Tax Reportingでは、あらかじめ定義されたディメンション・モデルが使用されます。Tax Reportingのディメンションとそのデータ要件は次のとおりです。
表2-12 Tax Reportingでサポートされるディメンション
| ディメンション | メンバー | 説明 | 
|---|---|---|
| 年 | 年ディメンションのすべてのメンバー | 年メンバーにはFYという接頭辞が付きます。たとえば、年メンバー2016はFY16と定義されます。 | 
| 期間 | 基本メンバーのみ | 標準の期間メンバーとユーザーが定義されます。 | 
| 表示 | FCCS_Periodic | ビュー・ディメンションは、データ管理のユーザー・インタフェースには表示されません。(デフォルトで、ビュー・ディメンションは、FCCS_Periodicという名前のメンバーに設定されます。) | 
| 通貨 | 親メンバー"入力通貨"および"エンティティ通貨"の下に作成された、有効なすべての通貨メンバー。 | 標準のISO通貨メンバー。このディメンションを使用できるのは、ターゲットのTax Reportingアプリケーションが複数通貨で設定されている場合のみです。 | 
| 連結 | FCCS_Entity Input | 連結ディメンションを使用すると、連結プロセスの各ステージの実行に使用する詳細をレポートできます。デフォルト・メンバーは、FCCS_Entity Inputにマップする必要があります。 「ロケーション」の「連結値」オプションを使用して、ロケーションごとに、異なる上書き金額または上書きレートを異なるソース・メンバーにロードすることもできます。ロケーションの定義を参照してください。 | 
| シナリオ | すべての基本メンバー。 | 標準のユーザー定義のシナリオ・メンバー。 | 
| エンティティ | すべての基本メンバー | |
| 会社間 | "FCCS_No Intercompany"またはICP_<ENTITY>。 | 会社間がない場合は、メンバーFCCS_No Intercompanyを使用します。そうでない場合は、ユーザー定義のICPメンバー(通常はICP_<ENTITY>)を使用します。 | 
| 勘定科目 | すべての基本メンバー | 任意のユーザー定義の基本メンバー。 | 
| 増減 | FCCS_No Movementまたは任意の基本メンバー。 | 増減がない場合は、メンバーをFCCS_No Movementとして指定します。そうでない場合は、必要な増減メンバーを選択します。 増減ディメンション・メンバーの例: 
 | 
| データ・ソース | FCCS_Data Inputのすべての基本メンバー | デフォルトは、FCCS_Managed Dataです。 | 
| 複数GAAP | FCCS_Local GAAPまたは任意のユーザー定義の基本メンバー。 | デフォルトは、FCCS_Local GAAPです。Tax Reportingに用意されている基本メンバーを使用することもできます。 | 
| 管轄 | 任意の有効な基本メンバー。デフォルト・メンバーは、"TRCS_No Jurisdiction"です。 | デフォルト・メンバーはTRCS_No Jurisdictionですが、有効な任意の基本メンバーを選択できます。 |