ユーザーがフレックス・フォームを変更すると、変更されたグリッド・レイアウトは現在のセッションのコンテキストでのみ維持されます。フレックス・フォームを再度開くと、フレックス・フォームのレイアウトは元の状態に戻ります。
分散がサポートされるのは、行に勘定科目ディメンションがあり、期間が列ディメンションで、期間列がフレックス・ディメンションでない場合のみです。
Note:
フォーム設計中は、Smart Viewオプション「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」を無効にする必要があります。
次の例では、フレックス・フォームに、アカウント、マーケットおよび年の3つの行ディメンションがあります:
D-Acc US Market FY18
D-Acc US Market FY19
D-Acc US Market FY20
[Delete]キーを使用してFY18の行を削除するには、[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを使用してD-Acc、US MarketおよびFY18の3つのディメンションをすべて選択してから、[Delete]を押します。
ただし、フレックス・フォームとして開いた場合:
「行のフレックス・フォームの有効化」と「列のフレックス・フォームの有効化」の両方のオプションが選択されている場合、コメントは保持されません。
「行のフレックス・フォームの有効化」オプションのみが選択されている場合、フォームの右側に入力したコメントはリフレッシュ後に保持されます。コメントは、フォームの下に直接入力した場合は保持されません。
「列のフレックス・フォームの有効化」オプションのみが選択されている場合、フォームの下に入力したコメントはリフレッシュ後に保持されます。フォームの右側に入力したコメントは保持されません。
設計により、展開/縮小の+および-はフレックス・フォームではサポートされません。かわりに、右クリックして表示される「Smart View」コンテキスト・メニューの「展開/縮小」コマンドを使用します。
フォーム定義時にディメンション・メンバーを別々の行または列に配置するには、フレックス・フォームの「メンバー選択」で、「選択内容を別々の行に配置」または「選択内容を別々の列に配置」を選択します。Planningの管理のフォームのメンバーの選択に関する項を参照してください。
ユーザーが、フレックス・フォームにすでに存在するメンバーの親または子であるメンバーを追加してリフレッシュすると、フォーム設計中にディメンション・プロパティ「展開開始」を選択した場合でも、子メンバーは縮小されます。ユーザーには、子メンバーが削除されたように見える場合がありますが、Smart Viewのコンテキスト・メニューで「展開/縮小」コマンドを使用して親を展開することによって、子メンバーを表示できます。
フレックス・フォームで数値メンバー名または共有メンバーを入力する場合は、メンバー名の前に一重引用符( ' )を入力します。
たとえば、4077などの数値メンバー名の場合、次のように入力します:
'4077
共有メンバーの場合、メンバー名を次のフォーマットで入力します:
'[Parent].[Shared Member]
例:
'[Sales Director 2].[410]
'[Default_Sales Director 2].[Default_International Sales]
フレックス対応のフォームをアド・ホック・モードで開くと、行ディメンションのインデントはデータの送信時に失われます。データをリフレッシュすると、インデントは通常に戻ります。
フレックス・フォームの行および列では、ユーザー変数、動的ユーザー変数、属性がある動的ユーザー変数および代替変数がサポートされます。ユーザーは、POVで変数を変更し、行および列のリフレッシュを実行して、それらの行および列を新しいメンバーに更新する必要があります。
除外メンバーをフレックス・フォームの行または列で入力できます。フォーム定義で除外されるメンバーをフレックス・フォームの行で入力でき、ユーザーは値を入力して送信できます。
フォーム定義で、「行のフレックス・フォームの有効化」、「列のフレックス・フォームの有効化」またはその両方が有効になっている場合、セグメント・プロパティの「非表示」および「読取り専用」は行または列のいずれに対してもサポートされません。「非表示」および「読取り専用」は単純なフォームでのみサポートされます。
管理者は、ビジネス・ルールを実行したり、フレックス・フォーム(または単純なフォーム)からフレックス・フォームまたは単純なフォームを開くようにアクション・メニューを構成できます。アクション・メニュー項目には、右クリックして表示される「Smart View」コンテキスト・メニューからアクセスします。アクション・メニュー項目は、フレックス・フォームのどこを右クリックしても表示されるように定義したり、特定のディメンション、メンバー、行、列、セルなどを右クリックすると表示されるように定義できます。
POVディメンションおよびページ・ディメンションについてWebアプリケーションで使用できる右クリック・メニューは、Oracle Smart View for Officeのフレックス・フォームでは使用できません。
Planningの管理で、フレックス・フォームのアクション・メニュー項目の設定についてはアクション・メニューの管理に関する項を参照してください。フレックス・フォームの追加情報は、フレックス・フォームの設計に関する項を参照してください。