Date

Dateは、オンライン・レポートにデータが挿入された日付と時刻、またはスナップショット・レポートが保存された日付と時刻を戻すテキスト関数です。これらの日付と時刻は、レポート・サーバーから取得され、レポート・サーバーがある国の日付と時刻に対応します。Dateは、テキスト・ボックス、テキスト・セル、行見出し、列見出しで使用できます。

注:

日付と時間のフォーマットはロケールによって異なります。このトピックの例は米国の場合です。

構文:

<<Date("format,TimeZoneId")>>

引数 説明

format

デフォルトで日付/時刻のユーザー・プリファレンスに設定されます。有効な値は、Java SimpleDateFormatで受け入れられる値、"ユーザー"または空("ユーザー")です。

日付と時刻のformat文字では、大文字と小文字が区別されます。

TimeZoneId

有効な値は、Java TimeZone.getTimeZone()で受け入れられる値またはサーバーのタイムゾーンです。たとえば、TimeZone.getTimeZone()の場合、東海岸を指定するには、"America/New_York"と入力します。

TimeZoneIDを使用している場合は、formatパラメータを引用符で囲む必要があります。これは、TimeZoneIdが示されている場合にのみ適用します。TimeZoneIdを増加させる前のレポートを更新する必要はありません。

表-14 日付と時刻のフォーマット用の文字

フォーマット用の文字 意味 データ型

G

紀元

テキスト

AD

M

テキストまたは数値

7月の場合、Mでは7、MMでは07、MMMではJul、MMMMではJulyと表示されます

d

数値

10

h

時(午前/午後1-12時)

数値

11

H

時(0-23時)

数値

22

m

数値

30

s

数値

25

S

ミリ秒

数値

978

E

曜日

テキスト

E: Tue EE: Tuesday

D

元旦から数えた日数

数値

189

F

月の初めから数えた曜日

数値

<<Date("dd-MMM-yy ‘is the’ F 'th ' E 'of' ‘MMM")>>は、次のような値を戻します。

24-Dec-02 is the 4th Tue of Dec

w

元旦から数えた週の数

数値

27

W

月の初めから数えた週

数値

2

a

午前または午後

テキスト

PM

k

時(1-24時)

数値

23

K

時(午前/午後0-11時)

数値

午後3時37分の場合: 3

z

タイム・ゾーン

テキスト

太平洋標準時

y

数値

2002,02

'

リテラル・テキスト

テキスト

<<Date(" D’the day of ’yyyy")>>は、「2002年の105日目」となります。

' '

2つ続けた一重引用符で、1つの一重引用符を示す

テキスト

<<Date("k:mm ‘O’’Clock’ a")>>は、「6:15 O'Clock PM」となります。

注:

O'Clockのように、一重引用符やアポストロフィを表示するには、一重引用符を2つ続けて使用します(O''Clock)。

format文字を使用する際の考慮事項:

  • format文字の個数によって、フォーマットが決まります。

    • テキストでは、パターンを示す文字が4文字未満の場合は、短縮形または略号を使用することを意味します。

    • 4文字以上は、完全な形式を使用することを意味します。

    • MとMMは、月の数字を使用することを意味します。

    • MMMは、月の3文字の短縮形(英語)を使用することを意味します。

    • MMMMは、月の完全な名前(英語)を使用することを意味します。

    たとえば、4月24日の場合:

    <<Date("dd-M-yy")>>は、24-4-02となります

    <<Date("dd-MM-yy)>>は、24-04-02となります

    <<Date("dd-MMM-yy")>>は、24-Apr-02となります

    <<Date("dd-MMMM-yy")>>は、24-April-02となります

  • 数字の場合は、数字のパターンを示す文字の個数は最小の桁数を示します。それより桁数の短い数字には足りない桁にゼロが挿入されます。年は特別な例です。"yy"では年数の最後の2桁が表示され、"yyyy"では4桁で年が表示されます。

    たとえば、2月の場合:

    <<Date("MM-yyyy")>>は、02-2002となります

  • すべて大文字で示されたアルファベット、またはすべて小文字で示されたアルファベットは、特別なformat文字であるかどうかにかかわらず、パターンとしてみなされます。

  • リテラル・テキストは一重引用符で囲みます。一重引用符(アポストロフィ)をリテラル・テキストで使用する場合は、テキスト全体を一重引用符で囲んだ上で、アポストロフィのかわりに一重引用符を2つ続けて使用します。

    たとえば、4 o'clockと出力するためのフォーマットは、次のとおりです。

     <<Date("hh 'o''clock' ")>>

例:

日付フォーマット 結果

<<Date("d/M/yy")>>

23/3/02

<<Date("d-MMM-yy")>>

23-Mar-02

<<Date("EEEE, MMMM dd, yyyy")>>

Tuesday, March 23, 2002

<<Date("h:mm:ss a")>>

12:52:05 PM

<<Date("h:mm:ss a zzzz")>>

12:52:05 PM Eastern Standard Time

<<Date("EEEE, MMMM dd, yyyy G 'time:' h:mm:ss a zzzz")>>

Tuesday, March 23, 2002 AD time: 12:52:05 PM Eastern Standard Time

<<Date("hh 'o’’clock' a, zzzz")>>

12:00 PM, Eastern Standard Time

注:

テキスト内に1つの一重引用符が表示されるようにするには、一重引用符を2つ続けて入力する必要があります。