属性ディメンションおよび視点

属性は標準ディメンションと関連付けられているディメンションで、通常は計算済の値を表示するために使用します。これらは取得時に動的に計算されるため、レポートの取得に追加の処理時間がかかることがあります。属性ディメンションがPOVにある場合、レポートの設計者は属性ディメンションをユーザーの最初のレポート問合せから除外することを選択できます。これにより、ユーザーが属性メンバーを選択するまで問合せの処理を追加しないで、POVに属性ディメンションを維持できます。

POVの属性ディメンションを除外するには:

  1. グリッド・デザイナの編集モードでグリッドをオープンします。

  2. グリッドの上部にあるPOVバーで属性ディメンションのラベルをクリックし、そのディメンションのメンバー・セレクタをオープンします。

  3. メンバー・セレクタの右下部にある「除外」チェック・ボックスを選択します。図4-9を参照してください。

  4. オプション: ディメンションのメンバーを1つ以上選択します。

  5. オプション: POVオプションを1つ以上設定します。

図4-9 属性ディメンションの「除外」チェック・ボックス


スクリーンショットに、メンバー・セレクタの右下部にある選択された「除外」チェック・ボックスを示しています。

レポートまたはグリッドをプレビューするときに、「除外」に設定されているPOVの属性ディメンションには選択内容として-が表示され、レポート問合せに含まれていないことを示しています。

POVメンバーを選択できます。属性ディメンションはレポート問合せに含まれます。レポート設計者が「提案のみ表示」をPOVの属性ディメンションに対して有効にしていない場合、ディメンションに「すべてのメンバー」を選択し、必要に応じて「除外」を有効にできます。それ以外の場合、レポートまたはグリッド・プレビューをクローズするか、再度レポートまたはグリッドをプレビューしてPOVディメンションに対して「除外」状態に戻します。「除外」が有効になっているときに、属性ディメンションに対するPOVの選択内容は、この後のセッションには保存されていません。プレビューを再実行すると、選択内容は-にリセットされます。