Oracle General Ledgerの調整期間の処理

Oracle Enterprise Performance Management Cloudアプリケーションに残高をロードするときに、Oracle General Ledgerソース・システムからの調整期間をOracle ERP Cloudに含めることができます。

EPM Cloudアプリケーションに残高をロードする際、Oracle General Ledgerソース・システムからの調整期間をOracle ERP Cloudに含めることができます。

調整期間は、ソースからの通常期間に関連する追加の期間です。「調整期間」は、その年の決算期間より前に残高を調整するために設定される会計期間を表します。これらの期間は「per12」に調整されるため、「per13」と表されます。通常、調整期間内の日付は通常の会計期間と重複します。お客様は、会計カレンダの最初の期間を参照する「年始期間」を使用して、前年の繰越残高額を調整できます。また、お客様は会計カレンダの最後の期間を「年末期間」として設定して、現在の会計カレンダのトランザクション・モードを調整できます。

データ管理では、期間マッピングで調整期間をターゲット・アプリケーションの期間にマップする方法を指定して、調整が処理されます。調整の処理方法は、データ・ロード・ルールに指定されます。この機能により、Oracle General Ledgerアプリケーションからのカレンダおよび期間をEPMアプリケーションの期間にポイントするだけで、データ管理Oracle General Ledgerソース期間をマップできます。

データ・ロード・ルールを設定する際、調整期間マッピングが存在する場合は通常期間と調整期間にロードすることも、調整期間マッピングが存在する場合にのみ調整期間をロードすることもできます。

たとえば、期間13を12月/期間12にマップし、「調整期間を含む」オプションを選択すると、次のようになります。

  • YTD残高について、期間13が期末残高になります。
  • PTD残高について、期間13と12月/期間12が追加されます。

Oracle General Ledgerソース・システムからの調整期間を含めるには:

  1. 「設定」タブの「統合設定」で、「期間マッピング」を選択します。

  2. 「ソース・マッピング」タブを選択します。

  3. 「ソース・システム」で、Oracle General Ledgerソース・システムを選択します。

  4. 「ターゲット・アプリケーション」から、調整を適用するEPM Cloudアプリケーションを選択します。

  5. 「マッピング・タイプ」から、「調整」を選択します。

  6. 「追加」をクリックします。

  7. 「ソース期間キー」で、Oracle General Ledgerソース・システムからマップする月の最終日を指定します。

    ロケールのロケール設定に基づいた日付形式を使用します。たとえば、米国の場合、MM/DD/YYという形式を使用して日付を入力します。

    イメージは「検索」ボタンを示しますをクリックして、ソース期間キーを参照して選択することもできます。

    「ソース期間キー」を選択すると、データ管理によって「ソース期間」および「ソース期間の年」フィールドに自動的に移入されます。

  8. 「調整期間」で、Oracle General Ledgerソースからの調整期間の名前を指定します。

    たとえば、Oracle General Ledgerからの調整期間がAdj-Dec-16である場合は、このフィールドに「Adj-Dec-16」と入力します。

  9. 「ターゲット期間キー」で、ターゲット・システムからマップする月の最終日を指定します。

    ロケールのロケール設定に基づいた日付形式を使用します。たとえば、米国の場合、MM/DD/YYという形式を使用して日付を入力します。

    イメージは「検索」ボタンを示しますをクリックして、ターゲット期間キーを参照して選択することもできます。

    「ターゲット期間キー」を選択すると、データ管理によって「ターゲット期間名」「ターゲット期間の月」,および「ターゲット期間の年」フィールドに自動的に移入されます。

    イメージは期間マッピングの「ソース・マッピング」タブを示します。

  10. 「保存」をクリックします。

  11. 「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。

  12. 「POVバー」から、データ・ロード・ルールに使用するロケーションを選択します。

    データ・ロード・ルールは、視点のコンテキスト内で処理されます。デフォルトの視点は自動的に選択されます。視点の情報は、画面下部にあるPOVバーに表示されます。

  13. 「追加」をクリックします。

  14. 「名前」に、データ・ロード・ルールの名前を入力します。

  15. 「カテゴリ」で、デフォルトのカテゴリ値を指定します。

    リストされているカテゴリは、データ管理の設定時に作成したカテゴリです。

    カテゴリ・マッピングの定義を参照してください。

  16. 「期間マッピング・タイプ」で、データ・ルールごとに期間マッピング・タイプを選択します。

    有効なオプション:

    • デフォルト - データ・ルールでは、データ管理で定義されている期間キーおよび前期間キーを使用して、データ・ルール実行に含まれている各データ管理期間にマップされたソース一般会計期間を判断します。

    • 明示 - データ・ルールでは、データ管理で定義されている明示期間マッピングを使用して、データ・ロード・ルール実行に含まれる各データ管理期間にマップされたソース一般会計期間を判断します。明示期間マッピングにより、期間が開始日および終了日で定義されていない追加のOracle General Ledgerデータ・ソースをサポートできます。

  17. 「調整期間を含む」から、調整期間を処理するための次のいずれかのオプションを選択します。

    • いいえ - 調整期間は処理されません。システムでは通常期間マッピング(「デフォルト」および「明示的」として設定されたマッピング)のみが処理されます。「いいえ」は調整処理のデフォルト・オプションです。

    • はい - 「はい」を選択すると、通常期間と調整期間が含まれます。調整期間が存在しない場合は、通常期間のみが処理されます。

    • はい(調整のみ) - 「はい(調整のみ)」を選択すると、調整期間のみが処理されます。ただし、調整期間が存在しない場合は、かわりに通常期間が取得されます。

      イメージは「調整期間を含む」オプションのあるデータ・ロード・ルールを示します

  18. 「保存」をクリックします。

注: