属性関連付け処理を使用すると、属性に関連付けられた交差にあるEssbaseのセルに、#Invalid/Meaninglessオプションに指定された値を表示できます。
「属性関連付け処理の有効化」を選択すると、呼び出される属性交差セルは、基本ディメンションに関連付けされません。場合によっては、これらのセルは可変属性であることがあります。
デフォルトでは、「属性関連付け処理の有効化」オプションはクリアされています。クリアすると、#Invalid/Meaninglessで指定された値を表示するかわりに、基本ディメンションに関連付けられていない属性セルのデータ値が#Missing
として表示されます。
注:
「属性関連付け処理の有効化」オプションを選択すると、アド・ホック問合せのパフォーマンスが低下することがあります。
たとえば、Productディメンションのすべての製品で瓶の売上を示すアド・ホック・グリッドを作成するとします。コーラおよびダイエット・コーラの場合、瓶は使用できませんが、瓶はProductディメンションの他のすべての製品で使用できます。この場合、瓶の属性はコーラまたはダイエット・コーラに関連付けられません。
図10-4に示すように、「属性関連付け処理の有効化」オプションを選択すると、瓶のコーラおよびダイエット・コーラの売上のセルには、デフォルトで#Invalid
と表示されます。これらのセルには独自のラベルを定義できます。
図10-4 「属性関連付け処理の有効化」が選択されているアド・ホック・グリッド
「属性関連付け処理の有効化」オプションをクリアすると、属性が基本ディメンションと関連付けられていない同じ交差にあるセルは、図10-5に示すように#Missing
と表示されます。この場合、実際にデータが欠落している属性セルと、基本ディメンションに関連付けられていない属性セルが不明であるため、データは含まれません。
図10-5 「属性関連付け処理の有効化」オプションがクリアされているアド・ホック・グリッド
#Invalid/Meaninglessで定義されたラベルを表示するために、基本ディメンションに関連付けられていない属性データ・セルを有効にするには:
Smart Viewのリボンから、「オプション」を選択し、「データ・オプション」を選択します。
「置換」セクションで、次の操作を実行します。
「属性関連付け処理の有効化」を選択します。
#Invalid/Meaninglessオプションの場合、#Invalidを選択するか、基本ディメンションに関連付けられていない属性セルに表示するラベルを指定します。
アド・ホック問合せを実行し、#Invalid/Meaninglessに指定した値を含むセルをメモします。これらは、基本ディメンションに関連付けられていない属性セルです。