アーティファクトのエクスポート

エクスポートを使用して、環境内の特定のアーティファクトの増分バックアップを作成します。通常は、増分スナップショットを使用して、別の環境の更新に使用可能なバックアップを作成します。

例:

  • テスト環境でテスト済のアーティファクトをエクスポートして中間スナップショットを作成し、これを本番環境にインポートできます。同様に、ある環境のEssbaseデータをエクスポートし、そのデータを別の環境にインポートできます。

  • 環境で作成済のグループをエクスポートして、別の環境に同一のグループを作成します。エクスポートするグループを選択するには、「カテゴリ」「グループとメンバーシップ」「ネイティブ・ディレクトリ」の順に展開し、「グループ」を選択します。

Note:

移行では、アプリケーション監査レコードのエクスポートおよびインポートはサポートされていません。監査レコードをエクスポートする必要がある場合、ビジネス・プロセスの監査機能を使用して、監査データのエクスポートを使用可能にします。詳細は、ビジネス・プロセスの管理ガイドを参照してください。

スナップショットを作成するには:

  1. 「移行」にアクセスし(ライフサイクル管理用の移行へのアクセスを参照)、次のいずれかのステップを完了します。
  2. アプリケーションをバックアップするには:
    1. 「バックアップ」をクリックします。
    2. 「バックアップ」に宛先フォルダ名を入力します。デフォルトで、アプリケーションの完全スナップショットはBackup Date (例: Backup 18-05-14)フォルダにエクスポートされます(フォルダ名は変更可能)。

      フォルダ名に、ネイティブ・オペレーティング・システムでサポートされていない文字を入力しないでください。たとえば、Windowsではフォルダ名にコロンを使用できません。

      操作の進捗が示される移行ステータス・レポートが表示されます。

    3. 「リフレッシュ」をクリックすると、進捗をモニターする移行ステータス・レポートが更新されます。「閉じる」をクリックすると終了します。

      バックアップがなんらかの理由で失敗すると、レポートにはステータスとして「失敗」と表示されます。「失敗」をクリックすると「移行詳細」画面が開かれ、バックアップ・プロセスが失敗した理由と修正処理が示されます。バックアップの失敗の原因となったエラーを修正した後で、再度操作を試行できます。

      バックアップを含むフォルダが、「スナップショット」にリストされます。
  3. 選択したアプリケーションのアーティファクトを環境からエクスポートするには:
    1. 「カテゴリ」で、エクスポートするアーティファクトを選択します。
      • コンポーネントのすべてのアーティファクトをエクスポートするには、コンポーネント名の横にあるチェック・ボックスを選択します。
      • コンポーネントの特定のアーティファクトをエクスポートするには、コンポーネント名をクリックします。「アーティファクト・リスト」で使用可能なフォルダを開き、エクスポートするアーティファクトを選択します。

        アプリケーションのバックアップ操作中にのみ有効なアーティファクトがグレー表示され、増分バックアップ中には選択できません。

    2. オプション: 「選択済アーティファクト」ボタン(「選択済アーティファクト」)をクリックして、エクスポート用に選択したアーティファクトのリストを確認します。
    3. 「エクスポート」をクリックします。
    4. 「エクスポート」「OK」をクリックします。

      デフォルトで、増分エクスポート・スナップショットはUSER_NAME Date (例: john.doe@oracle.com 18-05-14 )フォルダにエクスポートされます(フォルダ名は変更可能)。フォルダ名に、ネイティブ・オペレーティング・システムでサポートされていない文字を入力しないでください。たとえば、Windowsではフォルダ名にコロンを使用できません。

      操作の進捗が示される移行ステータス・レポートが表示されます。

    5. 「リフレッシュ」をクリックすると、進捗をモニターする移行ステータス・レポートが更新されます。「閉じる」をクリックすると終了します。

      エクスポートが何らかの理由で失敗すると、レポートにはステータスとして「失敗」と表示されます。「失敗」をクリックすると「移行詳細」画面が開かれ、エクスポートが失敗した理由と修正処理が示されます。エクスポートの失敗の原因となったエラーを修正した後で、再度エクスポート操作を試行できます。

      エクスポートされたアーティファクトを含むフォルダが、「スナップショット」にリストされます。

トラブルシューティング

Oracle Enterprise Performance Management Cloudオペレーション・ガイドインポート、エクスポートおよびバックアップ・エラーの解決を参照してください。