散布図およびバブル・チャートについて

バブル・チャートは散布図のバリエーションです。ここではデータ・ポイントがバブルに置き換わっており、バブルのサイズで追加のディメンションを表しています。

散布図について

次の2つの軸があります。1つは水平軸に一連の数値データが示され、もう1つは垂直軸に2番目の一連の数値が示されます。一連の製品およびサービスの実績とプランのデータを比較する散布図の例を見ていきましょう。

図7-6 散布図およびデータ


スクリーンショットには製品およびサービスの実績とプランのデータ・セットが数値書式で表示され、同じデータ・セットが散布図に描画されています。次の段落でチャートについて説明します。

図7-6に、ある電器店の製品およびサービスについての実績とプランのデータ・セットを示しています。その下の散布図では、実績データが水平X軸に描画され、プラン・データが垂直Y軸に表示されています。

散布図を作成するには:

  1. 散布図をレポートに挿入します。

  2. 「チャート・データ」タブで、「X」ボタンを選択し、X軸に描画するデータを強調表示します。

  3. 「Y」ボタンを選択し、Y軸に描画するデータを強調表示します。

  4. オプションで、軸のプロパティで軸のラベルを設定します。

  5. オプションで、散布図のプロパティでマーカーの色、スタイルおよびサイズを設定します。

図7-7に、X軸への実績データとY軸へのプラン・データの設定を示します。

図7-7 散布図の設定


スクリーンショットに、X軸を実績列として定義し、Y軸をプラン列として定義した「チャート・データ」タブを示しています。

バブル・チャートについて

バブル・チャートの例を見ていきましょう。ここでは前述の散布図と同じ実績とプランのデータを使用し、2つのデータ・セットの差を3番目のデータ・セットとして追加しています。

図7-8 バブル・チャートおよびデータ


スクリーンショットには2つのイメージが表示されています: 製品およびサービスの実績、プラン、差異のデータ・セットが数値書式で表示され、同じデータ・セットがバブル・チャートに描画されています。実績とプランの差異が小さい場合はバブルが小さくなり、実績とプランの差異が大きい場合はバブルが大きくなります。

図7-8に、ある電器店の製品およびサービスについての実績とプランのデータ・セットを示し、2つの差異を3番目の列に表示しています。その下のバブル・チャートでは、実績データが水平X軸に描画され、プラン・データが垂直Y軸に表示され、差異データはバブルのサイズで表されています。

バブル・チャートを作成するには:

  1. バブル・チャートをレポートに挿入します。

  2. 「チャート・データ」タブで、「X」ボタンを選択し、X軸に描画するデータを強調表示します。

  3. 「Y」ボタンを選択し、Y軸に描画するデータを強調表示します。

  4. 「バブル・サイズ」ボタンを選択し、バブル・サイズに使用するデータを強調表示します。

  5. オプションで、軸のプロパティで軸のラベルを設定します。

  6. オプションで、バブルのプロパティでバブルの色およびマーカーのスタイルを設定します。

図7-9に、バブル・サイズとしての差異の設定を示します。

図7-9 バブル・チャートの設定


スクリーンショットに、バブル・サイズを列Cとして定義した「チャート・データ」タブを示しています

注:

サンプル・レポート8 (ウォーターフォールおよびバブル・チャート)には、バブル・チャートの例が含まれています。