注:
この関数は、Oracle Essbaseデータベース接続またはPlanningデータベース接続のみで使用できます。
MemberAlias
は、テキスト関数です。使用される構文に基づき、行、列、ページまたは視点(POV)内のディメンションに割り当てられたメンバーの別名を戻します。
次の構文は、行見出し、列見出しまたはページの別名を戻します。構文は、任意の見出しセル、テキスト・セル、またはテキスト・ボックス・オブジェクトからデプロイでき、現在のレポートのすべてのグリッドを参照できます。
<<MemberAlias("GridName", Row/Col/Page, "DimName")>>
次の構文は、行見出し、列見出しまたはページ内の別名を戻します。この構文は、カスタム見出しとして指定されているグリッド内の任意の行見出し、列見出し、ページ見出しからデプロイできます。カスタム見出しを指定するには、ページ、行見出しまたは列見出しをクリックし、プロパティ・シートで「カスタム見出し」を選択します。カスタム見出しの下にあるスペースに関数を追加できます。
<<MemberAlias(
"DimName")>>
次の構文は、グリッドまたはユーザーのPOVの別名を戻します。この構文は、任意のテキスト・セルおよびテキスト・ボックス・オブジェクトからデプロイでき、現在のレポート内のすべてのグリッドおよび該当するPOVを参照できます。
<<MemberAlias("
GridName, "POV DimName")>>
引数 | 説明 |
---|---|
GridName | グリッドの名前 |
Row/Col/Page | グリッドのすべてのページ・ディメンションのメンバーの組合せのインデックスを表す数値。グリッド内の最初のページ・ディメンションにおける組合せのインデックスは1、2番目のページ・ディメンションにおける組合せのインデックスは2、以降、同様に続きます。 |
DimName | グリッドの行、列またはページ内のディメンションの名前。 |
POV DimName | グリッドまたはユーザーPOVのディメンションの名前。 |
例:
Grid1、列Aの製品ディメンションに割り当てられた、「Diet Root Beer」という別名を表示します。
<<MemberAlias("Grid1", A, "Product")>>
<<MemberAlias(current, A, "Product")>>
年ディメンションの別名を表示します。構文は、グリッドのカスタム見出しに配置されます。
<<MemberAlias("Year")>>
<<MemberAlias(current)>>
Grid1に関連するPOVのシナリオ・ディメンションの別名を表示します。
<<MemberAlias("Grid1", "Scenario")>>
<<MemberAlias(current, "Scenario")>>
注:
MemberAlias
は、ページ・ディメンション・パラメータを指定する際に、グリッド・セルまたはテキスト・ボックス・オブジェクトで使用された場合は、Current
キーワードのみをサポートします。その他のパラメータ(グリッド、行、列)はテキスト・ボックス・オブジェクト、ヘッダー、フッターではサポートされません。テキスト関数でのCurrent/Curキーワードの使用を参照してください。
注:
行または列の一部ではないセルでMemberAlias
を使用すると、ページ・ディメンションで参照されたときに更新しません。
次の例で、MemberAlias
は、行のディメンション<<MemberAlias("Grid1", Current, "Entity")>>
の上にある列ヘッダーにあります: