ライフサイクル(LCM)スナップショット・モードの使用

ライフサイクル(LCM)スナップショット・モードを使用すると、個々のアーティファクト(設定データのみを含む)、あるいは設定データの単一スナップショットまたは設定データとすべての(ワークベンチ)データの単一スナップショットをエクスポートおよびインポートできます。選択するLCMモード・オプションは、システムのどのようなポイントインタイム・ビューが必要であるか、開発、テストまたは他の目的でスナップショットをどのように使用するか、およびシステム・リソースに応じて決定する必要があります。LCMモードは、いつでも切り替えることができます。

Note:

スナップショットは、同じリリースか古いリリースにインポートできます。ソース・バージョンよりも新しいスナップショットをインポートすることはできません。

Table 7-1 LCMスナップショット・モード

LCMモード 説明

個々のアーティファクト – 設定のみ

このモードでは、ロケーションやマッピングなど、移行する個々のアーティファクトを選択します。スナップショットをターゲット・システムにインポートすると、データがターゲット・システムの既存のデータとマージされます。このモードには、ワークベンチ・データは含まれません。

個々のアーティファクト – 設定のみモードは、LCMプロセスで使用されるデフォルト・モードです。

個々のアーティファクトのスナップショットは、XMLファイルとしてエクスポートされてZIPファイルに格納されます。スナップショットのZIPファイルは、移行の「スナップショット」タブから入手できます。

単一スナップショット – 設定のみ

このモードでは、スナップショットをターゲット・システムにインポートすると、既存の設定データがすべて削除され、スナップショットのデータがインポートされます。

設定アーティファクトのリストは、スナップショット・エクスポートの設定アーティファクトを参照してください。

設定アーティファクトは、CSVファイルに表形式でエクスポートされてZIPファイルに格納されます。スナップショットのZIPファイルは、移行の「スナップショット」タブから入手できます。

単一スナップショット – 設定のみモードで実行されるスナップショットは、個々のアーティファクト – 設定のみモードで実行されるスナップショットよりも高速であり、データベースのタイムアウトの問題を回避できる可能性があります。

単一スナップショット – 設定とデータ

このモードでは、ターゲット・システムのデータが完全に削除され、スナップショットのデータがインポートされます。ワークベンチ・データの量に応じてインポート・プロセスの時間が長くなることがあり、ステージング表内のデータのサイズに応じてLCMバックアップのパフォーマンスに影響が生じる可能性があります。

設定アーティファクトとデータ・アーティファクトのリストは、スナップショット・エクスポートの設定アーティファクトおよびスナップショット・エクスポートのデータ・アーティファクトを参照してください。

このモードを使用する前に、ベースライン・スナップショットを作成してください。

設定およびすべてのデータ(ワークベンチを含む)がCSVファイルに表形式で増分エクスポートされてZIPファイルに格納されます。スナップショットのZIPファイルは、移行の「スナップショット」タブから入手できます。

LCMモードを選択するには:

  1. データ管理を起動します。

  2. 「設定」タブの「構成」で、「システム設定」を選択します。

  3. システム設定ページの「プロファイル・タイプ」で、特定のプロファイル「ファイル」を選択します。

  4. 「LCMモード」ドロップダウンから、次のいずれかのモードを選択します:

    • 個々のアーティファクト – 設定のみ
    • 単一スナップショット – 設定のみ
    • 単一スナップショットおよびデータ – 設定とデータ
  5. 「OK」をクリックします。