EPM Cloud OCI (Gen 2)環境のDKIMサポート

OCI (Gen 2)環境のOracle Enterprise Performance Management Cloudは、DKIM (ドメインキー認証メール)をサポートしています。EPM Cloudの電子メール・サーバーは、秘密キーを使用して送信電子メール・メッセージに署名します。受信メール・サーバーは、oraclecloud.comのDNSレコードで公開されている公開キーを使用して、これらのEPM Cloudの電子メール・サーバーの電子メール・メッセージの署名を検証できます。

Note:

DKIMに対するオラクルのサポートは、ドメイン・アドレスがno.reply@oraclecloud.comまたはカスタム電子メール・アドレスである電子メールに対して有効です。送信メッセージでカスタム送信者電子メール・アドレスを使用するようにリクエストするには、Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドのOCI (Gen 2)環境のカスタム送信者電子メール・アドレスのリクエストを参照してください。

DKIMセレクタ値の取得

oraclecloud.comのDNSレコードからDKIM公開キーを見つけるには、電子メールで送信されたヘッダー情報で参照されているDKIMセレクタ値を使用します。DKIMセレクタはheader.s= VALUEで参照されています。header.dはoracle.cloud.comです。

たとえば、送信者ドメインno.reply@oraclecloud.comからの電子メールのヘッダー情報を次に示します:

Authentication-Results: ppops.net; 
spf=pass smptp.mailfrom=bounces+jane.doe=oracle.com@server.rp.exampleleemaildelivery.com; 
dkim=pass header.s=emaildelivery header.d=oracle.cloud.com; 
dkim=pass header.s=ACCOUNT_NAME header.d=server.rp.oracleemaildelivery.com; 
dmarc=pass header.from=oracle.cloud.com

DKIMセレクタ値はemaildeliveryです。

公開キーの取得

DKIMセレクタ値(例: emaildelivery)および送信者ドメインno.reply@oraclecloud.comを使用して、次の方法で公開キーを取得します:

Webサイト(https://www.mail-tester.com/spf-dkim-checkなど)からDNS関連のレコードを確認します。
Linux/ MAC OSのコマンドラインで次のコマンドを実行します:
```
dig domainSelectorValue._domainkey.oraclecloud.com TXT +short
```

前述の方法を使用すると、emaildelivery._domainkey.oraclecloud.coのDNSレコードの公開キーは次のようになります:

"k=rsa\;p=MIIBIjANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOCAQ8AMIIBCgKCAQEA9Td5RdIXZ9SC4q49SCnB+iR7/TCmlnvu/54GMARLiik6lkF+h0C+Ek8z2UfPU3J/Nj+Rt+Q9Dvuvpdfzw/vfwE1yT4/ZdncRNzQ+rI5NfC6oi4F6X3ZpZ3sx0pu6TwAoJszeVzQTHS4xt4EhGeM" 
"hSaKMWTO23H7/5/4/7Je3zbt0VsPJ3zXArOOLiBS7TuN3RUAVh4CPDbmP2Ddzr6GWOkUzJq+lPH8tybOb/6jv5He2vVt35r/VUXEaotvQzo7h8eLTOe8AgmyCDYeLPOTWoPSiZ7KdJW0Cly5eP8WZJaT2beBeUzBB7x1q7a/vt5f4YwllcD8VC+zeK/64BSLQ5wIDAQAB"

キー長: 2048