グローバル視点とローカル視点

視点(POV)によって、レポートに取得されるデータが決まります。レポートで使用可能なPOVには2つのタイプがあります。

レポート参照者がPOV (グローバルおよびローカルの両方)を変更すると、そのユーザーの該当する特定のデータ・ソースにそれらの変更が保存されます。そのユーザーが同じデータ・ソースを使用する別のレポートをオープンすると、POVの変更は保持されます。たとえば、参照者がScenarioディメンションを実績からプランに変更し、同じデータ・ソースを使用する新しいレポートをオープンすると、POVはプランに設定されます。一方、別の参照者が同じレポートをオープンすると、ScenarioのPOV設定は実績のままになります。

グローバルPOV

グローバルPOVは、レポートのすべてのグリッドおよびチャートに適用されます。可能な場合は、単一の選択で複数のデータ・ソースが反映されるように、データ・ソース全体で共通のディメンションが組み合されます。たとえば、Narrative Reportingのデータ・ソースとPlanningモジュールのデータ・ソースに共通のディメンションEntityがあるとします。EntityディメンションのメンバーをPOVに設定すると、両方のデータ・ソースに適用されます。

注:

レポート参照者がグローバルPOVを変更すると、その参照者の該当する特定のデータ・ソースにのみ、それらの変更が保存されます。その参照者が同じデータ・ソースを使用する別のレポートをオープンすると、POVの変更は保持されます。たとえば、参照者がScenarioディメンションを実績からプランに変更し、同じデータ・ソースを使用する新しいレポートをオープンすると、POVはプランに設定されます。一方、別の参照者が同じレポートをオープンすると、ScenarioのPOV設定は実績のままになります。

注:

Oracle Enterprise Performance Management Cloudプラットフォーム・デプロイメントの場合、レポートのレポート・グローバルPOVはEPM Cloud POVで選択されたメンバーと統合されます。レポートをプレビューするとき、レポートEPM CloudからPOVメンバーを取得し、これらの返されたメンバーをレポート実行のデフォルトのメンバー選択として使用します。それからレポートは、ユーザーがレポート・プレビューでPOVメンバー選択を実行すると、EPM CloudでPOVを更新します。

ローカルPOV

必要な場合は特定のグリッドまたはチャートにローカルPOVを設定することで、そのディメンションのグローバルPOV設定を上書きできます。たとえば、Scenarioディメンションのプランと実績のメンバーを比較する2つのチャートを表示するために、グローバルPOVを実績に設定した後、その設定をプラン・メンバーで上書きするように、2つ目のチャートのローカルPOVを変更します。


グローバルPOVおよびScenarioディメンションを上書きするローカルPOVを示しているスクリーンショット