これらのチャートには、正の値と負の値の現在までの合計が表示され、これは、初期値からどのように正味の値に達したかを表示する際に役立ちます。
図7-2はNet Revenueから始まり、Net Incomeに達するまでの正および負に寄与する項目を示しています。
図7-2 ウォーターフォール・チャートの例
ウォーターフォール・チャートのデータは通常、グリッド行データ値に単一の列で描画され、行の要素はX軸に描画されます。
「シリーズ/グループ」のデフォルト設定は、「列/行」です。
X軸のデータがグリッド列に表示される場合は、かわりに「行/列」が使用されます。
正の値、負の値および合計
通常、EPMデータはグリッドに正の値として表示されます。データ値を、負として(例: Cost of SalesおよびOperating Expenses)または合計として(例: Gross ProfitおよびNet Income)手動で設定する必要があります。
データ値を負として設定するには:
負として設定するデータ値を含む行または列を選択します。
行ヘッダーで、下矢印をクリックして「負としてプロット」を選択します。
行または列に、負の値であることを示すマイナス記号が表示されます。
図7-3 ウォーターフォールの負のデータ値
図7-3は、負のデータ値として設定されたCost of Sales、Operating ExpensesおよびProvision for Income Taxの例を示しています。
データ値を合計として設定するには:
合計として設定するデータ値を含む行または列を選択します。
行ヘッダーで、下矢印をクリックして「合計として設定」を選択します。
行または列に、合計の値であることを示す Ʃ 記号が表示されます。
図7-4 ウォーターフォールの合計のデータ値
図7-4は、合計のデータ値として設定されたNet Revenue、Gross Profit、Pretax Income From OperationsおよびNet Incomeの例を示しています。
プロパティ
ウォーターフォール・チャートに対して次のプロパティを設定できます。
増加、減少および合計の棒の色、および接続線の色とスタイルを設定します。
ラベル位置を設定し、テキストと数字の書式を設定します。すべての棒に対するラベルを表示するために、「自動」または「中央」のいずれかの設定を使用します。
棒の幅と境界線を設定します。
図7-5 ウォーターフォール・チャートの最終的な例
図7-5は、対応するデータ値が挿入されたウォーターフォール・チャートの最終的な例を示しています。
注:
サンプル・レポート2b (拡張チャート)には、バブル・チャートの例が含まれています。