てられます。resetPasswordは、オプションであり、新しいユーザーが最初のログイン時にパスワードを変更する必要があるかどうかを示します。デフォルトはtrueであり、新しいユーザーは最初のサインイン時にパスワードを変更する必要があります。この値がtrueに設定されている場合、新しいユーザーは、パスワードの変更を求めるアカウントのアクティブ化の電子メールを受信します。例
epmautomate importSnapshot April16FullAppepmautomate importSnapshot April16FullApp importUsers=true
epmautomate importSnapshot April16FullApp importUsers=true userPassword=P@ssw0rd1 resetPassword=false