「ドキュメント・コンテンツ」ペインの使用

「ドキュメント・コンテンツ」ペインは、Smart Viewパネルのタスク・ペインです。このペインでは、現在開いているOffice文書に存在するコンテンツを表示、編成してアクションを実行できます。

「ドキュメント・コンテンツ」ペインにはOfficeオブジェクトが階層ツリー形式で表示され、ワークブック、プレゼンテーション、文書のコンテンツを、コンテンツのプロバイダやタイプにかかわらず、拡張機能からのコンテンツも含めて、簡単に閲覧して操作できます。コンテンツは、プロバイダ接続、またはシート、スライド、ページでのドキュメントのレイアウトに基づいて表示されます。

「ドキュメント・コンテンツ」ペインでは、次のことができます:

  • すべてのドキュメント・コンテンツを構造化されたツリー形式で表示します。
  • 様々なデータ・プロバイダ・ビューに切り替えます。
  • オブジェクトのリフレッシュ、削除、挿入などのアクションをコンテンツに対して実行します。
  • 選択したオブジェクトのプロパティを表示します。

ドキュメント・コンテンツの表示

ドロップダウン・リストをクリックすると、データ・プロバイダの接続およびシート、スライドまたはページに従って分類された、ワークブック、プレゼンテーションまたはドキュメントのコンテンツが表示されます。

  • データ・ソース・プロバイダごとに、ワークブック、プレゼンテーションまたはドキュメントに存在する、シート、スライドまたはページを表示できます。
  • 各シート、スライドまたはページごとに、フォームやアド・ホック・グリッドなどのドキュメント・コンテンツを表示できます。
  • ドキュメント・コンテンツごとに、(存在する場合は)任意のチャート、表またはPOVオブジェクトを表示できます。

たとえば、図17-1のドロップダウン・リストには、共有接続を使用したオンプレミスのEssbaseおよびPlanningへの接続を含むワークブックが表示されています。3番目の接続は、プライベート接続を使用したオンプレミスOracle Business Intelligence Enterprise Editionに対して表示されています。

図17-1内のワークブックのドロップダウン・リストには、共有接続シートのコンテンツおよびプライベートOracle BI EE接続シートのコンテンツを表示するためのオプションが表示されます。

図17-1 ドロップダウン・リストが表示されているドキュメント・コンテンツ・ペイン


ドロップダウン・リストが表示されているドキュメント・コンテンツ・ペイン。

シート1が開いていると仮定して、「ドキュメント・コンテンツ」リストで「現在のドキュメント」を選択します。コンテンツ・リストが変わり、シート1にEssbaseアド・ホック・グリッド、アド・ホック問合せおよびチャートが含まれ、シート3にPlanningグリッド、アド・ホック問合せおよびチャートが含まれていることが示されます。

図17-2 シート1およびシート3のコンテンツが表示されているドキュメント・コンテンツ・ペイン

シート1およびシート3のコンテンツが表示されているドキュメント・コンテンツ・ペイン。

表示をOracle BI EEに切り替えるには、Oracle BI EEの下の「ドキュメント階層」を選択すると、コンテンツの表示が変わります。図17-3は、「ドキュメント・コンテンツ」ペインのOracle BI EEコンテンツの例を示しています。

図17-3 Oracle BI EEのコンテンツを表示する「ドキュメント・コンテンツ」ペイン


「ドキュメント・コンテンツ」ペインはExcelシートのコンテンツをツリー形式で表示します。このシートには、2つのチャートと表が含まれます

通常、コンテンツはOracle Smart View for Officeプロバイダ(Oracle Essbase 、Oracle Hyperion Financial Management、Oracle Hyperion PlanningおよびOracle Hyperion Reporting and Analysis)でグループ化されます。Oracle BI EEのコンテンツは、別のグループに分けられます。異なるデータ・ソースの複数のオブジェクトを含むワークブックで、図17-4に示されている「ドキュメント・コンテンツ」ドロップダウン・メニューを使用してビューを切り替えることができます。

図17-4 「ドキュメント・コンテンツ」ドロップダウン・メニューで使用可能なオプション


「ドキュメント・コンテンツ」ドロップダウン・メニューには、2つのワークシートがリストされている「現在のドキュメント」オプション、プロバイダごとにリストされるオブジェクトを含む「すべての接続」オプションおよびドキュメント階層がリストされているオプションが表示されています。

「すべての接続」オプションを選択すると、「ドキュメント・コンテンツ」ビューが、プロバイダ別にソートされたオブジェクトを表示するように変更されます(図17-5)。

図17-5 ドキュメント・コンテンツでプロバイダごとにリストされるSmart Viewのプロバイダ・コンテンツ


プロバイダごとにリストされたプロバイダ・オブジェクトをリストするドキュメント・コンテンツ(アド・ホック問合せおよびフォーム)。

一般的なタスクの実行

プロバイダによって異なりますが、「ドキュメント・コンテンツ」ペインで選択したオブジェクトに対して、様々なタスクを実行できます。

  • ほとんどのプロバイダで、シート、スライド、文書のコンテンツの「選択」、「リフレッシュ、「削除」が可能です。

  • ほとんどのプロバイダで、レポート・オブジェクトを挿入し、他のタスクを実行できます。

  • Oracle BI EEプロバイダでは、個々のビューに対して追加のタスクを実行できます。たとえば、ビューをマスクしたり、ビューのプロパティを表示したりすることができます。

たとえば、図17-7では、シート1にEssbaseアド・ホック・グリッド、アド・ホック問合せおよびチャートが表示されています。Planningの場合は、同じアーティファクトがSheet3にも表示されています。

シート、スライドまたはページのノードを選択すれば、それらに対して実行できるアクションが表示されます。この例では、「Sheet1」のシート・ノードが選択され、選択したシートで使用可能な「リフレッシュ」および「シート情報」アクションが「ドキュメント・コンテンツ」ペインの下部に表示されています。

図17-6 ドキュメント・コンテンツでシート・ノードが選択されたEssbaseアド・ホック・グリッド


「ドキュメント・コンテンツ」ペインに、シート・ノードが選択された状態で示されているアド・ホック・グリッドおよびチャートを含むExcelシート。

同様に、シート、スライドまたはドキュメントにあるドキュメント・オブジェクトを選択すれば、それらに対して実行できるアクションを表示できます。たとえば図17-7では、最初のオブジェクトであるEssbaseアド・ホック・グリッドが「Sheet1」で選択されているので、使用可能なアクションとして、「選択」、「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」、「リフレッシュ」、「接続の変更」および「削除」オプションがペインの下部に表示されるようになりました。

図17-7 ドキュメント・コンテンツで選択されたEssbaseアド・ホック・グリッド


「ドキュメント・コンテンツ」ペインでEssbaseアド・ホック・グリッドが選択されています。使用可能なアクションは、「選択」、「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」、「リフレッシュ」、「接続の変更」および「削除」です。

次のタスクを実行できます:

  • シート、スライドまたはページのノードを選択して、「リフレッシュ」をクリックすると、ノードにあるドキュメントがリフレッシュされます。

  • シート・ノードを選択し、「シート情報」をクリックすると、「シート情報」ダイアログ・ボックスが表示されます。ここで、シートやワークブックのメタデータを「保存」または「削除」することもできます。

  • シート、スライドまたはページのノードでドキュメント・ノードを選択して、次を実行します:
    • 「選択」をクリックして、コンテキスト内のドキュメントを開き、そのオブジェクトをアクティブ化します。
    • 「リフレッシュ」をクリックして、コンテンツをリフレッシュします。
    • 「接続の変更」をクリックして、別の接続を設定します。
    • 「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」をクリックして、チャート、表またはPOVオブジェクトを挿入します。レポート・オブジェクト/コントロールの挿入を参照してください。
    • 「削除」をクリックして、シート、スライドまたはページからドキュメントを削除します。
  • ドキュメントにあるオブジェクトを選択して、次を実行します:
    • 「選択」をクリックして、コンテキストのオブジェクトを設定します。
    • 「名前変更」をクリックして、「ドキュメント・コンテンツ」ペインに表示されるオブジェクトの名前を変更します。
    • 「削除」をクリックして、ドキュメントからオブジェクトを削除します。

レポート・オブジェクト/コントロールの挿入

EssbaseおよびPlanningアド・ホックなどの一部プロバイダの場合は、アド・ホックの問合せまたはグリッド・オブジェクトに基づいて、表、チャート、POVなどのレポート・オブジェクトを挿入できます。「ドキュメント・コンテンツ」のグリッドまたは問合せオブジェクトを選択してから、「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」を選択し、挿入したオブジェクトの位置やサイズを変更して、「リフレッシュ」をクリックします。


「表」または「チャート」の挿入オプションを含む「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」ダイアログ

レポート・オブジェクトの挿入時には、次の点に注意してください:

  • 「ドキュメント・コンテンツ」ペインから大きなデータセット(例: 3,000セル以上)の3Dチャートを挿入する場合、Microsoft Officeは大量のメモリーを消費するため、失敗する場合があります。この問題を回避するために、Smart Viewはチャートを2Dとしてレンダリングします。
  • Microsoft WordおよびMicrosoft PowerPointに表およびPOVのレポート・オブジェクトを挿入するには、Microsoft Officeアプリケーションの「セキュリティ センターの設定」でActive Xの設定が有効になっていることを確認します。
  • チャート・レポート・オブジェクトをMicrosoft PowerPointに挿入するには、Microsoft PowerPointへのチャートの挿入を参照してください。
  • スマート・スライスおよびOracle Hyperion Financial Reportingの場合、関数グリッドおよびスライダのコントロールなどのレポート・オブジェクトを挿入できます。これらのレポート・オブジェクトを挿入するには、スマート・スライスおよびSmart ViewとFinancial Reportingを参照してください。

プロパティの表示

PlanningやEssbaseオブジェクトなどのSmart Viewプロバイダ・コンテンツの場合、「ドキュメント・コンテンツ」のツリー領域をクリックして、図17-8に示すようにオブジェクト・アイコンの上にカーソルを置いてサーバー、アプリケーション、キューブ、URL、プロバイダ、POV、別名表などの接続プロパティを表示できます。プロパティはプロバイダによって異なります。

図17-8 Essbaseアド・ホック問合せの接続プロパティ


「ドキュメント・コンテンツ」ツリーのオブジェクト・アイコンにカーソルを置くことで表示されるアド・ホック問合せの接続プロパティ。表示されているプロパティは、サーバー、アプリケーション、キューブ、URL、プロバイダ、POV、別名表です。

Oracle BI EEコンテンツの場合、Oracle BI EEオブジェクトを選択し、「ドキュメント・コンテンツ」の下部にある「プロパティ」リンクを使用して、接続およびその他のプロパティが表示される「プロパティの表示」ダイアログを起動します(図17-3を参照)。