Narrative ReportingでのFinancial Reportingの移行

レポートのエクスポート

Financial Reportingのレポートおよび保存済オブジェクトは一度に1つずつ、または一括でエクスポートできます。1つのレポートをエクスポートすると、そのレポートはDES (レポート用)またはRPT (スナップショット用)ファイルに抽出されます。1つの保存済オブジェクトをエクスポートすると、オブジェクトはそのネイティブ・ファイル形式: ROG (グリッド)、ROI (イメージ)またはROT (テキスト・ボックス)にエクスポートされます。複数のレポートまたは保存済オブジェクト(あるいはその両方)を抽出すると、それらはReports.ZIPファイルに抽出されます。Financial Reportingのチャート・オブジェクトにはチャート定義や関連するグリッド情報は含まれないため、これらのレポートへの移行はサポートされません。

Financial Reportingからレポートおよびオブジェクトをエクスポートするには:

1. 次の処理を実行します。

   • Financial ReportingをサポートするEnterprise Performance Managementクラウド・サービス(たとえば、Planningモジュール)から、「ナビゲータ」、「リポジトリの検索」の順に選択し、移行可能なFinancial Reportingのレポートおよびオブジェクトを表示します。

   • オンプレミスのEnterprise Performance Managementワークスペースのインスタンスから、「エクスプローラ」モジュールにナビゲートし、移行可能なFinancial Reportingのレポートおよびオブジェクトを参照します

2. リポジトリから、「ファイル」、「エクスポート」の順に選択します。

3. 移行するレポートおよびオブジェクトを選択し、「OK」をクリックします。

   
   
   

4. 「ファイルの保存」を選択し、「OK」をクリックします。

5. ファイルを保存する場所を参照し、「OK」をクリックします。

   レポートがDES (レポート用)またはRPT (スナップショット用)ファイルに保存され、オブジェクトがROG、ROI、ROTのいずれかのネイティブ・ファイル形式に保存され、複数レポートおよびオブジェクトの場合はReports.ZIPに保存されます。

レポートのインポート

Financial Reportingレポートおよびオブジェクトをレポートにインポートするには:

1. Narrative Reportingで、ライブラリにナビゲートします。

2. 「ライブラリ」フォルダでをクリックし、「インポート」を選択します。

3. 「インポート」ダイアログ・ボックスで、次の処理を実行します。

   1. 「ファイル」で、「ローカル」を選択します。

   2. 「参照」をクリックし、ローカル・マシン上の以前にエクスポートしたファイルを特定します。

   3. ファイルをインポートする場所を選択します。

   4. 「OK」をクリックします。

   
   
   

4. インポートが実行されていることを示すメッセージに対して「OK」をクリックします。

5. インポートの結果を参照するには、をクリックして「リフレッシュ」を選択します。

   移行されたレポートが表示されます。レポートの名前をクリックしてレポートにオープンします。

   注:

   • レポートでは、レポート名が80文字に制限されます。これより長いレポート名は切り捨てられます。

   • Financial Reportingの保存済オブジェクトがレポートの共有レポートに移行されます。

   • 挿入済共有オブジェクトがあるFinancial Reportingレポートを移行する場合、最初にソース共有オブジェクトをインポートしてから、保存済オブジェクトを利用するレポートをインポートする必要があります。

   • 現在、Financial Reportingのチャート・オブジェクトをインポートすると、チャート・オブジェクト・エクスポート・ファイルにチャート定義が含まれないFinancial Reportingのバグのため、レポートに空のチャート・オブジェクトができます。