算式バーを使用したメンバー選択の変更

グリッドのメンバーを操作する場合は、算式バーを使用して、メンバー選択を追加および変更できます。メンバー・セレクタを使用するか、メンバーおよび関数を手動で算式バーに入力でき、入力に基づいた一致がオートコンプリートによってリストされます。ドロップダウンに表示された提案のいずれかをクリックして選択できます。

選択をコピーして、同じディメンションの別のヘッダー・セルの算式バーに貼り付けることもできます。パラメータとして"包含"を含む関数(「子」、「子孫」など)の場合、算式バーから「包含の切替え」をオンまたはオフにすることもできます。

注:

算式バーでは、メンバー別名の手動入力はサポートされず、メンバー名のみサポートされます。

算式バーを使用してメンバー選択を変更するには:

  1. グリッドで、データ行またはデータ列の見出しセルを選択します。
  2. 次の1つ以上を実行します。
    • 選択の除去: グリッドから選択を除去するには、メンバー名の横にあるXをクリックします。

    • 選択の手動入力: メンバー名または関数を入力してグリッドに追加します。オートコンプリートを使用して、一致するメンバーまたは関数をリストから選択できます。詳細は算式バーでのオートコンプリートの使用を参照してください。

    • メンバー・セレクタの使用: メンバーを選択または削除するには、算式バーのメンバーの選択をクリックし、「メンバーの選択」ダイアログ・ボックスを使用します。

    • 選択のコピーおよび貼付け: 算式バーの選択で右クリックして、「コピー」を選択します。同じディメンションの別のデータ行または列の見出しセルを選択し、算式バーで右クリックして「貼付け」を選択します。

    • 包含の切替え: 算式バーのメンバー選択で右クリックし、「包含の切替え」を選択して、メンバーを含むかどうかを切り替えます。たとえば、Q1の子とQ1の子(包含)です。

    グリッドに新しいメンバーが表示されます。メンバー選択の詳細は、関数を使用したメンバーの割当を参照してください。

    注:

    レポートでは、リレーショナル・メタデータ・キャッシュが利用され、検索や算式バー先行入力などのメンバー問合せおよびメンバー選択操作が迅速になります。キャッシュが生成され、セッション中にレポートが初めてアクセスされたときに、各レポート・デザイナおよびエンドユーザー用に移入されます。キャッシュは、ユーザーの現在のセッション中は有効なままであり、レポートが使用およびアクセスされているCloud EPMビジネス・プロセス(たとえば、Narrative Reporting、Planningなど)からユーザーがサインアウトするとクリアされます。

    レポート・ユーザーのアクティブ・セッション中にキューブのディメンションおよびメンバーが更新された場合、ディメンションおよびメンバーの変更を反映してメタデータ・キャッシュが更新されることはありません。メタデータ・キャッシュをリフレッシュして加えられた変更を反映するには、ユーザーは、サインアウトしてからCloud EPMビジネス・プロセスにサインインし直す必要があります。

算式バーを使用してメンバー選択を変更する場合は、次の点に注意してください。

  • 算式バーではメンバー名の大文字と小文字は区別されません。

  • Sum((Product)の子(包含))など、数値関数とメンバー関数は組み合せて使用できません。