レポートおよびブックの場合: ブックPOVにリストされたディメンションは、基礎となるレポートおよびブックに含まれるPOVディメンションです。
たとえば、レポートで使用可能なPOVディメンションが「Periods」、「Years」および「Entities」のみの場合(残りのディメンションはグリッド内にあるか、非表示か、またはレポートPOVでロックされている)、ブック・デザイナではこれら3つのディメンションのみがそのレポートに対して表示されます。
セクションの場合: ブックのデータ・ソースから、使用可能なPOVディメンションを選択できます。すべてのデータ・ソース・ディメンションがリストされますが、選択したディメンションは、セクション内のレポートまたはブックで使用可能なPOVディメンションである必要があります(残りのディメンションはグリッド内にないか、非表示か、またはセクションPOVでロックされている)。
注:
同じメンバー選択を使用して複数のレポートをグループ化する場合は、セクションPOVのみを定義する必要があります。
注:
ブック視点の選択として代替変数およびユーザー変数を使用する場合、変数値は、システムがデータ・ソースに最初に接続するときに取得されます。メンバー・セレクタまたはPOV(あるいはその両方)に変数の値が表示されます。ブックの実行時に、ブック内のレポートに対して最新の変数値が取得されます。ただし、ユーザーのセッション中に変数値が変更された場合、ユーザーがログアウトしてから再度ログインして新しいセッションに再接続するまで、変更はブックのメンバー・セレクタまたはPOVに表示される変数値に反映されません。
メンバー・セレクタおよびPOVでの変数の使用の詳細は、代替変数およびユーザー変数の操作を参照してください。
POVを含むセクションと、POVを含まないセクションの2つの例を考えてみます。
例: POVメンバー・セクションを含むセクション。セクションには「Segments」・ディメンション・メンバー選択の「Seg01」と「Seg02」が含まれ、レポートには「Segments」・ディメンション・メンバーに対する「Current POV」が含まれます。
例: POVメンバー・セクションを含まないセクション。セクションにはPOVメンバー選択は含まれず、レポートには「Segments」ディメンションに対する独自のPOV選択が含まれます。
注:
レポートでセクションのPOVを使用しない場合、レポートは各レポート固有のPOV選択に対して実行されます。