データ・オプション

「データ・オプション」は、データ・セルの表示を制御します。

「データ・オプション」はシート・レベル・オプションで、設定しているワークシートに固有です。

注:

すべてのデータ・プロバイダで、表5-7にリストされているすべてのオプションがサポートされているわけではありません。特定のプロバイダでサポートされているオプションを見つけるには、この項にリストされているサブトピックを参照してください。

表5-7に記載されているデータ・セルの表示オプションを設定するには、Smart Viewのリボン「オプション」をクリックし、左パネルで「データ・オプション」を選択します。終了したら、変更を保存するための選択を行います:

  • OK

  • デフォルト・オプションとして保存

  • すべてのワークシートに適用

    注:

    PowerPointまたはWordでは、すべてのワークシートに適用オプションを使用できません。

前述のオプションの完全な説明は、シート・オプションを参照してください。

表5-7 データ・オプション

オプション 説明
行の抑制 グリッドを見やすくするために、表示する必要のないデータ・タイプを含む行を抑制できます。

ノート:

データなし/欠落

データベース内にデータが存在しないセルを含む行が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です)。

後で「データなし / 欠落」をクリアすると、抑制されていた値は、その時点以降にのみ表示されます。このオプションを選択していた間に抑制されていた値を取得するためには、ズーム・アウトしてからズーム・インする必要があります。

「データなし / 欠落」が'0または&ndに設定されている場合、複数グリッドのシートでデータ値'0および&ndを送信しても、正常に機能しません。

ゼロ ゼロのみを含む行が抑制されます。
アクセス権なし 行に含まれるデータを表示するためのセキュリティ・アクセスをユーザーが持っていない場合に、その行が抑制されます。

注:

このオプションがサポートされているのは、Oracle Hyperion Financial Management (オンプレミス)のみです。

無効 無効な値のみを含む行が抑制されます。
アンダースコア文字 メンバー名にアンダースコア文字を含む行が抑制されます(スマート・スライス操作では使用不可)。
繰返しメンバー グリッドの方向にかかわらず繰り返されるメンバー名を含む行が抑制されます。
列の抑制 グリッドを見やすくするために、表示する必要のないデータ・タイプを含む列を抑制できます。

ノート:

  • 抑制列では、セルによるExcelの式の参照は更新されません。

  • 「列の抑制」オプションは、Oracle Essbaseデータ・ソースに接続しているときには使用できません。

  • 「列の抑制」オプションは、Financial Managementデータ・ソースに対してアド・ホックを実行する際にはサポートされません。

  • EPM Cloud: 「データなし / 欠落」および「ゼロ」列抑制オプションの使用の詳細は、EPM Cloudフォームおよびアド・ホックでサポートされているデータ・オプションを参照してください。

データなし/欠落 データベース内にデータが存在しないセルを含む列が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です)。

後でデータなし/欠落をクリアすると、抑制されていた値は、その時点以降に入力された場合にのみ表示されます。このオプションを選択していた間に抑制されていた値を取得するためには、ズーム・アウトしてからズーム・インする必要があります。

ゼロ ゼロのみを含む列が抑制されます。
アクセス権なし 列に含まれるデータを表示するためのセキュリティ・アクセスをユーザーが持っていない場合に、その列が抑制されます。
置換 置換

#NoData/Missingラベル

#NoAccessラベル

#Invalid/#Meaningless

データ・セルには、データが欠落している、または無効である、あるいは表示権限のないデータが含まれている場合があります。Oracle Smart View for Officeでは、このようなセルにはデフォルトで#Missing#Invalidまたは#No Accessとそれぞれ表示されますが、これらのラベルの変更は可能です。これを行うには、これらのフィールドで次のいずれかを入力します:

  • 任意のテキスト(またはデフォルトのまま)。テキスト・ラベルは説明的であるという利点がありますが、Excel関数の失敗の原因になります。

  • #NumericZeroは、数値ゼロ(0)の置換ラベルを指定します。#NumericZeroとともに関数を使用できますが、下の「ゼロを送信」オプションを選択しないかぎり、(ゼロが置換ラベルではなく実際のゼロである場合でも)データベースにゼロを送信することはできません。数値ゼロのラベルを持つセルに依存する計算は正しく計算され、セルの値にゼロが取得されます。

    ノート: #NumericZeroを入力する場合は、期間にデータを分散するときに親データが削除されるように「ゼロを送信」オプションが選択されていることを確認します。

#Missing置換ラベルにより、セル交差のデータ値をクリアできます。たとえば、ニューヨークの販売データをクリアするには、SalesとNew Yorkが交差するセルで手動で#Missingと入力し、「送信」をクリックします。これにより、データベースからデータ値がクリアされます。このデータベースの後続の問合せでは、SalesおよびNew Yorkの交差で#Missingが表示されます。

ゼロを送信 前述の#Missingラベルに#NumericZeroを選択した場合、ゼロをデータベースに送信可能にする際は、このオプションを選択します。
無効なデータを表示 実際のデータが無効な場合でも、「#Invalid/#Meaningless」やその他の置換テキストではなく、実際のデータを表示します。データが存在しない場合、セルは空白のままです。
Essbaseフォーマット文字列を有効にする 数値データを表示する特定のフォーマットを管理者が作成している場合、このフォーマットのデータを表示します。
費用タイプの使用

Essbaseのみ:

収益、負債および所有者の資本勘定科目に関連する列のデータの符号を(正から負または負から正に)反転します。集約ストレージ・データベースでのみサポートされます。

このオプションを使用するには、Essbase管理者が費用タイプの符号を表示するようにアプリケーションを設定したことを確認します。

属性関連付け処理の有効化

Essbaseのみ:

コンテキスト属性または可変属性に関連付けられていないという理由のみで空のセルに対して#Invalidまたは#NumericZeroを表示する場合に選択します。

デフォルトでは、「属性関連付け処理の有効化」オプションはクリアされ、空のセルが#Missingとして表示されます。

アド・ホック・グリッドの属性関連付け処理の有効化も参照してください。

モード モード
セルの表示 Financial Managementのみ: 実際のデータを表示するかわりに、セルの計算またはプロセス・ステータスを表示できます:
  • 「データ」を選択すると、実際のデータが表示されます。

  • 「計算ステータス」を選択すると、データの計算、変換、集計を行う必要があるかどうかが表示されます。

  • 「プロセス管理」を選択すると、プロセス・ユニットと呼ばれるデータの組合せに対するプロセス管理レベルが表示されます。

データなし操作 ナビゲート中にソース・データを計算しないようにしてピボット、ズーム、選択項目のみ保持、選択項目のみ除去などの操作を高速化します。データを取得する準備ができたら、「データなし操作」をクリアします。
欠落ブロックの抑制 データベースにデータが存在しないセルのブロックを抑制します。

後に続く項では、プロバイダでサポートされているデータ・オプションを示しています。