レポートのテキスト・ボックスのテキスト、場所およびサイズの書式を設定できます。
テキスト・ボックスのテキストは2つの場所で書式設定します。
プロパティ・パネルを使用して、名前、背景色、デフォルトのフォントとフォント・サイズ、垂直方向の配置など、テキスト・ボックス全体のプロパティを編集します。書式プロパティを「デフォルト」にリセットして、デフォルトの書式設定に復元することもできます。
注:
デフォルトのフォントとフォント・サイズはテキスト・オブジェクト全体に適用されて、テキスト・ボックスのデフォルト・フォントを様々なフォントで上書きします。
テキスト・エディタ・ツールバーを使用して、テキスト・ボックス内のテキストを書式設定します。
レポートのテキスト・ボックスの表示にも書式を設定できます。たとえば、テキスト・ボックスを配置した後に、テキスト・ボックスの移動またはサイズ変更、テキスト・ボックスの横位置と縦位置の指定、テキスト・ボックスの周囲への境界線の追加を実行できます。
テキスト・ボックスを移動するには、テキスト・ボックス・フレームの左上隅にマウス・カーソルを重ね、必要な場所にドラッグします。
テキスト・ボックスのサイズを変更するには、テキスト・ボックスの右下隅にマウス・カーソルを重ね、必要なサイズにドラッグします。
横と縦の位置を指定、またはテキスト・ボックスの周囲線に境界を配置するには、レポートのプロパティ・パネルでをクリックします。境界線の追加とテキストの位置合せを参照してください。
テキスト・ボックスのテキストを編集するには、をクリックします。テキスト・プロパティの編集を参照してください。
テキスト・プロパティの編集
テキスト・ボックス内のテキストは、テキスト・ブロックに分類されます。テキストを入力して[Enter]
を押すたびに、新しいテキスト・ブロックが作成されます。各テキスト・ブロックは異なる書式に設定できます。たとえば、レポートのタイトルを大きいフォント・サイズにして、サブタイトルを少し小さいサイズにできます。テキストの各ブロックに新しいテキスト・ボックスを作成する必要はありません。をクリックし、テキスト・オブジェクトにテキスト・ブロックを表示します。
図5-1は、3つのテキスト・ブロックがあるテキスト・ボックスの例を示しています。
レポート・タイトル
スペーサとして使用する空のブロック
レポートの摘要と実行日を示すためのテキスト関数
図5-1 テキスト・ブロックの例
注:
テキスト・ブロック内で新しいテキスト・ブロックを作成せずに新しい行を挿入するには、[Shift]を押しながら[Enter]
を押します。
テキストのフォントを定義するには:
テキスト・ボックスを編集します。
ツールバーで、「フォント」および「サイズ」のドロップダウン・ボックスを使用してフォントを定義します。
次のデフォルト・フォントを使用できます。
Liberation Sans (Arial)
Liberation Serif (Times New Roman)
Liberation Mono (Courier New)
Albany (日本語)
Albany (韓国語)
Albany (簡体中国語)
Albany (繁体中国語)
注:
フォントにはカスタム・サイズを入力できません。使用可能なフォントのリストから選択する必要があります。
「フォント」フォルダにナビゲートして「作成」、「ファイルのアップロード」の順にクリックすることで、デフォルト・フォントに加えて独自のフォントをアップロードできます。アップロードされたフォントは「フォント」ドロップダウン・ボックスに表示されます。
ボタンを使用して、テキストを太字、イタリック、下線、取消し線、下付きまたは上付きに書式設定します。
を使用して、テキストから書式設定を削除します。
を使用して、テキストの色および背景色を選択します。カスタムの色を定義することもできます。
注:
色は色パレットから選択する必要があります。色のRGB値を手動で入力することはできません。
を使用して、切取り、コピー、貼付けまたはテキストとして貼付けを実行します。
注:
Microsoft WordまたはHTMLページからコピーした書式設定済テキストをテキスト・ボックスに貼り付ける際には、レンダリングについていくつか制限事項があります。書式設定済テキストのテキスト・ボックスへの貼付けに関する制限事項を参照してください。
を使用して、処理を元に戻したり、処理をやり直します。
を使用して、テキスト・ブロックのテキストをテキスト・ボックスの左、中央または右に位置合せします。
書式設定済テキストのテキスト・ボックスへの貼付けに関する制限事項
Microsoft WordまたはHTMLからコンテンツを貼り付ける場合、テキスト・ボックスで現在サポートされている機能セットに基づいて、できるだけ多くの書式設定情報が保守されます。現在、これらすべての書式設定されたテキストには、太字、イタリック、下線、取消し線、上付き、下付き、前景色、背景色、フォント・ファミリ、フォント・サイズおよび水平方向の配置が含まれます。その他の機能(表、リストおよびイメージなど)はすべて除去されます。
書式設定済テキストをテキスト・ボックスに貼り付ける場合、HTML変換によってレンダリングの差異がいくつか生じる可能性があります。
変換ではインラインのスタイル設定およびスタイルベース・タグ(例: <b>
、<i>
および<u>
)のみが処理され、他の書式設定済テキストはすべてCascading Style Sheet (CSS)によって認識されません。
フォント・ファミリ・リストが解析され、サポートされている(完全一致の)最初のフォント・ファミリが使用されます。
すべてのフォント・サイズがpt
に変換されて整数に丸められ、絶対単位には既知の変換係数が使用され、相対単位にはデフォルトのフォント・サイズが基準として使用されます(例: 2em
= 2
* デフォルトのフォント・サイズ12pt
= 24pt
)
テキスト関数の挿入
をクリックし、テキスト関数をテキスト・オブジェクトに挿入します。たとえば、現在の日付やレポートの摘要を挿入できます。テキスト関数を参照してください。
境界線の追加とテキストの位置合せ
レポート・エディタで、プロパティ・パネルのをクリックして、レポート内のテキスト・ボックスに境界線を追加し、位置合せします。
テキスト・ボックスに境界線を追加するには:
レイアウト・パネルで、をクリックします。
「境界」ダイアログ・ボックスから境界線タイプ(上、下、左、右またはすべて)を選択します。
オプション: 境界線タイプを有効にした後、線のタイプおよびその横にある「色」のドロップダウン・ボックスをクリックして、その境界線のスタイルと色を変更します。
「水平方向の配置」と「垂直方向の配置」を使用して、テキスト・ボックス内でテキストの配置、位置合せおよびインデントを変更します。
グリッド幅を使用してテキスト・ボックスの幅を自動的にサイズ設定
レポートの「ページに合せる」プロパティが「幅」または「両方」に設定されている場合、グリッドの実行時の幅に一致するように、テキスト・ボックスまたはノート・ボックスの幅を自動的にサイズ設定できます。グリッド幅に基づいてテキスト・ボックスを自動的にサイズ設定しない場合は、テキスト・ボックスがページ内に収まらないことがあります。拡張された列により、レンダリングしたグリッドの幅が広くなった場合、このようになる可能性があります。
選択した実行時グリッド幅に基づいて、テキスト・ボックスまたはノート・ボックスの幅を自動的にサイズ設定するには:
レポート・エディタで、テキスト・ボックスまたはノート・ボックスを選択し、プロパティ・パネルのをクリックします。
注:
例
次のレポートには1つのグリッドおよび1つのテキスト・ボックスがあり、レポートの「ページに合せる」プロパティが「両方」に設定されています。
この最初のレポート・プレビューには、レポート・ページの幅に合せて自動的にサイズ設定されないテキスト・ボックスが表示されます。
「幅をグリッド幅にサイズ設定」を設定した後は、テキスト・ボックスの幅がレンダリングされたグリッド幅に一致します。
このレポート・プレビューは、レンダリングされたグリッド幅に一致するテキスト・ボックスの幅を表示しています。
テキスト文字幅の設定
「テキスト文字幅」プロパティを使用して、テキスト・ボックス内のテキストのサイズ変更の融通性の程度を選択できます。プロパティの値は、「大」、「中」または「小」のいずれかにできます。デフォルトではこのプロパティは「大」に設定されます。詳細は、テキスト文字幅プロパティの使用を参照してください。