環境を再起動します。オプションで、ブロック・ストレージ・オプション(BSO)キューブのOracle Essbaseインデックス・キャッシュがアプリケーションに対して最適化されるように、環境を再起動する前に自動調整できます。
デフォルトで、環境は日次メンテナンスの完了直後に再起動されます。たとえば、スナップショットを環境にインポートした後など、環境の自動調整は重要です。このコマンドは、深刻なパフォーマンス低下が観測された場合または環境が使用不可であることを示すエラー・メッセージが表示された場合にのみ使用します。環境の再起動によるアプリケーションのカスタマイズ(たとえば、ロケール変更、テーマや通貨に関連する設定など)への影響はありません。再起動には最大15分かかります。
このコマンドを使用する前に、環境でビジネス・ルールが実行されていないことを確認してください。
適用対象
Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、Oracle Enterprise Data Management Cloud、Narrative Reporting、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planning。必要な役割
サービス管理者使用方法
epmautomate resetService "comment" [AutoTune=true|false]
[-f]
。ここで:
Comment
は、環境のリセットを引き起こした問題の説明です。コメントは引用符で囲む必要があります。
AutoTune
はオプションで、アプリケーションのEssbaseキャッシュのBSOキューブを最適化するために環境を自動調整するかどうかを示します。デフォルトはfalse
です。
このパラメータは、Essbase BSOキューブ: Planning (Planningモジュールを含む)、Financial Consolidation and CloseおよびTax Reportingを使用する環境でのみ使用します。
-f
はオプションで、追加のユーザー介入なしで環境の再起動を強制することを指定します。このオプションを使用しない場合は、EPM自動化によって操作の確認を求められます。このオプションは、このコマンドを使用するスクリプトをスケジュールする場合に便利です。
例
epmautomate resetService "Users experience slow connections; force restarting the environment" -f
epmautomate resetService "Users experience unacceptably slow connections"
epmautomate resetService "Optimizing the Essbase cache" AutoTune=true