サンプル・ブックのレビュー

ノート: この項はNarrative Reportingデプロイメントにのみ適用されます。

レポート、セクション、ページ設定の操作を練習し、レポートおよびセクションの様々な目次定義を調べるために、ブック・サンプルが用意されています。この項では、サンプルおよびブック出力プロセスについて説明します。

サービス管理者によってサンプル・コンテンツがデプロイされた後、サンプル・ブックをレビューできます。詳細は、「サンプルのインストール」を参照してください。

サンプルをガイドラインとして使用して、独自のブックおよびレポート構造を作成します。

表紙と目次の概要

文書をブックに追加すると、その文書はライブラリへのリンクを参照します。実際の文書はブックにコピーされません。Word文書には、架空の例であるVisionコーポレーション用の静的な表紙があります。目次は、Wordのテンプレートに目次定義として挿入されています。挿入された目次定義は、最初は文書に空白で表示されますが、ブック出力が実行されるか、ブックがプレビューされると値が移入されます。

「ページ設定」オプションについて

すべてのブック・サンプルには、ヘッダーやフッターなどの共通のページ設定定義が含まれています。

ヘッダーとフッターのスタンプは、レポートの最初のページで始まるように定義されており、ブックの各レポートに表示されます。

「ページ設定」オプションを使用して、ヘッダーとフッターの定義を変更できます。


ブックのヘッダーとフッター

Sample Book 1.11.2および1.3

Sample Book 1.11.2および1.3には、同じPOV設定を持つ同じレポートが含まれていますが、各レポートは、ブック内の各レポートにセクションや異なるTOCヘッダー定義を使用することにより、表示が異なります。

Sample Book 1.1について

このブックには、「Segment Reports」というセクションがあり、「Sample Report 1」「Sample Report 3」および「Sample Report 4」の各レポートが含まれています。

  • Sample Report 1:

    「POV」「Segments」「Seg01」および「Seg02」が選択されています。

    目次ヘッダー: ArtifactName(): MemberAlias("Segments")

    レポート名の後に、セグメントPOVのメンバーの別名が続いています。

  • Sample Report 3:

    「POV」「Segments」「Children of Seg01」および「Children of Seg02」が選択されています。

    目次ヘッダー: ArtifactName(): MemberAlias("Segments")

  • Sample Report 4:

    「POV」「Entities」「E01」および「E02」が、「Segment」「AllSegments」が選択されています。「Fiscal Calendar」ディメンションには「Current POV」が選択されており、これはブックPOVで定義されていることを意味します。

    TOCヘッダー: ArtifactName(): MemberAlias("Entities"), MemberAlias("Segments")


サンプル・ブックv11

ブック・バージョン11の目次

Sample Book 1.2について

このブックには、「Sample Report 1」「Sample Report 3」および「Sample Report 4」の各レポートが含まれています。このブックはSample Book 1.1に似ていますが、セクションがありません。

  • Sample Report 1:

    「POV」「Segments」「Seg01」および「Seg02」が選択されています。

    目次ヘッダー: ArtifactName(): MemberAlias("Segments")

    レポート名の後に、セグメントPOVのメンバーの別名が続いています。

  • Sample Report 3:

    「POV」「Segments」「Children of Seg01」および「Children of Seg02」が選択されています。

    目次ヘッダー: ArtifactName(): MemberAlias("Segments")

  • Sample Report 4:

    「POV」「Entities」「E01」および「E02」が、「Segment」「AllSegments」が選択されています。「Fiscal Calendar」ディメンションには「Current POV」が選択されており、これはブックPOVで定義されていることを意味します。

    TOCヘッダー: ArtifactName(): MemberAlias("Entities"), MemberAlias("Segments")


ブック・サンプル・バージョン12

ブック・サンプル・バージョン12の目次

Sample Book 1.3について

このブックには、「Sample Report 1」「Sample Report 3」および「Sample Report 4」の各レポートが含まれています。このブックはSample Book 1.2に似ていますが、レポート名の後にPOV選択を表示するための、複数の目次ヘッダー定義レベルが含まれています。

  • Sample Report 1:

    「POV」「Segments」「Seg01」および「Seg02」が選択されています。

    目次ヘッダー:

    ArtifactName():

    MemberAlias("Segments")

    レポート名の後に、セグメントPOVのメンバーの別名が続いています。

  • Sample Report 3:

    「POV」「Segments」「Children of Seg01」および「Children of Seg02」が選択されています。

    目次ヘッダー:

    ArtifactName():

    MemberAlias("Segments")

  • Sample Report 4:

    「POV」「Entities」「E01」および「E02」が、「Segment」「AllSegments」が選択されています。「Fiscal Calendar」ディメンションには「Current POV」が選択されており、これはブックPOVで定義されていることを意味します。

    目次ヘッダー:

    ArtifactName():

    MemberAlias("Entities"),MemberAlias("Segments")


ブック・サンプル・バージョン13の目次見出し

ブック・サンプル・バージョン13の目次出力

Sample Book 2.1について

このブックには、「Sample Report 1」および「Sample Report 4」が含まれる、「Segments」というセクションがあります。

セクションには、「Seg01」および「Seg02」のセグメントPOV定義が含まれる一方、2つのレポートのセグメントPOV選択は「Current POV」です。これは、両方のレポートに定義されたセクションPOVが、基本的に各セグメント・メンバーにカスケードされ、それに対して各レポートが実行されることを意味します。

「Sample Report 4」には、「Entities」「E01」および「E02」が、「Fiscal Calendar」ディメンションに「Current POV」が選択されたPOVがあります。


ブック・サンプル・バージョン21の目次見出し

ブック・サンプル・バージョン21

ブック・バージョン21の目次出力

Sample Book 2.2について

このブックはSample Book 2.1に似ていますが、セクション POVが「Children of Current POV」に設定され、「Sample Report 1」および「Sample Report 4」が含まれています。ブックPOV選択は、「Segments」ディメンションのいくつかの親メンバーに設定されています。

このブック・サンプルは、ブックPOV選択によってレポートのカスケードがどのように決まるかを示しています。


ブック・サンプル・バージョン22

ブック・サンプル・バージョン22の目次出力

Sample Book 3について

このブックには、「Segments」「SKU」および「Item」という名前のネストされたセクションがあります。

レポートの目次ヘッダーは次のとおりです。

Sample Report 1: ArtifactName(): MemberAlias("Segments")

Sample Report 3: ArtifactName(): MemberAlias("Segments")

Sample Report 4: ArtifactName(): MemberAlias("Entities"), MemberAlias("Segments")


デザイナ・ビューでのブック・サンプル3

ブック・サンプル・バージョン3の目次出力

Sample Book 4について

このブックには、「Segment Summary」および「Summary and Closing comments」という名前の2つのセクションがあります。

レポートおよびブックの目次ヘッダーは次のとおりです。

Sample Report 1: ArtifactName()

Segment Summary Introduction: ArtifactName()

Sample Book 1.2: ArtifactName()

ブック・デザイナ・ビュー:


デザイナ・ビューでのブック・サンプル4

目次表示:


ブック・サンプル4の目次表示

Sample Book 5について

このブックでは、すべてのサンプル・レポートが1つのブックに含まれています。ここには、2つの異なるタイプのサンプル・レポートをグループ化する、「Management Reports」および「Notes Reports」という2つのセクションがあります。

レポートの目次ヘッダーには、主に、ArtifactName()関数によるレポート名が表示されます。一部のレポートでは、レポート・ディメンションの1つまたは2つのメンバー別名も表示されます。

ブック・デザイナ・ビュー:
Sample Book 5、パート1 - デザイナ・ビュー


Sample Book 5、パート2 - デザイナ・ビュー

目次表示:


Sample Book 5の目次表示