行、列またはセルの参照引数

行、列またはセルの引数の構文は次のとおりです。

FunctionName(GridName.GridElement[segment(range)].Property)

表-7 引数のコンポーネント

引数 説明
GridName

(オプション)グリッドの名前。

たとえば、Difference (grid1.row[5], grid2.row[5])は、グリッド1の行とグリッド2の行の差を戻します。

GridName を指定しない場合、デフォルトは式を挿入した現在のグリッドになります。

GridElement

(オプション)キーワードrowcolcolumnまたはcellのいずれかです。

たとえば、Max(row[1], row[2], row[3])は、これらの3行の最大値を戻します。(キーワードrowcolumn、またはcolはオプションです。)

行および列のセグメントIDを指定する必要があります。たとえば、cell[2, A]は、行2と列Aの交差であるセルを参照します。

キーワードcellは、オプションです。たとえば、[5,B]は、行5と列Bの交差であるセルを参照します。セルの参照には、[row, col]構文または[col, row]構文を使用できます。

GridElement が指定されている場合、文字は列を、数字は行を示します。たとえば、Max ([1,A], [2,A], [3,A])という構文が使用できます

segment

(必須)グリッド内の行、列またはセルの参照番号。展開される行また列に対しては、セグメントを指定する必要があります。たとえば、row[2]は、行セグメント2を指します。セグメントは、角カッコ[ ]で囲んで示します。

range

(オプション)指定されたセグメントから展開される行、列またはセル。 range が指定されている場合は、指定された範囲のみを使用して式が計算されます。たとえば、row[2(3:5)]では、展開されたセグメント2の3番目から5番目までの行のみが使用されます。

range が指定されていない場合、展開されるセルのすべてが使用されます。

注:

セグメントが1行または1列のみの場合は、 range 引数を使用しないでください。

property

(オプション)キーワードaverageaverageAcountcountAmaxminproductまたはsumのいずれかです。プロパティは、指定済の展開される行、列またはセルを集約するために使用されます。

参照が引数の場合にはプロパティを指定しないでください。プロパティを指定しないと、関数による参照の計算が最適な方法で実行されます。たとえば、次の式は、行1と行 2にあるセルの平均を戻します。

Average(row[1], row[2])

一方、次の式は、最初にrow[1]の平均を計算してからrow[2]の平均を計算し、次にこれらの2つの値を足して2で割ります。

Average(row[1].average, row[2].average)

関数の引数として使用されていない行、列またはセル参照のデフォルトのプロパティは、sumプロパティです。たとえば、次の式のデフォルトのプロパティはsumです。

row[2]

集約プロパティ引数および参照プロパティ引数を参照してください。

segment のみが参照の必須コンポーネントなので、次の参照は同じになります。

 Grid1.row[1].sum
 [1]

AverageACountAの計算には、#missingおよび#errorのセルも含まれます。たとえば、行1が、Qtr1 = 100、Qtr2 = 200、Qtr3 = #missing、Qtr4 = 400と展開するセグメント行の場合、次の関数は4という結果を戻します。

row[1].CountA

これ以外のすべての関数は、#missingデータまたは#errorセルを計算から除外します。たとえば、前述のQtr1 = 100、Qtr2 = 200、Qtr3 = #missing、Qtr4 = 400と展開する行1で、次の例は3という結果を戻します。

row[1].Count