ユーザーが複数のアプリケーション・ドメインにアクセスしてOracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)を操作する場合、サービス管理者は必要なすべてのドメインURLをマニフェスト・ファイルに追加する必要があります。
Macまたはブラウザ内のExcelに使用されるSmart Viewユーザー・インタフェースの情報に加え(マニフェスト・ファイルについてを参照)、マニフェスト・ファイルでは、ユーザーがアクセスするアプリケーション・ドメインに関する情報を「ドメインURL」および「アプリケーション・ドメイン」フィールドを使用して指定します:
ドメインURL—複数のログイン・ドメインが構成されている場合に、ログイン・ドメインURLを追加するのに使用します。追加したログイン・ドメインは、「アプリケーション・ドメイン」にリストされます。
アプリケーション・ドメイン—「サーバーURL」のエントリから導出されたデフォルトのログイン・ドメインURLがリストされます。環境で複数のログイン・ドメインを使用している場合は、「ドメインURL」に追加した追加のドメインがリストされます。
デフォルトのログイン・ドメインに加えて、2つのドメインURLが、アプリケーション・ドメインのログイン検証をサポートするために含まれています。これは次のとおりです:
https://login.oci.oraclecloud.com
https://consent.truste.com
Figure 4-2は、「マニフェスト・ファイルの作成」ページの「ドメインURL」と「アプリケーション・ドメイン」フィールドが含まれている部分を示しています。
Figure 4-2 「マニフェスト・ファイルの作成」ページの「ドメインURL」および「アプリケーション・ドメイン」フィールド
「サーバーURL」フィールドには、「マニフェスト・ファイルの作成」ページにアクセスしたときにログインしたサーバーのURLが表示されます。このフィールドは読取り専用です。Figure 4-2の例は、一般的なURL構文を示しています。
追加のアプリケーション・ログインURL情報を「ドメインURL」フィールドに入力します(マニフェスト・ファイルの作成および保存の4を参照)。
Oracle Identity Cloud Service (IDCS)を使用してOCI環境に入った場合は、IDCS URLをドメインURLとして追加します。たとえば、URLを次の形式で追加できます:
https://idcs-<instanceID>.identity.oraclecloud.com
URLの形式は異なる可能性があります。
Note:
「アプリケーション・ドメイン」にドメインURLがリストされていない場合、ブラウザ・セッションの起動時に不明なドメイン・エラーが発生し、Smart Viewのサインインは失敗します。
追加したアプリケーション・ドメインURLおよびIDCS URL (該当する場合)は、Figure 4-3およびFigure 4-4の例のように、「アプリケーション・ドメイン」フィールドに表示されます。
Figure 4-3 追加のドメインURLが表示された「アプリケーション・ドメイン」フィールド
Figure 4-4 追加のドメインURLおよびIDCS URLが表示されたOCI環境の「アプリケーション・ドメイン」フィールド
マニフェスト・ファイルに必要なアイデンティティ・ドメインURLとOracle Cloud EPM URLを取得するには、アイデンティティ・ドメイン管理者またはサービス管理者にお問い合せください。
ドメイン管理者とアイデンティティ・ドメイン管理者: Oracle CloudコンソールのIAMインタフェースからアイデンティティ・ドメイン情報にアクセスします。