ツリーマップ・チャート
ツリーマップ・チャートは、様々なサイズと色のネストされた長方形を使用して階層データを示すデータ視覚化です。各レベルの階層は長方形(通常はブランチと呼ばれます)として表され、そこに他の長方形(リーフ)が含まれます。ツリーマップを構成する各長方形内の領域は、対応するデータ・ポイントでの定量値に基づいて強調表示されます。
サンバースト・チャート
サンバースト・チャートによっても階層データ構造が視覚化されます。サンバースト・チャートは、内側の円がより深い階層レベルのリングに囲まれた構成となります。各セグメントの角度は、値に比例するか、その内側のセグメントのもとで均等に分割されます。
これらのチャート・タイプのどちらを使用しても、データ・パターンの発見やデータ量の比較が容易になります。レポートでは、メンバーおよび関数を単一ディメンションから選択し、ツリーマップ・チャートまたはサンバースト・チャートで階層を視覚化します。必要に応じて、チャート・プロパティを設定し、要素の色を定義することもできます。
Note:
描画される階層要素は、「チャート・データ」で選択された単一列を持つグリッド行に存在する必要があります。「チャート・データ」で複数の列が選択された場合、最初の列のみがチャートで値を描画するために使用されます。
グリッド行の選択には、1つのディメンションの個々のメンバーおよびメンバー選択関数を含めることができます。どちらのチャート・タイプでレンダリングされる階層も、定義されたメンバー選択と「チャート・データ」で選択された行に基づきます。
グリッド行で複数のディメンションが定義されている場合、チャート結果は階層形式で表示されないため、単一ディメンションのみをグリッド行で定義する必要があります。
ツリーマップ・チャートとサンバースト・チャートの両方に共通するプロパティ
ツリーマップ・チャートとサンバースト・チャートのどちらにも凡例(メンバー・ラベルは各チャート要素とともに表示されます)および軸がないため、これら2つのタブは両方のチャート・タイプで無効になっています。
「描画領域」のプロパティには、ツリーマップ・チャート・タイプおよびサンバースト・チャート・タイプ用に、「色ラベル」と「サイズ・ラベル」という2つの追加オプション・ラベル・プロパティがあります。
どちらのプロパティでも、チャートの下部に追加ラベルが表示されます。
チャートの色
データ・セットごとに定義されている色は、チャートのデフォルト色またはチャート・シリーズ・プロパティに表示されます。
サンバースト・チャートの場合:
内側のリング・ノードそれぞれに、「データ・セット1」、「データ・セット2」などに基づいた色セットがあります。
次の外側のリング内にある各親要素の下の各子要素に、「データ・セット1」、「データ・セット2」などに基づいた色セットがあります。
ツリーマップ・チャートの場合:
各ノードの長方形要素には、親メンバーの下での階層内の各ノードの位置に基づいて描画された色および「データ・セット1」、「データ・セット2」などの色セットがあります。
例:
「データ・セット1」の色 = 青および「データ・セット1」の色 = 赤の場合
親1には2つの子、子1および子2があります
ツリーマップ・チャートで描画した場合、子1の色は青になり、子2の色は赤になります。